山崎隆明さんの話

2010年10月18日ワトソンクリック中治信博さんと山崎隆明さんの話(山崎さん篇)

マーケティング協会かなんか主催のこれからのテレビCMについての話、だったかな。題名はどうでもよくて、ただ中治さんと山崎君の話を聞きたかったから行きました。

■「商品とちょっとズレたコトバがクチコミで広がる。『ツマラン!』は小学生がマネをした」
(←石井達矢さんも言っていた。子どもがマネし出したらそのCMは成功や、と。たぶん、石井さんは堀井さんから聞いたのだと思う。大事なことは伝えていこう)

■「石井さんは『商品を褒めすぎるな』といつも言っていた。褒めた瞬間にテレビの前の人はCMを拒否する。ありのままの姿を伝えることが、伝達力をあげるコツだ」
(←それはわかっているんだけど、クライアントがわかってないんだよね。どう説得するか。山崎さん石井さんのように実績・成功例を積み上げるしかないのか・・・)

■「ホットペッパーの替え歌篇は、YouTubeで一般人が勝手に新作を作ってくれた。CMをおもちゃにしてくれた」

■「意味を伝える言葉は、相手に興味がなければダメ。言葉を音にすると、入れる場所が違うかもしれない、と思った。例えば、メッセージを音にする。『♪売ったった〜クルクルクルクルクルマを売ったった〜クルマ売るならユーポス』とか」

■「いままでにないものは広告として目立つ。例えば、偽木村カエラ」

■「うまく言おうとしてないモノのほうが、伝わる。正論は伝わらない」
(←同感。コピーも同じ。人は誰も、知らない人の正論なんか聞きたくない。←これは石井達矢さんの言葉)

■「真面目に不真面目なことを考える」

■「モノを語るとき、そこに『人』がいる。『人』は喜ぶか?を考える。そこに『人』がいるかどうか」

■「CMが広がるインフラはできている。ツイッター、facebook、YouTubeとか」

■「言いたいことを言えば伝わるとは限らない」
(←言いたいことをそのまま言っても、それに価値がなければ伝わらない、ということ)

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お二人の話をメモして思ったボクの感想:テレビCMは効かないとかテレビは終わったとか言う人もいるが、ボクは全然そうは思わない。テレビCMとソーシャルメディアはつながっている。面白いCM、すごいCMはソーシャルメディアに乗って広がる。テレビCMは効くのか?は愚問。いいCMは確実に効いている。広告主が『効くCMとは何か』をわかっていないケースが問題なんだと思う。


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