林先輩の言葉①

いい気になるな

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いい気になるな

調子にのるな

大学時代のテニス同好会 林先輩の言葉
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大学のとき、テニスの同好会に所属していました。「テニス同好会」と聞くと軟弱なイメージをお持ちかも知れませんが、ウチのチームは違いました。成蹊アクティブローンテニスチームといいます。当時、大学2年生だった初代の先輩たちが、とある名門のテニス同好会から独立して新しくつくった同好会でした。『練習は体育会のように厳しく、練習後は同好会のように楽しく』がモットーでした。そのキャプテンが林桂二さんという人物でした。

1年先輩の林さん。海外留学とかをしていたから、ボクよりふたつ年上だったかと思います。ふだんはヘラヘラしてるのですが、ときどきビシッとした言葉をくれる人でした。『いい気になるな。調子にのるな』OB会で久しぶりにその林先輩とお会いした時に教えてもらった言葉です。お互い50代になって、社会人としてもベテランと言われる年齢になり、それなりのポジションにもなるだろう、と。そういう年齢のとき、人間はつい横柄になりがちだと林先輩は言うのです。そういう時は、この言葉を思い出すといいよ、と教えてくれました。その場でメモした言葉を、会社のデスクに飾っています。

思えば、若い頃。新人賞なんか獲って、さぁこれからだ、という頃。広告関係の雑誌社から原稿を依頼されることがありました。うれしいやら恥ずかしいやら、自分が書いたコメントが載るだけで、ありがたいことでした。それがどうでしょう。年を重ねるにつれ、コピーの審査員なんかやるようになり、原稿の依頼が来ても、その締切にルーズになっている自分がいる・・・。そこに「謙虚さ」がなくなっているではないか。まさに『いい気になるな。調子にのるな』 という言葉が必要です。この、林先輩からいただいた言葉は、今後一生お世話になりそうです。


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