熱海三平荘

三平荘萩の間.jpg

新橋駅の地下通路を歩いていて、電車の行き先表示に「熱海」とあると必ず思いだすことがふたつある。ひとつは中村組OB合宿で行く南明ホテル。もうひとつは「一行会」で行く三平荘。

一行会というのは、日曜の夕方現地集合して、飲んで句会をやって飲んで、というコピーライターだけの集団。第一回目は前田知巳くんとボクのTCC賞受賞のお祝いということで2001年の2月に集まった。仲畑さん、魚住さん、眞木さん、一倉さん、神谷くん、谷山くん、前田くん、佐倉とボク。

毎年同じ部屋に泊るので、1年ぶりなのにいつもなんだか懐かしい気持ちになる。いつもの部屋で飲み、いつもの宴会場で句会をやり、いつものカラオケスナックで歌う。その一行会も活動を休止している。一泊なのにすごいお金がかかるから?ではなく、飽きたから?でもない。行くと、眞木さんがいないことを思い出してしまうからだ。眞木さんがいなくなって、一度みんなで三平荘に行ったけど、誰もまた行こうと言いださないのは、みんな淋しかったんだと思う。

日曜の夕方、三平荘のいつもの部屋に行くと、眞木さんが先に来ていて「おぉタダシ、遅かったねぇ」とか言いながら浴衣姿でビールを飲んでいるんじゃないか、という気持ちになる。6月22日。今日は眞木さんの命日。もう4年になる。

酔眼の並びて楽し三平荘 京極(仲畑さんの俳号)

三平荘酔眼

(この文章は昨年facebookに書いたものです。自分のブログに記録として残したくて転載しました)


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