武野武治さんの話

(ブックディレクター幅充孝さんからお聞きした話)

■武野武治(むのたけじ)という、もう96歳になる元朝日新聞記者。戦争報道に疑問を感じ、その責任を取るといって新聞社を辞めた幅さんの大好きな豪快なジャーナリスト。武野さんの講演会である人がこんな質問をしました。・・・・・(原発反対だかなんだか理由は忘れたけど)なにやら「デモを主導したくて人を集めたいのだが、ソーシャルメディアなどを使って集められないだろうか。どうしたらデモの賛同者を多く集められますか?」という質問を武野さんに投げた。すると武野さんは

「あなたには奥さんはいますか? お子さんはいますか? 家族もデモに参加していますか? してない? じゃあダメだ。自分の一番近い人も説得できなくて、ソーシャルメディアを使おうが何を使おうが、賛同者は集まりませんよ」

とバッサリ。痛快だった、と。インターネットの時代でもSNSの時代でも、コミュニケーションというのは人が人に伝える事でしょ。どんなメディアを使おうが、どんなハイテクを使おうが、自分の隣の人に伝えられない人に何ができますか? と武野さんはおっしゃっていたのでしょう。

(←昔、仲畑さんも同じことを言っていた。クライアントの担当者ひとりも説得できなくて、納得させられなくて、何万人、何十万人を説得、納得させられるのか?と。)


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