あの頃を知ってる腕時計


1979年の4月から9月。東京Cクラスで出席番号が9番。

 
1979年9月20日閉講講演。この頃の梶祐輔さんの年齢を今のボクはとっくに超えてしまっている。

(超個人的に)ちょっとジーンとしちゃった話

今日は宣伝会議コピーライター養成講座基礎コース、
土曜日クラスの講義でした。
今から40年ほど前、
大学生だったボクもコピーライターになりたくて通っていた講座。
生徒さんたちに当時のノートを見せながら、
「ボクも通ってました」という話をします。
生徒さんたちの必死な眼差しを見ていると、
ボクもああだったんだなぁと、
他人とは思えない気持ちになります。


「1時間経ったところで休憩を入れてください」
と言われていたので、腕時計を外し、
テーブルに置いて講義をしていました。
そしてふと、休憩時間にその時計に目を落として「アッ」

「そういえばこの腕時計、大学生の時に買ったんだったなぁ」

「ということは、この腕時計をして、
第38期コピーライター養成講座に通っていたんだ・・・」

「そうか、この腕時計は、
ボクが養成講座で必死だった頃を知っているんだ」

「そのボクが同じ腕時計をして、
偉そうに講師の席から話をしている・・・」

そう思うと、なんだかジーンとして来ちゃったのでした。

クォーツ時計が流行る前の自動巻きの腕時計。
秒針が1秒ごとにカチカチ動くんじゃなくて、
チチチチ、チチチと進む自動巻きの腕時計。

この腕時計は、
ボクが必死だった頃のことを知っているんだと思うと、
手離すわけにはいかないなぁ。


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