うれしい書評②

Photo by 8代目 松田孝一

アマゾンの書評欄に書いてくださった方がいらっしゃいました。ありがたいことです。
発刊1年を過ぎても少しコメントが増えていて、うれしいです。
うれしい書評②アマゾン編です。(11コメント)
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5つ星のうち4.0
心構えややり方だけでなく、実際に著者がどうしてきたか?も分かります。
ベスト500レビュアー2018年3月11日 形式: Kindle版

トンプソン→サン・アド→電通→フリーと、広告業界を渡り
歩いている著者が、コピーライターの心構えから、考える
方向性まで、1冊の本にまとめてくれています。
とても勉強になりました。心構え・考える方向性を説明していく中で、「こうした方が
良い」「こうするべきだ」だけでなく、そうした中で「実際に
著者がどうしてきたか?」も書いてくれています。なので、そのまま自分に必要な行動や思考を、著者から学べます。(まねできます)
また、文章自体も読みやすい。文章の書き方も参考になりました。特に参考になったのは、『連想ゲーム』の発想です。
お題を決めて、そこから連想されるワードを
マインドマップのように広げていくやり方。
どんどんと広げていき、いいコピーが出そうなら、そこを徹底的に掘ってみる。
だめなら、別のキーワードを探してまた掘ってみる。
スグにでもまねできそうなので、取り入れたいです。また、電車の中での会話からアイデアを拾う、心の中で
話しかけてみるなども、基本かと思いますが、実際に著者が
どんな風に頭を使っているのか、書いてくれていて参考になりました。コピーだけでなく、相手のことを想像していくのは他でも応用が利きます。
コピーライターを目指す人以外でも読めますので、ぜひ一度読んでみてください。

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5つ星のうち4.0
心がほわっと! いい本!
2017年8月28日 形式: 単行本|Amazonで購入

何事も、懸命に取り組むことが大切なのでしょうね!
僕は、小さな会社をやっています。
アピールするのに“コピー”を! と思いこの本を手にしました。
読んでみると、より具体的な技術とか、実際の言葉と言うより、
タイトルのとおり、“思考法”と言った内容。
考えられる限り考えて、と言うのは、言うのは簡単でしょうが、
なかなか厳しい世界かな、と思いました。
同じものを選ぶにしても、10分の1なのか、100分の1なのか、
僕も100分の1でやっていきたいな!

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5つ星のうち4.0
いっきに読めました!
2017年8月14日 形式: Kindle版

ちょうど自分にドンピシャな内容でした。
スキル的な事が知りたい方は合わないかな?
スキルではなく、行動と思考の話であり、それが根本であり、
勉強になります。

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5つ星のうち5.0
読む人のために書く
2017年7月30日 形式: Kindle版

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5つ星のうち4.0
経験たっぷり、読みやすい
2017年7月21日 形式: Kindle版

5つ星のうち4.0
読みやすかった
2017年7月13日 形式: Kindle版

コピーライター界の重鎮中村禎さんが書いた本。中村さんのコピーに対する思いがこの一冊に凝縮されています。内容はさすがコピーライターが書いた本だけあって、とてもわかりやすく、すらすらと読みやすいです。ご本人の声が聞こえてくる、中村さんがそばに居てアドバイスをしてくれるそんな本です。ビジネスマンにも読んでほしいとありますが、1番読んだ方がいいのは、やはり若手コピーライターではないでしょうか。迷える若きコピーライターたちに、これからの道を示してくれる一冊になると思います。ただ、一点気になるのはコラム。あれは必要なのでしょうか。話がわかりにくくなります。
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この手の本はだいたいが、書き方を教えてくれます。
なんとなく書けるようになった気になるんです。
でも、書けるようになればなるほど、どれがいいのかわかんなくなってしまう。

今までの本は足し算、この本は引き算。
多くのアイデアの中から、不要な案を減らし、良いものを見つける方法、
さらにそこから磨き上げる方法が書いてあります。
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5つ星のうち 5.0
情報発信する人は必読
投稿者 Kindleのお客様 投稿日 2017/3/13

コピーライター向けの本ではありますが
読み手に伝える言葉を選ぶ必要があるのは
ブログでもツイッターでも同じだと思います。
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 なるほど。ありがとうございます。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)

長友さんを偲んで【稀代】①モンド・バー

クリネタ24号 Photo by 木内和美

長友さんを偲んで。クリネタらしいBARを紹介する、稀代(ケッタイ)の記事をご紹介します。長友さんと一緒に取材に行ってまとめた記事です。

稀代(ケッタイ)とは、なんだ?
クリネタおススメの、いい店、おもろい店

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モンド・バー
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どうして駅に本格BARをつくったんですか?という質問をしたら「どうして駅に本格BARがなかったんでしょう?」と逆に質問された。外国のターミナル駅や空港には本格的なBARがある。考えてみれば駅にこそいいBARはあるべきなのかもしれない。品川駅港南口アトレ4F。銀座の老舗、モンドバーの直営店。

帰宅を急ぐビジネスパーソンたちを眼下にながめながら席に着く。入口左手にマホガニーのカウンター席が8席。付きあたりを右に折れると細長いスペースに向かい合わせのテーブル席。ちょうどここは列車の中のようだ。テーブル席の壁には小ぶりな網棚が。窓からの眺めが走る列車からの眺めだったらいいのに、と勝手に思う。

秘密のハイボール

このBARでは必ず注文して欲しいものがある。それは『角ハイボール』だ。冷凍庫から、グラスと一緒に冷やされた角瓶のボトル。カウンターの上に冷やしたグラスを置く。そこへ60mlの角を注ぐ。けっこう男っぽく注ぐ。そこへ冷えたソーダ水の瓶1本を勢いよく注ぎ切る。そんなに勢いよく注いで大丈夫?こぼれない?という心配は無用だった。底のほうがやや広くなった独特なカタチのグラスにぴったり収まる分量で止まった。そこにレモンピールを振りかける。魔法をかけるような手つき。氷を使わない角ハイボール。ウイスキーとソーダ水とグラス、全部を冷やしているので氷は要らない。氷が溶けて味が薄まることもない。

グラスの口のギリギリまで注がれて、こぼさないように静か~に運ばれて「どうぞ」と出された角ハイボール。口元に運ぶとほのかにレモンの香りがする。一口飲むと明らかに家で飲むハイボールとは別物だと降参する。何だろう、このまろやかさ。
グラスをカウンターに置いて、何気なく指を鼻に近づけると、ほんのりレモンの香りがした。マスターバーテンダーの小林さんが種明かしをしてくれた。「レモンピールはハイボールの液面と、グラスの側面にもふるんです。グラスを持つ指先まで香るでしょ」

あんなに勢いよくソーダ水入れて溢れちゃったりしないんですか?という幼稚な質問をしてみた。ソーダ水を勢いよく注ぐのには理由があるという。「勢いよく注ぐことで炭酸をやわらかくするんです」と。なるほど。ただショーのように見せるためではなかったのか。

専門用語の誘惑

「ちなみに・・・」とチーフバーテンダーの小林さんは話し始めた。「山崎ハイボールはまた少し違う作り方をします」冷やしたグラスに氷を入れて静かにソーダ水を注ぐ。で、レモンピールを絞るのかと思いきや「山崎ハイボールはオレンジピールを絞るんです」そしてグラス。「山崎ハイボールには薄いグラス使います。そのほうが『運びがいい』から」ん!運びがいい?耳新しい言葉を聞いた。カウンターに座っていた長友編集長と私は思わず顔を見合わせ「こりゃメモ!メモ!」と目で合図を送り合った。こういう「専門用語」を聞くとうれしくなる。いつか使ってみよう。「こういう薄いグラスで飲むのもいいよね」「うん、運びがいいよね」てなカンジで。

お酒の種類によってグラスの重さも重要な要素なんだそうだ。素人の私は「ぜんぶ薄いグラスにして運びがいいようにしてどんどんお代わりしてもらえばいいのに」と思ってしまうのだが、そのお酒によってゆっくり飲んでほしいものもあれば、気持ちよくクイクイいったほうがおいしいものもある。グラスの感触によっても味のイメージが変わる。角ハイボールはどっしりした重いイメージだからあのグラス。山崎ハイボールは繊細で軽やかに運びがいいこのグラス。あの底が広くなった重いグラスを山崎で試してみたけれど、やはり合わなかったそうだ。やっぱりやってみたんだ。そこまで考えていろいろ選んでいらっしゃるわけですな。

このハイボール、実は元々バーテンダーの『まかない酒』だったそうで「メニューにも載せてないんですよ」ですって。「え!そうなんですか!」てっきり名物メニューだと思っていた。お客さんから「何か一杯飲みなよ」と言われたときに作って飲んでいたのがハイボールだった。それをお客さんが「それ何?」ということから裏メニューとして広まっていったんだという。へぇ~。角ハイボールも山崎ハイボールもメニューには載っていない。だから「クリネタで見たんだけど」と言っていただくといいですね。

常連さんのBLT

調子にのって角ハイボールと山崎ハイボールを飲んでいて、お腹が空いていたことを思い出した。お薦めのポテトサラダと自家製ハム(このハムは黒豚のももを一本仕込む、モンドバー自慢の一品)ほたてのガーリックソテー、BLTサンドイッチを注文する。BLTサンドイッチで長友編集長が思い出した話がある。

品川駅に新幹線が止まるようになって、常連さんが出張なんかで品川を通る時、「何号車まで」と電話をしたらホームまで、いや席までお弁当として届けてくれたこともあったという。そこでお金のやりとりはできないので、そこはツケで。なんとまあ、わがままな常連さん。と思うと同時に、行きつけのBARとそういう『関係』になれるお付き合いを、とてもうらやましくも思った。

スキンヘッドの心

同じカメラで同じ景色を撮影してもプロと素人の写真が違うように、同じウイスキーとソーダ水もバーテンダーによってハイボールの味が変わってくる。チーフバーテンダーの小林さんは、お客様には「いろんなBARで飲んでみてください」と言うことにしているそうだ。いろんなBARに行ったけど、やっぱりここのハイボールがいい、と言われるのが一番うれしいから。「結局、自分で一番うまいと思うものをお出しするしかないですし、自分がいいと思うその強さしか伝わらないんじゃないかと思うんですよ」カッコイイこと言うなぁ。

ところで小林さん、思い切って聞いちゃいますけど、スキンヘッド歴はもう長いんですか?すると、眉までキレイに揃えたスキンヘッドのチーフバーテンダーは、「ある時、お酒がうまくなるビジュアルって何だろうと考えたんです。うまくならずとも、お酒がまずくならない自分の姿はなんだろうと考えた。清潔感か。色気か。透明感か。で、スキンヘッドに行きつきました」なんというプロフェッショナル。

角瓶もソーダ水も近所の酒屋に売っている。絶対自分でも作ってみようと思う。たぶん再現はできないんだろうけど。

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モンドバー 品川店

東京都港区港南2-18-1アトレ品川4F

03-6717-0923

年中無休11:00~24:00
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No.24 (2013年12月27日発売)
クリネタ
http://www.crineta.jp

長友さんを偲んで【稀代】①モンド・バー
長友さんを偲んで【稀代】②BAR JADA
長友さんを偲んで【稀代】③ne & de
長友さんを偲んで【稀代】④ Salon書齋
長友さんと一緒に【稀代】⑤抱月
長友さんと一緒に【稀代】⑥EST!
長友さんと一緒に【稀代】⑦赤道倶楽部
長友さんと一緒に【稀代】⑧ボロンテール
長友さんと一緒に【稀代】⑨KOMATSU RESTAURANT & BAR
長友さんと一緒に【稀代】⑩JAZZ BAR直立猿人
長友さんと一緒に【稀代】#11 サントリーラウンジ 昴
長友さんと一緒に【稀代】#12 キヌ・ギヌ
長友さんと一緒に【稀代】#13 The OPEN BOOK
長友さんと一緒に【稀代】#14 マコ・マン

 

うれしい書評①


Photo by 8代目 島田寛昭

初めて本というものを書いて、書店に並んだ姿を見て、「売れるのかなぁ」とか「読んだ人、ガッカリしてないかなぁ」と自分の分身のことをドキドキしながら見守っていました。「アマゾンの書評なんかでイジメられないかなぁ」とか、もう怖くて仕方がなかったのですが、うれしい書評も厳しい書評も、すべて読んでくださった方からの「ありがたい書評」なんだと思うと、なんだかスッキリしました。いい意見だけみよう、と思っていたけどそれは違う。フェアじゃない。読んでくれたというだけで、うれしいことです。それをまとめて記録に残すことにします。
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うれしい書評①土井さん編です。

「ビジネスブックマラソン」という有名な書評メルマガに取り上げてもらいました。会ったことのない人の気持ちを動かすのがコピーライターとしてのボクの仕事なのですが、いざ、自分が書いた本について、となるとドキドキです。

ビジネスブックマラソン Vol.4609
【BBM:超人気講師、語る】
『最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法』

こんにちは、土井英司です。

かつて、マーケティングの世界では、「良いコピーを書けば売れる」時代がありました。時代が変わり、今はそこに真実が伴っていないと売れない。いや、SNS時代になって、誰かは真実を知ってしまうから、下手すると言葉が下手でも真実が伴っていれば売れる時代になりました。とはいえ、今でも「良い商品」「良いサービス」が、伝え方が下手なために消えて行くという現実はなくなっていない。やはり経営者・マーケターは「言葉」を学ぶべきなのです。

ということで、本日ご紹介する一冊は、開講60周年を迎える「宣伝会議コピーライター養成講座」専門コースの人気講師が教える、良いコピーを書くための思考法。著者の中村禎(なかむら・ただし)さんは、サン・アドであの仲畑貴志さんから薫陶を受け、その後電通を経て独立した人物。ともすると書く側は、自己欺瞞、自己陶酔に陥ってしまいがちですが、本書では、それを戒めるための考え方が説かれています。オグルヴィやケープルズのような数値を用いた検証がないのが残念ですが、書き手の戒めとして、一読の価値があると思います。さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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■「広告コピーを書く」という作業には、言葉を「出す」ことと「選ぶ」ことの二つの仕事がある

■「いいコピーを書いているコピーライター」は実は、「いいコピーが選べるコピーライター」

■「一番搾り麦汁だけでつくったのでうまいことはわかっていました」とキリンという企業が言うわけです。それに対して消費者代表の緒形拳さんはフムフムと聞いている。で、こう言うのです。「ま、飲んでから、決める」と。この広告主は、「本当にうまいので、飲んでください」と言いたい。でも、そのままストレートに広告しても消費者の心は動かない。だから、出演している有名人に都合のいいことを言ってもらうのではなく、お客さん第1号として出演してもらい、消費者の代表として発言してもらったらどうか、と考えたわけです。この言葉はお茶の間に届きました。「私も飲んでから決めよう」と思ってもらえて、商品を気に入ってもらえて、一番搾りは大ヒットしました

■広告コピーは「商品を売るため」のもの、とざっくりとらえて書くのではなく、その商品の価格、その商品の使用頻度などを考えて、買うという行動の、何歩か手前にフォーカスを絞ってみるのです

■地図を見ながら歩いている人は、早く目的地に着いて安心したいはずです。だから、余計な文章を読ませることはムダであり、迷惑でさえあります

■一つ、メモした言葉をご紹介します。作詞家の阿久悠さんの言葉。
阿久悠さんにはご自分でつくった「作詞憲法15条」というのがある
そうです。その中の一つ「ヒット曲とは?」という項目。
「歌は時代とのキャッチボール。その時代の中の隠れた飢餓に命中
することがヒットではなかろうか」

■広告コピーを学ぶには、人の気持ちを想像する力が不可欠

■いい質問を思いつくことも、コピーライターにとって必要な能力

■「どう思われるか、調査しなければわからないような製品なんかつ
くるな」(本田宗一郎)

■「タクシー」→「不満」でどんなことが思い浮かぶか
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仕事がら、良い言葉はそうでない言葉の少なくとも10倍反響があることを知っていますが、本書ではそんな言葉をどうひねり出すか、著者の体験に基づく方法論が示されています。

眞木準さんが「きょ年の服じゃ恋もできない。」を思いついたのは、いつも黒い服を着ていたからじゃないか、という著者の推測が、じつに愉快でした。

大ヒットを生み出した言葉のほとんどは、地道な対話や試行錯誤から生まれてくるもの。本書は、その真実を伝えてくれる、じつに誠実な一冊です。ぜひチェックしてみてください。
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ホッ・・・。褒めていただきました。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)

うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)
うれしい書評⑩(山田先生編)

我が子を見守る親の気持ち


なんと1位!?おそらく瞬間風速でしょうが、1位はうれしいです。記念に写真をアップします。汐留の文教堂書店さんですから、電通のみなさんやプロダクションのみなさんにお買い上げ頂いたのでしょう。ありがとうございます!社会に出た子を見守っている親の気持ちです。(宣伝会議の営業さんが写真を撮って送ってくれました。2017年3月6日現在)

実は昨日、恐る恐る地元の書店に行ってみたら、一冊も置いてなかったんです。トホホ。だからもう、これからは本は、文教堂書店で買おうと思います。

長友さんに会いたくて


長友さんに会いたくて、クリネタ編集団に入りました。ボクは「稀代(ケッタイ)」というBARを紹介するページを担当していたのですが、その取材を長友さんと一緒に行けることが何よりの楽しみでした。長友さんの周りには笑顔が伝染します。「まぁ、ええやないの」いつもニコニコの長友さんでしたが、何かの話の時、ツボにはまったのか、声も出ないくらい、お腹が痛いと言わんばかりに笑ったこともありました。子どもみたいだった。

「タダシ!」と呼ばれるまでにはなれませんでしたが、「何やったかいな」ではなく、「中村クン!」と呼ばれるくらいの距離には近づけたのではないかと思います。(「何ゆうてんのん、忘れるわけないやないのw!」という声が聞きたいなぁ)

2013年の冬、目黒のモンドバーでの取材のとき、長友さんと目が合った瞬間のことを、今でも憶えています。こんなくだりです。

(前略)・・・そしてグラス。「山崎ハイボールには薄いグラス使います。そのほうが『運びがいい』から」ん!運びがいい?耳新しい言葉を聞いた。カウンターに座っていた長友編集長と私は思わず顔を見合わせ「こりゃメモ!メモ!」と目で合図を送り合った。(後略)

長友さん、忘れません。ありがとうございました。

長友啓典さんの話
長友啓典さんの声

『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』

コピーライターのために書いた本ですが、コピーのテクニックの本ではないと思っています。コピーライターだけでなく、デザイナーやマーケターや営業や、人に何かを伝える仕事、広告屋としての思考法です。いろんな職業の人にも関係ある話だと思っています。

「世の中のあらゆる仕事はクリエイティブであり、
 言葉はすべて広告コピーの要素を持っている」

と思うからです。

コピーライター以外の方から「あれ、役に立ったよ」と言われたら、うれしいです。

http://amzn.to/2iiybou

【目次】
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第1章 広告コピーってなんでしょう?
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・企業の言いたいことを言うだけが、広告コピーじゃないよ
・売ることだけが目的か?
・広告なんて誰も見たいと思っていない
・文字の地図を書く、という課題
・本命コピーとおまけのコピー
・仲畑さんのコピーチェック
・コピーが書ける(=選べる)人になる
・隠れた飢餓に命中させる
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第2章 広告コピーを学ぶということは?
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・学ぶとは自分が感動すること
・学ぶ時には恥をかけ
・「そんなことで騙されませんよ」
・ダイアモンド鑑定士の育て方
・ワインの違いがわかる人
・コピーを判断する目盛り
・コピーライターに向いていない人
・想像力を鍛えるために
・現場検証の刑事になる
・どんな職業もクリエィティブだ
・なぜゴジラの身長は伸びたのか?
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第3章 さあコピーを書くぞ、の前に
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・なぜあなたはコピーを書くのですか?を考える
・コピーライターはお医者さん
・コピーライターは消費者の最前線にいる
・異論を歓迎する。脳ミソ混ぜる。
・先入観は持ち込み禁止
・オリエンで仕入れる
・数字の後ろに「人」がいる
・まず人間を観察する
・「ひとり」に向けてコピーを書く
・カタカナ語禁止→それ日本語いうと?
・制約は発明の父
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第4章 コピーを書く時、の話
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・頂点を高くするために底辺を広げる
・書いたコピーをヒントに次のコピーを書く
・ダーウィンの進化論のような図
・手で考える
・売り場に行ってみよう
・いいコピーが書ける場所
・飽きる、という進歩
・ 心をつかむボディコピー
・原寸大で考える
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第5章 コピーを書いた後の話
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・右目(個人的)と左目(客観的)で見る
・評論家みたいになるな
・仲畑チェックを自己分析
・どっちの声が聞こえるか(◎か×か)
・自分のコピーに意地悪なツッコミを
・ツッコミ方の具体例
・コピーを外まで持って行く
・コピーをターゲットに貼りつける
・クライアントの経営者として選んでみる
・遠くに置いてコピーを眺める
・置き去りチェック法
・コピーの熱が冷めるのを待つ
・耳ざわりのいい言葉
・「だって、そうじゃん」と言えるかどうか
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第6章 思い至ること
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・「なぜ?」を考える
・どうしてあのコピーができたのだろう1
・どうしてあのコピーができたのだろう2
・ SKAT.で審査の練習をする
・人の振り見て・・・
・相手の立場に立ってみる
・もしもコピーライターが飲食店の店長だったら
・留め石という想像力
・神父さんの言葉
・中村禎の座右の銘
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第7章 これからのコピーライターへ
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・コピーは変わる。コピーは変わらない。
・コピーライターとしての軸足
・コピーライターの未来は
・会ったこともない人を泣かす仕事
・転局組はなぜ強いか
・よろこぶのはまだ早い
・コピーライターは不足している
・チカラを出せ
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おわりに
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・独り立つコピーライターとして
・一冊の本に残すこと
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そのほか、コラム『コピーライターへの道 ―中村禎の場合― 』全6話収録
コラム1■なぜ養成講座に通ったのか
コラム2■作戦A
コラム3■作戦B
コラム4■サン・アドに入社できた本当の理由
コラム5■サン・アドから電通へ
コラム6■馴染めない日々からの脱出
http://amzn.to/2iiybou

2017.3.1 本日発売

 

ついにこの日が来ました、3月1日。1年以上前から準備してきた書籍『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』が今日から全国の書店に並びます。ドキドキ。なにしろ1日に200冊もの新刊が出るそうで、昨日のうちに書店には届いているはずなのですが、今朝から並べ替えたりするらしい。200冊もの新刊の中で勝ち抜いていけるのだろうか、と心配になります。

■青山ブックセンター本店さま、■文教堂書店カレッタ汐留店さま、■文教堂書店赤坂店さま、■リブロ汐留シオサイト店さま、■TSUTAYA赤坂店さまには著者直筆POPもお届けしました。4種類、コピーがあります。本屋に行ったら、藤色の本を探してみてください。そして目次を見て、立ち読みして、良さそうだったらぜひどうぞ。

アマゾンで予約してくださった方には今日から発送が始まるそうです。明日か明後日には、届くと思います。ドキドキ。書籍は、発刊後、2ヶ月が勝負だそうです。どうかみなさん、温かい目で、購入、宣伝、拡散のほど、よろしくお願いいたします。