第17話 住友林業の家

住林のテラス

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.17

(この写真は幕張メッセで行われた住友林業の住宅フェアの家のテラス。こういうのいいなぁと撮ったものです。結局こんなスペースは取れませんでしたけどね)

世田谷の住宅街に建っている、その住友林業の街中モデルハウスは素敵でした。予算が合えば即購入してもいいくらい。ま、私たちには、予算も広さも2倍くらいの家でしたけどね。吹き抜けのリビング、隠れ家のような小さな和室、陽当たりのいい大きな窓。デジカメであちこち撮りました。その写真だけ見ると、文句のない家でした。

しかし、妻は「やっぱりアレはない」と言うのです。見に行ったのは3月中旬の午前中。ダウンのコートを着た、まだ寒い時期でした。妻は「家の中が寒くてダウンのコート脱げなかった」と言いました。滞在時間はせいぜい2、30分だったでしょうか。リビングのエアコンをつけてもらっていたのですが、天井の高いリビングはなかなか暖まらない。家のあちこちを見て回っても結局ダウンのコート着たままでした。

そうなんです。全館空調の三井ホームではそういうことはなかった。全館空調は常に室温をほぼ一定に保っているので、外から帰って来ても玄関も廊下も階段も家の中のあらゆる場所が一定温度に保たれています。エアコンで各部屋を暖める方式は、むしろロスが多いと思いました。

例えば、冬。室温を24℃くらいに設定しておけば、寒い季節、留守にしていても室温はそれほど下がらない。部屋ごとのエアコンだと、外出のときOFFにする。すると室温はどんどん下がる。家に帰るとその下がってしまった室温をまた24℃くらいまで上げなければいけない。フルパワーで暖めるのでその電気代もかかります。室内の温度変化が少ない。それが高気密・高断熱のツーバイフォーの得意技であり、そのツーバイフォーだから全館空調が活かせる。というわけで、中村家は三井ホームと契約することにしたのです。

第18話 覚悟の印鑑


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