…損ですよ。

正直なニュース

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正直なニュース

普通預金に
お金を貯めすぎるのは、
損ですよ。

1992年 さくら銀行 
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このコピーにOKを出してくれたクライアントに感謝です。ダメで元々、のつもりで提案しました。「損ですよ」と言わせてくれました。考えてみれば、あたり前の話で、ボーナスを普通預金に入れたままにするより、定期預金や他の金融商品に預けた方がいいですよ、と言っているだけですからね。この場合は、下の小さな吹き出しで「やっぱりボーナスはスーパーMMCね」と言っています。

よくクライアントは「このコピーは他でも言える。もっとウチでしか言えないことを言ってくれ」と言いますが、ちょっと待ってくださいと言いたい。他社に勝る商品やサービスがあるなら、それを言うべきです。でも、銀行の商品にそんなに驚くほどの差はない。だとしたらどうするか。他社より先に新しいこと、鋭いことを言えばいい、とボクは思っています。「普通預金に貯めすぎると損だ」とは、どこの銀行も言っていない。どこも言っていないのは、もしかして隠しているのかもしれない、と思われているとしたら。それを言ってくれる銀行はなんて正直なんでしょう。一番最初に言うことで、他の銀行と差別化できます。他の銀行がくやしがる、やられたっ!と思うコピーを書けばいいと思ったのです。

この一連のシリーズとテレビCMのキャンペーンで、東京コピーライターズクラブの部門賞をいただくことができました。電通に移籍してなかなか馴染めず、調子を崩して落ち込んでいた自分にとって、とても励みになる賞でした。そのことは、受賞したコピー年鑑のコメントに現れています。それをコピーライターの児島令子さんも見つけてくれていました。ある日、児島さんも同じ境遇があったから気持ちはよくわかるよと言ってくれました。(93年ドラエモンのコピー年鑑です)


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