ゴルファーでありたい


ゴルフコースで第一打を打つ場所、ティーイングエリア。
そこは「舞台」のように、カート道などから一段上がっていることがあります。
そこに、その「舞台」に上がる二、三段の階段がある。
チャンピオンティーの舞台、ブルーティーの舞台、ホワイトティーの舞台、
レディスティーの舞台、それぞれの階段があります。
(階段のないティーイングエリアもありますが)

ゴルフを始めた頃、コピーライターの大先輩であり、
ゴルフの大先輩でもある鈴木康之さんとラウンドさせてもらった時

「中村くん、なぜここに階段があるか、わかる?」

と聞かれました。その理由は、

「この階段を使ってティーイングエリアに昇り降りして欲しいから」

つまり、斜面をトトトッとかけ上がった方が早いんですが、
斜面を多くの人が歩くことでコースが傷むんですね。
だから階段を使うのがマナーなんですよ、と教えていただきました。

テレビ中継を見ていて、ティーショットを打ち終えて、
(階段があるのに)階段を使わず、そのまま真っ直ぐ斜面を降りて、
フェアウェイの方へ歩いていくトーナメントプロの姿を見かけます。
「あれ、ほんとはお行儀悪いことなんですよ」とも教わりました。
階段からステージに上がったら、階段からステージを降りる。

以来ボクは、ヘタクソなりにマナーだけはしっかりしようと心がけて、
階段を使うようにしています。

先日、入会ホヤホヤのホームコースをラウンドしている時、
キャディさんから「ありがとうございます」と言われました。
「え?何か?」と思ったら

「中村さん、さっきからずっと階段を使ってくださってますよね」と。

「あ、はい。ゴルフを始めた頃、先輩に教わったんです」と。

スコアはまだまだダメダメですが、
マナーとエチケットはきちんとしたゴルファーでありたいと思うのです。
(康之さん、ありがとうございます)


同じ日、軽く注意もされました。
一緒にラウンドしたメンバーの人から。

「中村さん、ご自分のスパイクマーク、お気をつけになられた方がいいですよ」と。

「あ、ごめんなさい!ありがとうございます!」

前ばかり見てるんじゃなくて、自分が歩いた後にも配慮を、ですね。気をつけます。
この忠告後、ちょっと動揺して、数ホール、スコアは崩れてしまったのですが。

・・・よっぽど目に余るものがあったのだろうか・・・
足を引きずって歩いたら、その時気づくはずなんだけど・・・。
その日回ったメンバーの方々はみんな
一番遠いチャンピオンズティーからプレーする上級者で、
グリーン周りではどうしてもボクが一番遅い人になってしまう。
だから焦って足を引きずったことに気づかなかったのかもしれない。反省です。

初対面の新参者に忠告してくれるなんて有難いことです。
同じクラブのメンバーとして認めてくれているからこその
愛あるアドバイスなんだと噛みしめました。

いいゴルフファーへの道、発展途上です。


ゴルファーでありたい」への3件のフィードバック

    • ですね。もう少し上手くなって、ティーショットがほぼフェアウェイキープできるようになったら、目土袋を持ってラウンドしたいんです。今はまだ、ボールを探したり走ったりが忙しくて、そこまで余裕がありません。

  1. ピンバック: やさしい(怖い)上級者 | ぶ厚い手帳:コピーライター中村禎の場合

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