美しい日本語

皇后陛下

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「大震災とその後の日々が、
 次第に過去として遠ざかっていく中、
 どこまでも被災した地域の人々に寄り添う気持ちを
 持ち続けなければと思っています」

 皇后陛下
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美智子さま。数年前、たまたま両陛下をお見かけしたことがあった。横浜のホテルニューグランドでカレーライスかなんか食べていた時、ホテル前の道にニューグランドの従業員たちが全員ソワソワ並ぶものだから、だれかVIPでもくるのか?とその列に並んでみたら、そこに通りがかったクルマの列に天皇皇后両陛下が。なんか感動して涙が出そうになったことを憶えている。(実際涙はでた)自分は日本人なんだなあと、しみじみ思えた日があった。

その時にお会いした(正しくいうと見かけた)美智子様が10月20日がお誕生日だという朝日新聞の記事。福島原発のニュースは出ているけど、東日本大震災による避難者が今も28万人を越えているという事実がそんなに知られていないだろう。28万人….。満員の国立競技場の6倍…。

皇后さまのお誕生日の記事。一分のムダの無い「言葉」に背筋が伸びた。美しい日本語。その人の声が聞こえてきそうな「言葉」。贅肉がない言葉はやっぱり美しいなぁ。と同時に、忘れてはいけないことを、ちゃんとおっしゃってくださっている。この言葉を聞いた東北の方々がどれほど勇気づけられたことだろう。欲を言えば、新聞の一面に、この記事を出して欲しかった。ボクは美智子妃殿下のファンであります。

追伸:公共広告機構はこの言葉をみんなに知らせてくれないだろうか。日本人全員に。


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