仲畑貴志さんの話③

仲畑貴志+箭内道彦「コピーに勇気を」宣伝会議賞贈賞式特別対談より
2012.3.9青山ダイアモンドホール

「毎日新聞の万能川柳では、のけぞるようなスゴイ発見がある」
(←この話も聞きました。養成講座でも伝えています。小学生やおばあちゃんの句に、ものすごく斬新な、新鮮な、素直な視点を見ると。参考にすべき、と生徒には言っています。それに、あそこに載っている句は仲畑さんの目を留めさせた視点があるんだということがポイント)

■「イトイは例え話がものすごくうまい。ものごとを置き換えて伝えることがうまい」
(←伝えるテクニックのひとつとして大事なこと)

「コピーにしてもなんにしても、完成度を高めすぎるとスベる。お上手ね、で終わる。たどたどしかったり、無骨だったりするほうがチャーミングだったりして、そこが伝わるきっかけになる」
(←うまくしゃべるほど、伝わらなくなるなあ、みたいな仲畑さんのコピーもあったな)

「いいコピーを書こう、じゃなくて、クライアントのために課題解決のために、いいことを考えてそれを言語化したらコピーになってた、でいいんじゃないか。その言葉がいろんな人の口に上り、人から人へパスされていけば、それは単なる紙の上の一行じゃなくなる」
(←TCCの会報でコピー年鑑の総評で同じことをおっしゃっていました。いいコピーは、いいコピーを書こうとしないで、とりあえず、いいコトを考えることから生まれます』と。ボクはそういう言葉をこぼさないようにメモしてます)
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話を聞いて:会場の一番後ろで聞いていました。隣りに神谷クンがいて、ボクのことを『なにメモなんかしてるの』という目で見ていたかも知れません。いい年して何?と。でもボクは自分のためでもあるし、若いヤツら、仲畑さんと直接話したことのないヤツらに、ちょっとでもその空気を持って帰りたかった。ボクは若い頃サン・アドで、ただ仲畑さんとバカ話してるだけでコピーが上手くなるような気がしてたから。


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