名前の天才⑤俺の考え

俺の考え

名前の天才 05

「俺の考え」

本のタイトルです。本田宗一郎さんが「放言暴言」というテーマで寄稿したものをまとめた本。初めは、なんとまあ乱暴なタイトルをつけたものだなぁと思ったのですが、前書きを読むと、ご本人の意思ではないらしい。編集者に乗せられ、その気になって「ま、いっか」と思ったそうです。本田さんの肉声で率直に仕事のエッセンスを語るエッセイは、とても痛快で、読んでいるこっちが元気になる文章でした。本田宗一郎という名前と、タキシード姿の表紙の挿し絵、そしてその奔放な内容を読むと、「俺の考え」という題名に、ちっとも偉そうな素振りはなく「だって、そう思うんだもん」という姿勢が見えてきて、実に気持ちのいい題名だなと思えてきます。天才の「ま、いっか」は、さすがのものですね。(コピーライター)

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昔、毎日新聞に「名前の天才」という小さなコラムを書かせていただいていました。その当時の原稿がでてきたので、これも「書いたコピー」として記録に残しておこうと思います。前書きにはたしかに本田宗一郎さんも「エラそうなタイトルだからどうなんだろう」と思っていたそうですが、編集者に押し切られた、と書いてあった。たしかに、このタイトルのほうが売れそうだし、手に取りそう。やはり、自分で自分の名前をつけるより、客観的な第三者の視点も大事なんだなぁ。

関連:本田宗一郎さんのビル


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