うれしい書評③

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電通から独立されたマーケター原正樹さんから、コメント(フェイスブックに書いてくれました)をいただきました。うれしいです!コピーライター以外の人にどう読まれるのか、とても気になっていましたから。「数字の後ろに人がいる」のP124に出てくる「マーケター」は、実は、原さんのことを思って書いたのでした。

うれしい書評③マーケター原さん編です。

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マーケター原 正樹
ずいぶん昔から、そして今も、いろいろな仕事でご一緒しているコピーライターの中村禎さんが、初めて出版された本です。人柄がにじみ出てくる良い本です。何か月も執筆に苦心されているご様子は、フェイスブックを通じて拝見していたので、こんなにあっという間に読んでしまっては申し訳ない、と思いつつ、本当に一気に読んでしまいました。

若いコピーライターの人たちはもちろんですが、そうでない皆さんにも是非とも読んでほしい本です。広告を作る人は、何を考えて、何を大切にして仕事をしているか、について、こんなにわかりやすく書かれた本はない。

私はコピーライターになりそこねて、その周辺でただただ理屈をこねて企画書を書くだけの仕事をしているわけですが、やはり禎さんと同じように、消費者、というか、普通に生きている人たち、広告の受け手のことに「思い至る想像力」を大切に仕事をしていているのだよなあ、と、自分の仕事の意味についても深く考えさせられながら読みました。

そして、本編の合間にはさまる、禎さんが学生からJ.W.トンプソンに入り、初めは営業からスタートし、コピーライターになり、サンアドへ、電通へと会社を移り、定年を前に独立されるまでのエピソードをつづったコラム「コピーライターへの道」が、なんとも言われず、良い。就職や仕事や会社や転職や定年や、そういうことについて悩む若者から定年間近の働く人みんなに読んでほしい。勇気がでます。
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コピーライターではなく、マーケターからの読後コメントがとても貴重で、とてもうれしい。この本は、コピーライターのために書いたものですが、「言葉を選ぶ」ことは、人に何かを伝える仕事をしている人、すべてに共通することだと思うから。読んでくれてありがとうございました。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)
うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)