さすがオシムさん

osimu

先日のテレビ番組、「スーパーサッカー」でオシムさんがW杯グループリーグの相手を分析していた。あの顔であの声でゆっくり話されたら、もう「おっしゃるとおりです!」と言うしかないほどの説得力でした。このビデオを代表選手にも見せて欲しいな。(関係者のみなさん、こういう貴重な映像は海外にいる選手たちともシェアしてくださいね)
————————————-
◎オシムさんの分析

ドログバデディエ・ドログバと誰か
私の意見だが、コロンビアとコートジボワールを比較すると
このグループで一番強いのはコートジボワールだ。
アフリカの選手は世界一だとうぬぼれる時がある。
そこにつけこんで引き分けに追い込むことができる。
(日本とコートジボワールは過去2勝1敗
直近の試合では、トゥーリオがドログバに体当たりし
ドログバを骨折させた)
日本の選手は体格の大きい選手とプレーできること、
コートジボワールのような大型選手と闘えることを証明した。

ツィオリスアレクサンドロス・ツィオロス
ギリシャもおそれることはない。
対戦した経験もあるし、ギリシャにはベテランが多いので
日本の速いテンポについていけないだろう。
ギリシャ人は自分たちが世界一だと思っている。
ギリシャの古い歴史が勘違いさせているのかもしれない。
だがプレーするのはピッチで、歴史など関係ない。

ファルカオファルカオ
コロンビアは危険で素晴らしいチームだ。
このグループで日本のアドバンテージは、
他のチームから過小評価されていることだ。
これがチャンスだ。
大切なのは負けないことだ。

グループ最終戦のコロンビア戦は日本の方が有利だ。
なぜならコロンビアは首位突破の大きな期待を背負い
プレッシャーがかかるからだ。
試合は精神面によって勝敗が左右されるんだ。
日本はこのグループを突破できるチャンスが十分にある。
————————————-
6月14日(日本時間15日朝10:00)コートジボワール戦(レシフェ)
6月19日(日本時間20日朝07:00)ギリシャ戦(ナタル)
6月24日(日本時間25日朝05:00)コロンビア戦(クイアバ)
————————————-

代表選手たちも当然冷静に分析しているようだった。番組内で岡崎や清武はこの組み合わせにまったく油断していなかった。さすがだ。しかし、Jリーグ所属のある選手(彼の名誉のため名前は伏せておきます。好きな選手ですから)は、厳しい戦いになるだろうとは言いつつも、「もっと強い国が相手でも良かった」などと調子こいたことをポロッと言ってた。ザックが見ていたら怒るかもよ。ビッグネームの国が強い、みたいなサッカー素人のマスコミみたいな意見を選手が言っちゃあイカンだろ。そこが海外で各国代表クラスの選手たちと試合をしている海外組と国内組の差かもしれない、と思った。対戦相手でラクに勝てる相手なんてどこにもいない。だって、それがワールドカップなんだから。十分準備をして臨んでほしい。(ボクなんかに言われるまでもないことですが)

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です