岡本綾子さんの練習 3(回転)


(練習場では、基本のアドレスとグリップを作って、目標を決めたら思い切り振り切ることですね、と編集者)

「そうよ。広い練習場なら、届かない目標を作って、
そこに『届け〜っ』とばかりに打つの。
120%や200%の力で打つの。
打つって言っても、力任せにボールを叩いても飛ばないわよ。
あくまでもクラブを振り抜くこと。振り抜いて飛ばすの。
叩いて飛ばすんじゃない。回転で飛ばす。
体の回転、腕の回転、クラブの回転、それらの回転を上手く調和して振り抜く。
ゴルフは回転のスポーツなんですから。
そして振り抜いていくうちにスピードが段々に出てきて、
届かなかったところにも届くようになるし、
そうなると自然と方向性もついてくるものなのよ」

「120%や200%で振って、それが何発打てるかやってみるの。
それが今のあなたの体力。で、そのときにボールが曲がるわけね。
特に疲れてくると。そのときどっちに曲がるかを知ること。
またどうしたら真っ直ぐに打てるのかを覚えること。
何事も工夫が必要です」

「それとね、
飛ばすならヘッドを感じるように素振りをすることね。
これが肝心。
ビューンとヘッドが走っていること。
体が回転して、手が振れて、ヘッドが遅れてきながら、
インパクトの前で一気に走る。
この感覚をつかみながら振って欲しいの。
素振りもね、そうした感覚をつかもうとしながら、素振りをして欲しいの

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■手で打つのではない。あくまで体の回転で打つ

(服部真夕プロの練習。いろいろ目標を変えて打たせる)
「うん、今のはいいね。が良かったでしょ。あの音を覚えているのよ」

(編集者のスイングを見て)
「自分のリズムを変えないように。常に同じリズムを保って振ること。
それとスイングは回転運動だってことを本当のところでわかって欲しいの。
飛ぶってことが嬉しくなると、
どんどん強く打ち出してリズムもスイングも壊れてしまう。
飛ぶことはゴルフの醍醐味だし楽しいけれど、
それでリズムやスイングを見失ってはいけない。

体の回転で打って欲しいの。
軸を作ってその軸をぶらさないように回転して打つ。
それが、ゴルフの基本。

バックスイングで体を捻りあげて、ダウンスイングから戻して、
インパクトからフォローで捻りを一気に解放してあげる。
そうすれば窮屈なスイングにはならないでしょう。
伸び伸びと打って欲しい。
力で飛ばすのではなく、回転で飛ばす。
それが大切なのよ

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「どんなことでも
『人様がやれていることは自分にできないわけがない』
という気持ちでやること。
それが上達の秘訣なの。それしかないわよ」

「人生、諦めたらいかんよ」

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岡本綾子さんの練習 1(目標)
岡本綾子さんの練習 2(一打)
岡本綾子さんの練習 3(回転)
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