コピーライターという職業

コピー年鑑たち

先日、東京コピーライターズクラブのコピー年鑑の審査会がありました。今年の年鑑編集長は小野田隆雄さん。その小野田さんからお聞きした話を思い出しました。

小野田さんが「ゆれる、まなざし」をお書きになった1977年頃(なんと35才くらいっ !)でしょうか。コピー年鑑の審査員に任命されたにもかかわらず、「まあいいや」と審査の日にずる休みをした若き日の小野田隆雄さん。あとで秋山晶さんにこっぴどく叱られたそうです。

「君はコピーライターという『職業』をやっているんだ。その職業の将来のことをもっと大事に考えないとダメじゃないか!」

秋山さんたちは、いいコピーがたくさん掲載されたコピー年鑑をつくることが、いかに大事なことかわかっていらしたのでしょう。秋山晶さんや土屋耕一さん、清水啓一郎さんをはじめとする諸先輩方たちが『コピーライターという職業』を大切に考えていてくれたおかげで、いまの僕たちがコピーライターとして「新人賞」をいただいて泣きそうになり、「クラブ賞」をとってこの職業に自信が持てるようになり、コピー年鑑に掲載されることを誇らしく思えるようになった。それは、先輩たちがこのコピーライターズクラブを守り、発展させてくれたおかげなのだと思います。そして、今年も新人賞とクラブ賞が決まりました。


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