チッチキチー

9代目中村組のOBが誕生日に描いてくれた絵、facebookのフィードに投稿してくれた絵の原画をくれた。背番号21番がシュートしている。ボールの軌跡が「チッチキチー」となっている。「チッチキチー」はボクの好きな大阪の漫才コンビ「こだまひびき」さんのギャグなんですが、これが専門クラスの講座に実は深い関係があるのです。

講座の時、コピーの講評でついキツイ口調になる時がある。そのとき「全然ダメ。書き手の自己満足でしかない。チッチキチー」とか「こんなきれいごとで通じるか?チッチキチー」というふうに、キツいことを言ったあとに「チッチキチー」を付けてみたら、案外コレが好評で、「ちょっと救われた気がする」と生徒たちに言われました。そうか。ボクの講座では、ダメなモノはダメとハッキリ言います。だけど、そればかりだとしんどくなるだろうから、「全然だめじゃん、チッチキチー」と言うようにしました。ボクのシュートには「チッチキチー」が見えるのです。

しかし、この絵、実にいいんですよ。ハガキ大の紙に、細い色エンピツで描かれた素朴な絵。その筆圧とか紙のざらつきとか裏の署名のカンジとか。デジタルのメディアに接する時間が多くなっているけど、やっぱりこう、手書きの良さには変わらないチカラがあるよなぁ、と思ったのでした。


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