犬の秘められた力②


NHK地球ドラマチック『犬の秘められた力』という番組を録画していました。そこで得た知識をメモしておこうと思います(その2) いつか犬と暮らす日のために。

ガン細胞を嗅ぎ分ける
ボーダーコリーの雑種、マックス。いつもは飼い主(女性)の隣に座るのに、ある日から急にそばを離れて、すねたように悲しい顔をするようになった。飼い主の胸の匂いを嗅いで、悲しそうな顔をして離れて行く。寄ってこない。ある日、悲しそうに横になっているマックスと目が合った。その飼い主は昔受けた乳がん検診では陰性だったという。でも、胸の匂いを嗅いで悲しそうな表情で寄ってこないマックスを見て、ふと思った。乳がんの再検査してみることに。精密検査の結果、ごく初期のガン細胞があることがわかった、という。

(犬はガン細胞の匂いがわかる、という話は知っていた。警察犬に多いジャーマン・シェパードや盲導犬に多いラブラドール・レトリーバーなどを訓練して、嗅ぎ分けることができるようになる、という話は知っていた。しかし、そのガン細胞の匂いのする飼い主に「悲しそうな表情」をするということは、「ガンの匂い=悪いもの」という認識まであるということか!ボーダーコリーは、犬の中でも最も頭のいい犬種だとされているけど、この実話にはビックリ!)


飼い主の女性が手術をし、無事退院してきたとき、マックスは駆けよって来て、胸の匂いを嗅いで、尻尾を振ってよろこんでいたという。(エエ話や)

犬は言葉をしゃべれない。でも飼い主に伝えたいことがある時、どうするか。目で、表情で、態度で、訴えるしかない。要は、そのサインを人間が想像力を総動員して理解できるかどうか。人間がそれを理解しようとすることが大事なんだなぁ。犬を飼うということは、犬の気持ちを想像する、考えることから始まるんだろう。相手の気持ちを想像する、考える。コピーライターも一緒やな。

犬の秘められた力①視覚・聴覚・嗅覚・利き足


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