ブレーン10月号

ブレーン10月号079ページです

ブレーン10月号「私のチャージタイム」というコーナーに取り上げていただきました。いろんな制作者の気分転換にどんなことしてますか?というコーナーです。ナカムラはフットサルをやっているらしい、きっとアレが気分転換だ、と白羽の矢が向けられました。

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最初に書いた予定は守る

むかし、仲畑さんの書いたサントリーホワイトのコピーに「いいコピーが、 スッカラカンに書けない時は、 軽く飲んで、早く寝るしかないなぁ」というのがありました。最近思うのは、徹夜して仕事するよりも、ちゃんと寝て早起きした方が、いいコピーは浮かぶんじゃないかということです。

一日中仕事していれば血液もドロドロに汚れて酸欠状態。そんな頭で考えても、いいコピーなんて浮かぶわけがない。そういう意味で、スポーツをして血液をキレイにしてから仕事をしよう、と。

99年2月にサッカーチーム「FCバッカーノ」を立ち上げて、今年で15年目。フットサルは月2回ペースでやっていて、ほぼ皆勤で参加しています。夜の8時から10時の2時間なんですが、この時間は絶対に打ち合わせを入れないと決めています。スケジュールを入れる時、他の仕事が入っていたら許されて、プライベートだと許されないっておかしいと思うんですよ。どっちも大事な予定ですから。

だから僕は、『手帳に最初に書いた予定は必ず守る』というルールを決めたんです。身内に不幸があったとか、仲畑さんに呼び出されたというとき以外、基本的には最初に書いたものを優先するんですね。

一度決めた予定を変えると、芋づる式に他の人も予定をコロコロ変えないといけなくなるでしょ。僕が予定を変えちゃうとまた他の人にも迷惑をかける。そこは仕事もプライベートも対等で、絶対に守るようにしています。

メリハリをつける

チームはとにかく皆がフェアであることを大切にしています。例えばメンバーの背番号を決める時、会社の立場や年齢は関係なく、「参加ポイント」の高い順に優先権があるようにしました。「参加ポイント」というのは、練習への出欠連絡をしたら1ポイント。実際にボールを蹴りに来たら2ポイント。そのあと飲みに行ったら、また1ポイントというように、チームに貢献した分だけ加点されるんです。

もちろん飲み会の幹事をしてもポイントがつく。溜まったポイントは集計して、毎年忘年会のときに、合計ポイント数が高い順にベスト・イレブンを選出し、ピンバッジを贈呈しているんです。とにかく参加してる人がエライという方針です。

こういう仲間とやっていると、練習で大声を出すことも発散になるし、自分より20才も年下の人たちと対等に遊ぶことができる。もちろん練習中は携帯なんて通じませんから、仕事のことはスッカリ忘れる。そうすることでメリハリもつきます。

徹夜してダラダラ仕事をしてもアイデアが生まれないのと一緒で、普段も仕事だけじゃなくてリセットする時間が必要だと思うんですね。そして脳ミソ使ってものを考える仕事ですから、絶対に血液もサラサラのほうがいいんです。

(キャプション)
中村禎さんの背番号は「21」。「年長者がエースナンバーを取るのはカッコ悪いから」と、当時FCバルセロナの年長者だったルイス・エンリケと同じ番号を選んだ。
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