見せたい場所がある

伏流水1スタスタ歩く斎藤さん

夕方の飛行機までの時間、飛良泉本舗26代目斎藤先輩が『見せたい場所がある』と連れて行ってくれた。鳥海山をクルマで上って、駐車場から10分ほど歩く。「最近クマが目撃されているので注意してください」という看板を横目に、散歩道のように整備された山道を登って行くと、もうすでに脇を流れる水路の水がめちゃめちゃきれい。そしてこの滝にたどり着く。

伏流水滝

『ここの水でウチの酒、作ってるのよ』と斎藤さん。この水は川などの流れが落下しているのではなく、鳥海山にしみ込んだ雨や雪解けが伏流水として、ここで地表に湧き出しているという。その日は秋田にしては蒸し暑い日だったせいか、水面からモヤが立ち上がっている。写真に撮ると曇っているみたいだけど、実際はとても幻想的であたりの空気もヒンヤリして、マイナスイオン出まくりの場所だった。この水があって、秋田の米があって、鳥海山の麓の仁賀保町で酒をつくる。なんと自然なことだろう。この土地で人が米をつくる。そしてこの山が水をつくる。山ってすごいな。

滝看板
『元滝伏流水』
『この水は川などの流れが落下しているのではなく、鳥海山にしみ込んだ雨や雪解けが伏流水として、ここで地表に湧き出しているものです。5月中旬から下旬にかけては、山つつじが見頃を迎え、いっそう鮮やかさを増し、見る人の目を楽しませます』という看板。
http://www.hiraizumi.co.jpmiz

機械製品をつくっているわけじゃないので、工場はどこでもいいわけじゃなく、この地じゃないとできないものをつくっているんだな。しかも500年も昔から。こんどから『飛良泉』を飲むときは、この滝の音と景色とヒンヤリしたあの感じを思い出しながらいただきます。


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