4才年下のアドバイス

藤巻幸夫さん

1960年生まれだというからボクより4才年下になる。ボクが高校1年のときの中学1年生。ボクが大学1年のときの高校1年生。大学4年のときの大学1年生だ。藤巻幸夫という人を最初に知ったのはNHKの番組だった。伊勢丹のカリスマバイヤーから福助の社長に就任し、そこをどんどん生き返らせて行く仕事をしていた。嫌味のないエネルギッシュさを持った人だと感じた。その藤巻幸夫さんが弊社のホールで講演をしてくれるという。これは何としてでも行かねば、と思った。行ってよかった。藤巻さんの元気な口調が耳に残る。子どものように夢中でしゃべる姿。そのあと、藤巻さん著書を2冊読んだ。お会いした人、生で顔を見たことのある人、生で声を聞いた人の書いた文章は、沁みるように身体の中に入ってくる。中学1年生のガキが、高校1年生のボクにアドバイスしてくれる。刺激をくれる。影響を与えてくれる。

藤巻幸夫さんの本を読んで、何ページもノートにメモをした。この本の帯にもある「名刺を捨てろ。自分の名前で行きて行け!」は、ボクもコピーライター養成講座の生徒たちに言っている。「会社の名前で呼ばれるな。フルネームで呼ばれるコピーライターになれ」と言っている。ノートの中から目についた言葉をふたつ、記します。
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■借金してでも『きっかけ』を。
新たな体験をすれば、絶対に心に『きっかけ』が貯まっていく。
何でもいいから、同じことの繰り返しになっている日々からいま一歩抜け出そう。
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■自分はよい出会いに恵まれていないーーーと感じている人にまず問いたい。
あなたは「この人にぜひ会いたい!」と具体的に何人以上思い浮かべられるだろうか。
そうした思いで5年、10年と見つめてきた人が果たして何人いるだろうか。
その人に会えたらこんな話をしたい、と頭の中で何度も想像してきただろうか。
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藤巻幸夫さんは『きっかけ』をくれた。そして、「この人にぜひ会いたい!」というリストのひとりだった。けれどもう、お会いすることはできない。もうお会いすることはできないけれど、藤巻さんの残した言葉はボクの中にずっと残ると思います。ご冥福をお祈りいたします。

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