走りながら笑う

わかな3 19年前の黄ばんだハガキ

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走りながら笑う

わかな
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中目黒の「わかな」という小料理屋の話、その②です。(その①は、人生苦しい時はのぼり坂)このハガキは、「わかな」二周年の時の挨拶状。2年目から土曜日も営業することにした挨拶です(今は土日休みだそうです)

コピーはわかなさん、文字はボクの字です。「走りながら笑う」って、いいでしょう。すごくいいと思うんですよね。わかなさんという超ショートヘアで小柄なちゃきちゃきのお母さんが、カウンター8席くらい、テーブル席に6、7人の小さな店をずっと一人でやっている。毎日魚や野菜を仕入れて背中にリュックを背負い、両手に袋を持って、タッタカタッタカ歩いていく。無我夢中で働いて、忙しい時には無愛想で、でも辛そうな顔は絶対見せない。だから、走りながら、笑う。走っているときはキツい時もある、苦しいときもある。だけど、笑う。とても「わかな」っぽいと思います。(と、わかなさんを知ってる人はきっとそう思うでしょう)

その「わかな」が昨年20周年だったということは、この2周年のハガキは1994年のもの。何年かぶりに「わかな」に行ったときまだ持っていて、見せてくれました。黄ばんでいるところがなぜかうれしかった。また、忘れた頃にふらっと行きますか。


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