コピーライターの筋トレ

乾

コピーライターの仕事をしていて、ボクの仕事でアスリートの「練習」にあたるものって何だろう、と昔からずっと考えている。実際の仕事が「試合」だとしたら、「練習」や「筋トレ」にあたるものはなんだろうか、と。

録画していたNHK「アスリートの魂」を見た。ドイツブンデスリーガ、フランクフルトに移籍した乾貴士選手だ。乾選手のことは彼が高校生の時から好きだった。セクシーフットボールで優勝したあの野洲高校のメンバーで、その後セレッソ大阪へ入団。香川とともに活躍した選手だった。ドイツに移籍してすぐに活躍したが昨年後半から調子はイマイチ。先発から外される試合が続いていた。日本代表にも呼ばれてはいるが、出場機会には恵まれていない。

世界中から優秀なプロ選手が集るブンデスリーガのチームで、常に先発メンバーに選ばれることだけでもタイヘンなのに、出場しても活躍しなければファンやマスコミからボロクソに言われる世界。自分はなぜ先発に選ばれないのか。乾選手はもがき、葛藤する。自分を分析し足りないモノを得るために雨の中練習する乾選手の姿を見て、中村禎の場合の練習はなんだ?筋トレはなんだ?と自問する。

コピーライター養成講座がサッカーでいうとジュニアやユースの選手に基礎を教える場だとしたら、プロ選手の練習や自主トレにあたることは何だろう。たぶんすべてのプロに有効な練習はないんだと思う。プロとして自分で自分の弱点や強みを自覚して分析して、何が有効かを「工夫」してみることに意味があるんじゃないだろうか。よし、サッカーノートをつけていた中学生のサッカー部の頃にもどって「コソ練」をやってみよう。


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