「もう」と「まだ」

なでしこPK

「もう半分しかない」と「まだ半分ある」という考え方。コップに飲み物が半分の状態をどう見るか、という例え話。楽観的か悲観的か、という話なのだが、正直この例え話、どうでもいいと思っていた。どっちだっていいじゃん、と思っていた。ところが、ある本の中のこんな例え話で「ピン!」ときた。それは「お金」についての話。例えば、財布に一万円あった。それが、五千円になった。その時、どう思うか。というか、どう考えるか。
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お金が「これだけしかない」としか思えない人は、
そう思った時点で思考が止まる。
「これだけある」と考えれば、
使い道、計画を考える。知恵が湧く。
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そうだ。楽観的か悲観的かというより、頭を未来に向かって使うか、後悔に時間を使うかなんだ。【例1】サッカーの試合で後半43分。1点取らなければいけない試合。「もう時間がない」と思えば、ただ焦るしかない。「ロスタイムもいれると4分はある」と考えれば、どういう攻撃をするか冷静にプレーできる。【例2】9連休。気づいたらあと3日になってしまった。あっちゃ〜、何もしてないや、と後悔するより、あと3日どう使うかを考える方がいい。

たしかに・・・。要するに、今ある現状を受け入れて、これからできるベストな道を見つけようとすることだな。

「もう」と「まだ」。同じ話なんだけど、例え話の違いで「ピン!」とくるかこないか。うん、やはり、いい例え話はわかりやすいわ。

(写真はなでしこの2014年アルガルベカップ、スウェーデン戦。スウェーデンは引分でも決勝進出。日本は勝たないと決勝には進めない。後半43分。日本はPKを獲得し、キャプテン宮間が決めて勝利。見事決勝進出。決勝は12日夜、ドイツ戦です)


「もう」と「まだ」」への1件のフィードバック

  1. 突然失礼致します。
    いつもブログを楽しく拝見させて頂いております。
    勝手ながら、言葉の事や、サッカーの事、家の事なども
    勉強もさせて頂いております。

    ありがとうございます。

    今日のコラムを拝見して、ちょうど英語の勉強に
    見ていたTEDに、似たような例えがあって
    (私にとって、とても)
    タイムリーだったので、僭越ながらコメントさせて頂きました。

    http://www.ted.com/talks/lang/ja/benjamin_zander_on_music_and_passion

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