108円で教わった言葉


コピーライター養成講座中村組では、コピーと関係ない話もします。(といっても、ボクは関係あると思っているんですけどね)それは、ボクの『メモした言葉』の紹介です。自分の忘備録のために、心に残った言葉をブログに書いているのですが、先日の15代目中村組最後の講義で紹介した言葉。

『人が見ていないところで、何をするかで、その人が決まる』
何かの本で読んだのですが、その出典がわからなかった。
だけど、「何かの本で見つけた言葉」として、みんなに紹介しました。

誰かが見ているからゴミを拾う。
誰も見ていなければどうか?

誰かが見ているから良いことをする、のではなく
誰も見ていない所で、どう振る舞えるか。

誰かが見ているから、丁寧に。
誰も見ていないから、雑に。
で、いいのか?

『誰も見ていない所で、どう振る舞えるか』を最近の自分のテーマにしてるんだ、という話をしました。講義で紹介したあと、出典がわかりました。いつもは『BOOK NOTE』にメモしているのですが、これは手帳に書いていた。

『禅、持たない生き方(有馬頼底著)』という本。「断捨離しなくちゃ」と思っていた時に、ブックオフの108円コーナーで見つけた文庫本。たった108円で、ものすごく大事なことを教わりました。

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■人が見ていないところで何をするか
人が見ているところでは、誰だっていい格好をする。大事なのは、誰も見ていないところで何ができるか。で、『徳』が決まる。言いたくても言わず、そっとそれができるかどうか。

何もないというのはゼロということではない
茶碗でも中に水やお茶が入っていたら、それ以上は注げない。空っぽなら、まだいくらでも注げる。空っぽ、無であるということは、何でも受け入れられるということ。

柳に雪折れなし
「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」
柳は、強風にさらされても、さっとそれを受け流してしまいます。
(風に揺れる柳の枝を見て、そこまで思い至るのか、と感心しました)

掃除について
掃除はただ、庭やお堂などの空間をきれいにするものではない。その本質は、心に溜まった塵、ゴミを払い、取り除いて、心を磨いていくことにある。掃除をすることで、霊性が高まってくる。世界の見え方が変って、小さなことにも感動でき、何にでも素直に感謝できる。

■字には書いた人間そのものが出る
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たった108円の文庫本に、5つも言葉をいただきました。
有難うございます、です。

ボクの病院


昨年9月頃のフットサルで、以前からやや気になっていたヒザの痛みが自覚されるようになりました。バンテリンなどを塗り、テーピングをしていつものバッカーノ・フットサルに参加するも、練習後、ヒザが熱を持つようになり、腫れてきた。歩くのは大丈夫なんだけど、階段の昇り降り(特に下り)が痛む。こりゃダメだ、というわけで整形外科に。ヒザの水を抜く注射をして、2週間に一度のヒアルロン酸注射6回、赤外線で温めて圧迫して血流を上げるリハビリを続ける。4ヶ月通うも、回復している実感なし。

図書館で本を読む。何冊も読む。膝痛(変形性膝関節症)は高齢者は必ずなるもの、と書いてある。いろいろ学習するうちに、これは足の筋肉をつけるしかない、膝を筋肉のサポーターで守るしかない、という結論に至りました。


プールでの水中トレーニング。まずクロール、ビート板を使ったバタ足(進まないんだ、これが)、水中片足ジャンプ、水中キック、水中サイドステップ、水中バックステップ、水中ダッシュなど、とにかく地上でやると負荷がかかりすぎる運動を水中でやる。これを週に2回。自分の体を再構築するわけだから、リハビリ病院に治療に通っているようなものです。幸いフリーエージェントなものですから、自分の体のための時間を最優先させてスケジュールを組みます。本社ビルの修繕ですからね。最初はクロールだけでも膝に痛みがあったけど、水中片足ジャンプでも大丈夫になってきました。

さらに、FCバッカーノのメンバーで麻酔科の女医でもある#71オグーから、VCSスポーツジェルを薦められ、筋トレマニアのサッカーファンからDNSのプロテインと筋を鍛えるJOINTという錠剤を薦められ、即実行。効いてくれよ〜効いてくれよ〜とジェルを塗り、届いてくれよ〜届いてくれよ〜と錠剤を朝昼晩6錠計18錠を飲む日々。


ようやく最近はテーピングをしてサポーターを巻いて、フットサルに復帰できました。歳をとるほど筋力は落ちてくる。老人が背中を曲げてヨボヨボ歩くのは筋力が落ちるから。そうならないためにも、筋トレはこれから一生続けていかないといけないのかもしれません。

足の筋肉を鍛えるために、体育館のプールに通う。フットサルでゴール決めたいから、体育館のプールに通う。よし、今日も行くぞと立ち上がる。筋肉を鍛えているんですが、実は、自分の「意志」を鍛えているのかもしれないなと思いました。

(なぜこんな「早い話が自慢話」のようなことをブログに書くのか。それは「公表」することで、三ヶ月坊主になることを防ぎたいからなのです。これからもずっと続ける覚悟の表明でもあるのです。サボっていたら笑ってやってください)

長友さんと一緒に【稀代】#14 マコマン


ケッタイ最後の取材お店は、長友さんが愛したお店。マコ・マンです。

クリネタ最終号 Photo by 木内和美

「稀代」(けったい)とは、なんだ? 
クリネタおススメの、いい店、おもろい店
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マコ・マン
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マコ・マン
 長友さんと取材に行けることが何よりの楽しみで、それだけでこのクリネタ稀代(けったい)のコーナーを担当させていただきました。そして今回がラスト。最後の店はどこにする?長友さんがよく通っていたケッタイな店、そう、六本木の「マコ・マン」です。お店の紹介というよりも、クリネタ編集団全員でお店に行って、「マコ・マン」のママ、安田晶子さんと長友さんの話をする最終回にしましょう。
長友さんの場所
 六本木の、昔の言い方でいうところの、防衛庁のとこのガソリンスタンドから一本乃木坂寄りに入ったとこに、「マコ・マン」はあります。お店を始めた頃はみんなが「1年持たないだろうね」というので、呑気にやっていたら、もう23年になるんだそうです。ネーミングは長友さん。でも、仕上げたのは黒田さん。黒田征太郎さんが「長友だけがつけると店がつぶれる」ということで。ま、K2のお二人の共作ですね。(詳しい「経緯」はお店で聞いてください)お店の看板ロゴデザインは長友さん。ロゴの形は「そら豆や」と長友さんはいうんだけど、ママは「あれはトモさんの耳たぶよ」と言っていました。
耳たぶ
 お店の中は、ケッタイです。BARスツールのような椅子はありません。すべてベンチシート。シートというより、長友さんのベッド。毎晩来ては、ここで寝てたというんですから。その姿はまるでお地蔵さんか大仏さんだったそうです。このベンチシートのこと、篠山紀信さんは「日本一高いベンチシート」と言っていました。「ぼったくりBARと呼ばれて23年です!」とママは笑っています。(クリネタ読者はぼったくられないと思うのですが、一応各自確認してください)
ある日長友さんに「お店にマッサージチェア置こか」と言われたそうですが、さすがにBARですからね。それは丁重にお断りしたそうです。
 壁や天井には山本容子さんの絵。フクロウの顔をしたトンボや、天使がこっちを見ています。足場を組んで壁から天井から数時間で描き上げてくれたそうです。そしてこの「マコ・マン」の特徴の一つ、いつもドアが開けっ放しだということ。冬は寒いので透明のビニールをおろしますが、ドアは基本開けっ放し。開けておくと、「ヘンな人が入って来ない」のだそうです。なるほどね。そして「すぐ逃げれるし」ですって。
 長友さんのブログ「日々@好日」にもたびたび「マコ・マン」は登場します。打ち合わせが長引いて夕食を食いそびれた時、「マコ・マン」に電話して「なんか食いもんないかなぁ」とわがままをいうと、隣の居酒屋「民酒党」さんからメンチ、ウインナ、キムチ納豆、おにぎりなどを注文していた。(長友さんだから許されるわがままかもしれません。そういえば、ケッタイNo.25で取り上げた表参道のBAR JADAでも近くの中華の店から出前を取っていました。あれも常連さんならではの裏技なんだろうなぁ)「わがまま」なんていうと叱られるかもしれませんね。「わがままちゃうねん。そうゆうものやねん」
さみしがりの甘えん坊
 平日の夕方、柴田副編集長や山岡編集員に長友さんから、「何してんのん?」と電話がかかってくる。「あ、誰かとの食事の約束が流れたんだな」と直感する。そして「マコ・マン」のママにも、土日はお店が休みだというのに「どーしてんのん?」「出てきーひん?」と電話がかかってくる。「人と会う約束をしているからダメなんです」と断ろうとすると、「そんなん言わんと出てきーな」と食い下がる。挙句に「その人も一緒に来たらええやん」となる。ほんと「ヤキモチ焼きのオバちゃんやから」だそうです。こんなわがままな人はいない、鬼のような人ですよ、と言いながらみんな笑っています。
名ゼリフ
「甘え上手なんですよね」とママはいう。母性をちょちょっとくすぐる天才だと。甘え上手の頼み上手。ある日、こんなことを言われたそうです。「オレを味方にしてもたいしたことないけど、敵に回したら、コワイでぇ〜」一同爆笑。そのセリフを言ってる顔が目に浮かびます。「あの顔で得してるよね」一同納得。
 長友さんには名ゼリフが多い。というか、印象に残ることをよくおっしゃっていた。そういえば以前、お好み焼き屋で雑談兼編集会議をしている時、長友さんは、「クリネタで東京五輪のロゴ問題についてちゃんと特集したいねん」とおっしゃっていた。デザインを志す若者たちのためにも、話をウヤムヤにせず、ちゃんとデザインの話をしたいねん、とおっしゃっていた。「アートディレクターはレタリングからや」「手描きが基本や」今はMacでデザインする。有り物の写真を自由に使える。それがダメだと。「だから、Macの電源を切れちゅうてんねん(笑)」
ドアを開けて
 そんな話をしながら、みんなで笑っていると、どこからか一匹のでっかい蚊が入って来ました。「デカッ」あれ、長友さんかもね!その蚊が止まって震えている。「オレの悪口言うてへんか?」と怒って飛んで来たのかも、と大笑い。みんなで追っていると、柴田さんに止まり、山岡さんに止まり、そしてママが手でパッと捕まえて、流しに流されました(笑)さて次はどんな形で出てくるかな。「虫はないやろ」とか言いながら。好きだったカエルかな。「マコ・マン」のドアはいつも開けっ放しなので、またいつでもいらしてください。 長友さん、ありがとうございました。
マコ・マン
東京都港区六本木7丁目3−15鈴や第2ビル1F
電話03-3402-5542
営業時間:[月~金]21:00~3:00
定休日 :土、日、祝、年末年始(詳しくは店舗までお問合せください)
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No.38 (2017年最終号)
クリネタ
http://www.crineta.jp

長友さんを偲んで【稀代】①モンド・バー
長友さんを偲んで【稀代】②BAR JADA
長友さんを偲んで【稀代】③ne & de
長友さんを偲んで【稀代】④ Salon書齋
長友さんと一緒に【稀代】⑤抱月
長友さんと一緒に【稀代】⑥EST!
長友さんと一緒に【稀代】⑦赤道倶楽部
長友さんと一緒に【稀代】⑧ボロンテール
長友さんと一緒に【稀代】⑨KOMATSU RESTAURANT & BAR
長友さんと一緒に【稀代】⑩JAZZ BAR直立猿人
長友さんと一緒に【稀代】#11 サントリーラウンジ 昴
長友さんと一緒に【稀代】#12 キヌ・ギヌ
長友さんと一緒に【稀代】#13 The OPEN BOOK
長友さんと一緒に【稀代】#14 マコ・マン

自己ベストの更新


1999年2月26日、新橋のPePeというイタリアンレストランに集合しました。まだフランスW杯の熱が冷めずにいた頃、F.C.BACCANOは設立されました。その日にはまだ、チーム名も何も決まっておらず、ただ、サッカーチームをつくろう、とだけ決まったのでした。

最初の練習は神宮外苑フットサルコート。当時はフットサルボールという専用のボールがあることさえ知らず、5号球のサッカーボールを持って行ってたなぁ。あれから19年『ケガをしない、楽しいフットボール』をモットーに、ずっとボールを蹴り続けてきました。


2018年2月26日、偶然にも同じ日にコートが取れて、仲間とフットサルができました。小学校1年からサッカー始めて、中学、高校、大学とサッカーやっても16年。それより長い19年。すごいと思います。一緒に遊んでくれる仲間に感謝です。


個人的には、6ヶ月前に左膝を痛めて、ずっと治療や筋トレなどに励んできて、なんとかこの日にボールを蹴りたかった。そして6ヶ月ぶりにゴールを決めることができた。バッカーノ最年長ゴール記録に並びました。ひとりうれしさを噛み締めながらの帰り道、「そうだ、これは、自己ベストの更新なんだ」と思いました。若い人は「そんなにうれしいことなのか?」と思うかもしれませんが、何歳までできるか限界が近づいている自分にとって、この記録はとても大事なことなんです。60歳と5ヶ月目のゴール。最高っす。

40代で始めたバッカーノ。そういえば同い年のタツと「何歳までできるだろうね。60くらいまでは蹴りたいね」と昔、話していたなぁ。二人で自己ベスト更新し続けますので、アシストお願いね。

犬の攻撃性は後天的なもの・ピットブル(ロキシー)⑥


シーザー・ミランの愛犬レスキュー2

CESAR TO THE RESCUE

ナショナルジオグラフィックTVの ザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『愛犬レスキュー2』という番組。その言葉をメモしていきます。ビデオを見るだけでなく、読んで覚える。いつか犬と暮らす日のために。

(いままで5回、番組をメモしてきました。読み返してみると重複している内容が多い。犬をしつけるということは、飼い主をしつけるということ、なんですね。何度も読んで身体に覚えこませるために、コツコツ続けます)
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今日の相談は、ピットブルのロキシー(メス)。飼い主家族の前ではおとなしいのに、一歩外へ出ると、超攻撃的。他の犬を見れば襲いかかろうとする。1.5mのフェンスも飛び越えて外に出ようとする。近所のラブラドールを襲って血まみれにしたこともある。このままでは殺処分も考えなければいけないほど。そのロキシーにシーザー・ミランが会いにいきます。

・ロキシー(ピットブル・メス)
・ナタリー(飼い主の女性)
・シーザー(先生)


闘牛みたいだ。まず首輪の位置を変えましょう。
(一般的な首輪の位置だった)
これではコントロールできません。必死に掴んでいるだけです。
力のある犬なので、首輪はあごのすぐ下につけます。
首の下部につけると犬に力負けしてしまいます。

シーザーがそのリードを持って街を歩く。
他の犬を警戒し始めたら
「Shuitt!」「Hey!」と短く鋭く声を発し、
短く持った、首の下部につけたリードをサッと引き上げる。
シーザー得意のバックサイド・ヒールキックも(犬の下腹部へ)。

(犬を左に置いたこの状態で、シーザーは右足のかかとで犬の右腹をツンとタップします。後ろ回し蹴りです。バックサイド・ヒールキック。犬は不意を突かれ興奮状態から我に帰るのです)

よくない状況です。にらみ合っているでしょう。目つきが鋭すぎます。
「やるのか?」とケンカを売っています。もはや中毒になっているんです。
襲うことに快感を覚えていて「早くアイツを殺したい」と思っています。

足でタップして注意しました。
気を紛らすためですが、ロキシーは執着したままレッドゾーンです。いつでも襲いかかる。

時間をかけて適切な解決法を探りましょう。
ただナタリー
(飼い主の奥さん)のように、怯えた飼い主は、
レッドゾーンの犬には非理想的です。

犬の攻撃性は後天的なものです。
ここまで攻撃的だと、この近所で飼うのは危険です。
ドッグ・サイコロジー・センター(シーザーの施設)でのリハビリが必要ですね。

飼い主は犬が興奮しているだけだと思っている。それは違う。
それを「性格」と呼べば犬を混乱させます。
犬の興奮状態を飼い主が喜べば、攻撃性は治りません。

別の発散方法を教えるんです。そうしないと、興奮したままでは危険です。
浴びるように犬の群れと接することで、飼い主の自信が増します。
他の犬がいても散歩できると思えるように。

(シーザーは以前、「飼い主の不安・怯えはリードを通して犬に伝わる」と言っていた。飼い主が不安だと、犬は自分がリーダーだと錯覚する。自分が飼い主を守らなければと錯覚して凶暴になることがある。飼い主がリーダーとしていれば、犬の安心して穏やかになる、と言っていた。やはり問題は飼い主にあるんだな。禎)

群れに混じって散歩しましょう。
(シーザーの犬たちと数頭でドッグ・サイコロジー・センターの中を散歩)
攻撃性はなく、不安そうです。

ナタリーひとりが呼ばれる。見るからに不安そう。

リラックスして。あなたが群れの中心です。
リードは短めに持って。緩めに。これが散歩です。
リードは念のために持つのです。自転車の補助輪と一緒。

今度は夫婦二人でリードを持たせる。
二人の気持ちが同調していないから犬に落ち着きがない。
犬が不安になるだけなので、犬を見ないで。
飼い主の不安や緊張は犬に移るんです。犬を見ると犬の攻撃性を助長させます。
頭をあげてリラックスして。人間次第で犬は変われるのです。

飼い主から離れて、シーザーの犬たちの群れにどう反応するかを見ます。
攻撃性があるので慎重に。(庭の中でリードを離す。大型犬のいる庭)
ロキシーは、興味津々で、環境の変化に集中している。
でも明らかに落ち着きがない。

「Shuitt!」と近づくとロキシーは座った。
その前にロキシーが見せた一瞬の仕草をシーザーは見ていた。


今、この
(庭にいた)ラブラドールに近づきながら前足を挙げましたね。
二つの可能性があります。
警戒心を抱いているか、攻撃する構えか。
だから、「Shuitt!」と近づいて座らせました。

なんとか穏やかで従順ですが、不安も抱えています。
シーザーが近づいて、「Shuitt!」と少し注意すると、後ずさりして伏せの状態に。

「僕を尊重している証拠です」お腹を見せてゴロンと横になった。
「これは光栄ですね。他の犬の前で腹を見せました。
戦意はない、という合図です。

この犬は生まれ変われます。
ただそのためにはナタリー(飼い主)のリハビリが必要です。

ナタリーとロキシーを会わせる。
こっちに来てもらいますが、触らず・話さず・目を見ないで。
No Touch. No Talk. No Eye Contact.
ナタリーは不安を抱えすぎです。このままだと犬は危険なままです。
「その手は癖ですか?」
(ナタリーはいつも不安そうに両手の指を体の前で組む癖があった)
そのポーズは犬に不安を与えるだけです。止めましょう。
さ、群れの中心に来て、できる限り穏やかに、自信を持って。
そしてリードを手に歩きます。

(そういえば、乗馬をするときも手綱から馬はその乗り手の力量を測っていると聞いたことがある。こいつは素人だ、こいつは慣れている、が手綱からわかる、と。それと一緒なんだろうな。禎)

犬のそばでは後ろに下がらないで。前に進めば犬はどきます。
前に進めば犬は人を尊重します。下がったら負け。

人が、触らず、話さず、目を見なければ、犬は穏やかになる。
あなたの態度次第なんです。

(ロキシーが久しぶりに会う飼い主に飛びつこうとするが)
そのまま進んで前へ前へと出ましょう。前へ、前へ。
ほら、犬はどきました。リードを短く持って、ためらわないで、自信を持って。

まだロキシーは興奮しています。あなたが犬を導くんです。
もう少し強く、強く踏み出して、堂々と歩きましょう。
犬に遅れを取らないように自分をリハビリしないと。

「飼いたいのに犬が問題を起こす」→「あなたに問題があるからです」

適切なエネルギーを身につけましょう。
人の不安や緊張が犬に移り、伝染する。
あなたが子どもの手本となり、穏やかで毅然としないといけません。

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(ピットブルは凶暴な犬だというイメージがあった。多くの人もそう思っている。でもシーザーはそれは誤解だという。『犬の攻撃性は後天的なものです』と言っている。飼い主が怖がっていて、毅然として接していないから、犬は自分がリーダーだと思ってしまう。それはピットブルに限らずどんな犬でもそうなる、という。犬が悪いんじゃない。悪いのは知識のない飼い主の方なんだ、とシーザーはやさしく教えてくれています。禎)
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『犬と暮らす日まで』シリーズ
人生は犬で決まる
100人に抱かれろ・・・仔犬の社会化
噛むように触る・ジャーマンシェパード(モジョ)①
緊張は犬に伝わる・グレーハウンド(アミーゴ)②
飼い主の責任・ジャックラッセル雑種(マンボ)③
リーダーがすべてを決める・ラブラドール(ジェット)④
危険な犬種という誤解・スタッフィ(ロージー)⑤
犬の攻撃性は後天的なもの・ピットブル(ロキシー)⑥

山田先生の手書き文字


中学の時の担任、山田弘司(ひろし)先生は、当時まだ30代前半の若い体育の教師だった。紺色のVネックのウインドブレーカーで、裾が細くなっているランニング用のジャージに、いつも両手を入れていた。(ポケットに、ではなくウエストのゴムの内側に手を入れていたように思う)手より先に蹴りが飛んでくる怖い先生だったけど、みんなから好かれている先生だった。フェアで正直で真っ直ぐな先生だったからだと思う。

昨年の8月、北九州市門司区で柳西(リュウセイ)中学卒業生の還暦同窓会が催された。中学3年生が60才になるのだから山田先生はもう70代後半なのだろう。何度か重いご病気で入院されていたそうだが、『あの世から「まだ来るな」と言われたんじゃ』と笑っていた。同窓会でお会いして、コピーライターとして書いた本を贈り、読んでいただき、一緒に写真を撮り、その後何通か手紙のやり取りをさせていただいた。

『早いもので同窓会から半月経ってしまいましたネ。本当に楽しい会で時間が止まって欲しいと何度も思った』と葉書をいただいた。同窓会のとき、別の中学での教え子が東京代々木でレストランをやっているから行ってみなさい、と薦められた、その詳しい話が書いてあった。家人の誕生日にそのレストランに行き、オーナーの方と山田先生の話をして笑い合った。その報告をしようとした時、山田先生が今年に入って療養のため再入院されていると知った。

先生を励ます意味で手紙を書いた。「ボクは今、フットサルで膝を痛めているので、プールで泳いだり筋トレしたりしています。60才になり、この体で生きていくので人間ドックや大腸内視鏡など点検・整備してやってます。山田先生も、東京オリンピックのマラソン見るまでは頑張ってもらわないと(笑)」と書いた。筆まめな山田先生から返事が来ない。病床でまだ書く元気はないのかも、と思っていた。ふと昨夜、机の上に置きっ放しになっていた、山田先生からのハガキに目がいって、ああ、返事がないのはまだ元気じゃないのかもなぁ、と思った、その翌朝。

柳西中学の同級生からメッセージが届いた。『昨夜23時33分、山田弘司先生がご逝去されました』昨夜、このハガキに目をやった頃の時間だ。山田先生がボクのことを思い出してくれていたのかもしれない、と思った。

ボクは、人が亡くなった時、しばらくはその辺を飛び回っているんじゃないかと思っている。魂は肉体からは抜け出てしまうから、その分、何処へでも飛んでいける。会いたい人に会いに行ったりできるんじゃないかと思っている。行けるんだけど、話せないし触れもしない。だけど見えてるし聞こえてると思っている。

電報を送ったり飾り花を送ったり会社名や役職名だけの看板を送ったりするのではなく、目を閉じて、山田先生のことを思い出すことが一番の供養だと思っている。九州の方角に向かって正座して黙祷。山田先生、ありがとうございました。

『・・・時間が止まって欲しいと何度も思った』という手書きの文字に、胸が詰まります。

仲人はやらないよ

写真はその9代目が卒業記念で作ってくれた短冊ポストイット

中村組のOBが「禎さん、ご報告がありまして」と妙に畏まってやってきた。「実は今度、結婚することになりまして。彼女を紹介したいので今度お食事する時間をいただけませんか」という。そりゃ、おめでとう。と、土曜日のランチの約束をした。

奥さんになる人とその彼と3人で会う。ん? もしかして仲人とか頼まれるの?それはダメだよ。それなら行くのはイヤだなぁ、と確認したら、そういうことじゃないという。それならいいや、と出向くのだが、何か違和感があった。なんでわざわざ彼女を紹介するのだろう?と。

ああ、もしかして、奥さんになる人。ボクも知ってる人で、ビックリさせようとしているのかも、と思った。誰だろう?彼の同期か?もしかして、OBの先輩か?後輩か? そういう心の準備をして、表参道のおしゃれな和食屋の階段を降りていった。

『あ!やっぱり!笑』だった。二人は中村組9代目の同期だった。そういうことか!そんな気もしたんだけど、この組み合わせだとは想像つかなかったね。

コピーライター養成講座専門コース中村組同士で結婚するカップルはこれで二組目だ。中村組のOBだから、人柄は保証します。傘の先っぽを振りながら歩くなんてしないし、電車の中でリュックを背負ったままで人の迷惑になることなんてしない。口喧嘩になりそうなときも、相手は何を言いたかったんだろう、と思い至れるし、自分がされたら嫌なことは人にしないし、自分がされてうれしいことを人にしてみるし。

コピーのテクニックを教える講座じゃなく、人として幸せに生きていくためのヒントを教えたられたとしたら、最高です。ずっと仲良くシアワセにね。

60歳は、いま何時?


年齢を重ねていくと、誰しも「寿命」を考えると思います。何歳まで生きるのだろう、と、考えても仕方のないことを考えてしまう。そして、1日24時間のうち、いま何時くらいだろう?と考える。日付が変わる24時で一生を終えるとしたらいま何時くらいなのか。日が暮れて、夜になって、ああ、もう1日も終わってしまうのかと寂しくなるから、そういう計算はするまいと思っていました。

でも、「ん!」と思うことがあったので、算出してみました。人生90年としたら60歳は3分の2。24時間でいうと16時。夕方の4時ですね。人生85年で計算すると、24(時間)÷85(年)×60(歳)=16.9411765(時)約17時です。夕方の5時。そう、『5時から男』(←知ってる人は知っている)の時間です。そろそろ仕事を片付けて、待ち合わせをして、おいしい食事とおいしいお酒が待っている時間。好きな人たちと過ごせる楽しい時間の始まりです。

40代はもちろん、50代の人もまだ勤務時間中。まだシャンパンで乾杯するには早い時間でしょ。まだまだ頑張らなきゃいけない、いろいろ我慢しなきゃいけない時間帯。(頑張って!)

これから深夜24時までの時間を、フルに楽しむために大事なのが「体調」です。これから大好きなフットサルして、おいしいもの食べて、お酒を飲んで楽しむわけだから、途中でケガしたり、気分が悪くなったり、眠ってしまっては意味がない。そういう意味で、体のメインテナンスが大事です。

まずは左膝を治す。大腿四頭筋の筋トレ、ストレッチ、プールトレーニング。そして人間ドック。脳のMRI 、血液の腫瘍マーカー検査。そして大腸内視鏡検査。この1957年製の身体を点検・整備して、夜中の24時まで突っ走りましょう。

社員を誇る作品集


CMプロダクションのスプーンさんから、小さな冊子が届いた。
スタッフそれぞれの、仕事の現場での忘れられない
「たべもの」についての話が綴られている。
ただの読み物としても楽しいんだけれど、
これほど素晴らしい「作品集」はないんじゃないか、と思った。
冊子の後半にCM作品が慎ましく紹介されている。
家のポストに入りきらないような大判の作品集ではなく、
ポストにコトンと届くサイズの作品集。
作ったCMが素晴らしいことを誇るのではなく、
社員を誇る作品集。
広告は結局、「人」がつくるんだもんね。

No Challenge, No Chance


第55回宣伝会議賞の一次審査通過者の名前が発表されました。応募総数45万8944点のうち、通過率はなんと1.1%(5336点)の狭き門。その名前のリストに初代中村組OBから現役15代目までの中村組のフルネームを見つけました。見逃している人もいるかもしれないけど(ゴメン)全部で50名。

中村組では「名前はいつもフルネームで。自分のフルネームは自分のブランドなんだから」と言っています。自分のフルネームをどんどん見せびらかしていこうゼ、と。
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■112新免弘樹■118廣川洋平■120松本茜■214佐藤潤一郎■315中村斉継■502飯田啓貴■514孝田純一■601阿部希葉■602阿部裕一■716柴田尚志■810島田寛昭■821松田孝一■824山内昌憲■904大杉 陽■912佐藤仁康■922程塚智隆■1005植村明弘■1014菅谷敏通■1025柳元良■1101阿部亮介■1109岡山和也■1114小嶋千晶■1207栗原啓輔■1210高石幸典■1211高橋俊一■1212玉熊文乃■1220福本剛士■1221本田陽子■1224森下夏樹■1226矢内そらん■1303石塚啓■1313谷将光■1315林田淳■1401青木美穂■1403天野正晴■1405打田倫明■1409芹澤高行■1410藤榮卓人■1414中島崇■1419福田瑞穂■1506小笠原清訓■1508熊谷愛■1509佐藤日登美■1510島村浩太■1512田中恵美子■1514永井景都■1516畑創■1517日比野はるか■1518平嶋さやか■1524村松佳奈

(私の名前見逃してます!があったら教えてね。修正するから)
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この中から何人と授賞式で会えるかな。いや、その前に、この宣伝会議賞に挑戦して、見事一次審査を通過した彼らを称えたいと思います。インディ500でアジア人として初優勝した佐藤琢磨選手の好きな言葉を思い出しました。

『No Challenge, No Chance』

一次審査落ちちゃったけど、これダメでしょうか?を見るOB会、やろうかな。