第26話 子どもが育っていくカンジ

6.27工程表 なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.26

いよいよ基礎工事が始まります。基礎工事の様子を写真に撮っても、見栄えはパッとしませんが、とても大事な工程です。この様子はさすがに素人が見てもわかりません。三井ホームでは事前に工事の途中段階を見学させてくれました。街中モデルハウスというのが何棟かあって、その建築途中段階を見学させてくれるんです。これは大手のハウスメーカーならどこでもやっていることだと思いますが、一応聞いてみるといいと思いますよ。基礎工事の状態、上棟段階の状態などを見学できる。そこで素朴な疑問を聞いてもらえるので、かなり「不安」を軽減できました。

毎日見に行きたいのですが、そうもいかず。日曜日に見に行くとだいたい工事はお休みで、工事の方になかなか挨拶できませんでした。ボクらの仕事で言えば、撮影現場の足場を組んでいたり、照明を組み上げているときに、クライアントが見に来るあのカンジでしょうか。つくっているほうからすると「素人がわかりもしないのにチェックするような目で見るなよ、ちゃんとやるから任せてくれよ」と思うんじゃないかと思って。気持ちよく仕事をしてほしいので、大工さんたちに会うときは気を使いました。

ひとつ、これから家を建てようと思っている方にぜひお薦めしたいことがあります。それは『定点観測で写真を撮り続けること』です。ウチは家の前に外階段のアパートがあったので、ちょっと失礼して登らせていただいて、更地の状態から、コンクリートが打たれて、足場が組まれて、壁が組み上げられ・・・完成まで何枚も写真を撮り続けました。それはそれはいい思い出になりました。スライドショーでみると泣けてきます。ボクがハウスメーカーの営業だったら、施主の代わりにデジカメで押さえておいてあげて、完成引き渡しのときにサプライズでプレゼントしちゃうな。ゼッタイ喜ばれると思う。これ、そのままCMになると思うんだけどな。

ヘルメットこれはちゃんと片付けといてほしかった日曜日

出来上がったマンションを買うのもいいし、建売住宅を買うのもいいけど、更地からコンクリートの基礎が打たれて、骨組みができて、だんだん出来上がっていく様子を見ていると、家というモノが自分の子どもが育っていくような、なにか感情を持ったモノのように思えてくるんです。家を建てるって、そんな楽しみがあるように思いました。ま、それは三井ホームじゃなくてもいいんですけどね。

(ホントは基礎の写真なんかを載せたいんですが、間取りとかがわかっちゃうので、個人情報保護ということでご勘弁ください。味気ない写真でゴメンナサイ)

第27話 見えない部分


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