『岡本綾子のゴルフ上達指南書(日経ビジネス文庫)』に、ボクが(勝手に)尊敬している師匠・岡本綾子さんの珠玉の言葉が溢れているんですが、その中で最近ボクが興味を持っている『素振り』について触れている箇所がいくつもあった。それを抜き書きしてみようと思います。『書斎のゴルフ』の編集者との会話。広尾の寿司屋にて。まるで自分が岡本さんから直接話しかけてもらったような有り難いお言葉。しっかり心に刻みます。
「素振りに優る練習なし」岡本綾子
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■練習の時からリズムを体に覚えさせる
(練習でリズム感を養うには・・・)
「よく中高生の野球部がやる練習で、
□号令に合わせてみんなでバットを振るのがあるでしょう?
□あれはすごくいい」
「『イッチ!』ブン!『ニィ!』ブン!って。
ゴルフではあまりやらないでしょう?
でもあれは凄くリズムが染み付くよ」
「素振りは本当に大事だよ。
素振り100回。
毎日、家でやってごらん。
全然、違うから」
「頭の中で号令をかけるとか。
□メトロノームとか、音楽とか。
□プロはそれぞれ色々やってるよね。
□私は音楽、聴いてたかな」
「音楽を聴いて練習すると集中できる。
□いろいろ聴いたけど、喜多郎とか、よく聴いてたなぁ。
□何でもいいのよ、自分に合えば。
□集中できて自分に合うものを見つける」
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■不安と闘ってボールを打つ、自分を誉めて自信をつける
(岡本プロでさえ、ショットを打つ前は不安。
□スイングイップスになった編集者に対して)
「ボールに当てようとして、
□スイングってものを忘れちゃってるんじゃないの?」
「あのね、スイングは素振りが大切なの。シャドースイング。
□私も随分とやった。
素振りをすることでスイングが自然と良くなるの。
フォームや形のことをあれこれ考えるよりまず素振り。
素振りを毎日毎日続けるの。
で、その素振りのスイングで自然にボールを打てばいい。
ボールに当てようとか、飛ばそうとか、そんなことは考えない。
上手く当たるかな、なんてことも一切考えない。
ただ素振りのスイングをする。
それが本当に基本なのよ」
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「それとね、
□飛ばすならヘッドを感じるように素振りをすることね。
□これが肝心。
□ビューンとヘッドが走っていること。
□体が回転して、手が振れて、ヘッドが遅れてきながら、
□インパクトの前で一気に走る。
□この感覚をつかみながら振って欲しいの。
□素振りもね、
□そうした感覚をつかもうとしながら、素振りをして欲しいの」
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岡本綾子さんの素振り 1
岡本綾子さんの素振り 2(毎日)
岡本綾子さんの素振り 3(60秒スイング)
岡本綾子さんの素振り 4(リズム)
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(でもねぇ、本当はスイングのことよりもっと大事なことがあるのよ・・・
別項で)
岡本綾子さんの練習 2(一打)
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