小田実さんの言葉

小田実さん

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思想というのは
歩いて考えるのがいちばんいい

小田実
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昔、NHKの番組で見た小田実さんの言葉です。歩きながら考えている時が多いという。たしかにボクの場合も、コピーを考えながら歩いていて、思い至ることは多い。デスクで一点を見つめながら考えるより、歩きながらとか移動の車窓から景色を眺めながら考えるのがたしかに好きだ。

「思想というのは歩いて考えるのがいちばんいい」と小田実さんが言うなら、ボクは「コピーというのは歩いて考えるのがいちばんいい」と言おうか。いや、一番いいなんて言わなくていいや。いろいろやってみればいい。

と、そんなこと書こうと思っていたとき、こんな記事を見つけた。
海馬の研究で有名な東京大学准教授池谷裕二さん(@yuji_ikegaya)がこう書いていた。

池谷裕二さん

人は新しいものに出会ったり、興味を持ったりしたときに「シータ波」という脳波が出る。この時にモノを憶えると記憶力が高まる。特に初めての場所を歩くと、無意識にたくさんの情報に対処しようとするので、シータ波がたくさん出て脳にいい。脳には年齢による衰えはないが、集中力は歳とともに衰える。多くの人はそれを歳のせいにするが、それは違う。集中力は体力なのだ。歩くことは、体力もつくし、シータ波も出る。体力がつくと集中力も上がり、より脳にいい刺激を与えることができる。(池谷裕二)

やっぱりね。

というわけではないんですが、最近汐留の会社から帰宅する時、普通は新橋から地下鉄に乗るところを、数寄屋橋の銀座駅まで歩くようにしています。体重を落とすための1日1万歩を実現するためでもあるのですが、銀座駅から乗る方が座れるんですよ。

追伸:10月23日に書いた養老孟司さんの「脳にいい話」一日一回は人間の作った物以外のものを見る時間をつくるといい、という話と合わせると、コピーは自然の中を歩きながら考えるのが一番いい、ということになりますね。やってみよっと。 http://baccano21.wordpress.com/2012/10/23/


小田実さんの言葉」への0件のフィードバック

  1. ぼくもときどき、「歩き頼み」になるときがあります。歩けばでるんじゃないかって。でも歩くことに期待しすぎてると出ないんですよね・・・

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