危険な犬種という誤解・スタッフィ(ロージー)⑤


檻の中ロージー【今回の主人公】イギリスの捨て犬保護施設にはスタッフィ(ピットブルの一種)が多い。今回は3回里親の元から戻されてきた3才メスのスタッフィ。他の犬にも攻撃的で自己主張が強く、行きたい方向へ力ずくで引っ張る。飼い主が従わないとしゃがみ込んで動こうとしない。
しゃがみ込んで

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シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK
動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする。ナショナルジオグラフィックTVの ザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの番組。その中の言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。
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いつものように、クルマのケージに入れられてドッグサイコロジーセンターのシーザーの元にやって来る。ケージから出してリードを付けようとするとケージから飛び出そうとする。スタッフィという犬種(ピットブルの一種)は『危険な犬種』と誤解されても、幸せになる権利はある、とシーザーが証明します。

「まずは力を発散させて落ち着かせてやります。これで引っ張らなくなる」

■ここでロージーの飼育係が「ロージ〜♡」と猫なで声のような優しい呼び方で声をかけるとシーザーが注意します。

「招き方(呼び方)も重要なんです。その優しい呼び方は、動物の世界では弱いエネルギーです。群れを統率する者には毅然とした態度が必要なのです」

(←赤ちゃんをなだめるように「なんとかちゃ〜ん」と呼ぶのは犬からしたら「こいつは私のリーダーではないな」と思われているのだろう。呼び方にも毅然とした態度は必要なんだな、と思った。禎)

■飼育係がロージーを引こうとすると、抵抗して座り込んでしまう。

「コツがあります。頭を動かしてやるんです。アゴを上げると身体が自然と前に出る。前に出た瞬間に、リードを持つ力を緩める。そうすると犬は『この男に従うしかないな』と思うのです。人間を引っ張る癖は直さなきゃダメだぞと」

よく犬に引っ張られながら散歩している人を見ますが、あれは犬が元気でしかたがないのではなく、犬が飼い主のことをボスだと認めていない証拠なのです。

■スタッフィ(ピットブルの一種)、この犬種は危険だとよく勘違いされます。しかし危険なのは知識のない人間や心なき人間なのです。ロージーは人が創った闘犬ですが、その前に一匹の犬です。群れに順応する能力を持っている。牙をむき出すこと以外のストレス解消法を教えてあげないといけません。ほんとうは、遊びたいんです。(←オモチャを投げて遊ばせるとうれしそうに走り回っていた。禎)

タッチで警告■次はロージーがオモチャに飛びつくのを止めさせます。オモチャを持ったシーザーに飛びかかろうとしたら、(例の)タッチです。『Shuitt!』という声とともに腰辺りをタッチ(手で突く)して警告します。オモチャを持ったシーザーの前で座って待ったら、オモチャを与える。つまり、落ち着かせてからご褒美をあげる。
(←興奮したままだとオモチャはもらえない。落ち着いて座るとオモチャがもらえる、ということを学習させるわけですね。禎)

■次はフェンスに沿ってロージーを歩かせます(フェンスの中には他の犬たちがいます)リードを付けてほかの犬が吠える中を歩くんです。ほかの犬に攻撃的というロージーはどう反応するでしょう。

キック1 ウウウゥ〜キック2 これがシーザー得意のバックサイド・ヒールキック 犬は不意を突かれ興奮状態から我に返る

ロージーがフェンスに向かっていき中の犬に威圧的な態度をとろうとしたその瞬間、いつものシーザーの『バックサイド・ヒールキック』が入ります。ロージーは「ん?何?」と我に帰ります。タッチは感情を切り替えます。そういうときにやりがちなのが「止めなさい!」とリードを引こうとすること。犬は首を引っ張られても感じない(ダメ!というサインだとは思っていない)だから首ではなく胴にタッチして警告します。

「ロージーの攻撃性を懸念していましたが、至って穏やかでした。それは、リードを引いて歩くとき、ロージーに集中しすぎず、毅然と歩いていたのがよかった。リードから飼い主の緊張が犬に伝わりますからね」

「ドアから出るのは絶対に人間が先です。犬を先に出してはいけません」
(←これは前回にも言っていた。飼い主に従うことをちゃんと教えることが大事だということなんだろう。禎)

「ロージーは私が思い描くスタッフィそのものです。心優しい犬です。屈強な犬であるほど、穏やかな心を持っているのです」

複数の家庭で過ごした犬は分離不安症に陥ることもある。ロージーは3つの家庭から手に負えないと戻された過去がある。

「人間が犬と関わるには、まず扱い方を知ること。犬種を気にするのはその後です。里親になる上で必要なのは、犬と信頼関係を築くことです。そこに忠誠心が生まれる。ロージーから信頼と尊敬を得てください」

「アメリカの施設にはピットブルが多く、イギリスにはスタッフィが多い。サイズは違っても悪い評判は同じです。犬種を聞いたとたんに動揺する人がほとんどだ。問題は犬種ではなく飼い主なんだと教える必要があるのです」(←ボク自身もピットブル系は気性が激しい、言うこと聞かないイメージがありました。禎)

■飼い主候補のひとりがフェンスの中のロージーに対面しリードをかける・・・リードをかけようとしたとき、「待って」とシーザーが止めた。

「頭は下がっていても尻尾を振っているときは、リードをつけません。喜んで見えますがあれは興奮のサインです。外に出る前から興奮させてはいけない。落ち着かせ、犬が従順になったら、犬があなたを信頼し、尊敬している印です」

ロージーは遊びの最中にとくに興奮するため(犬はみんなそうだよなぁ。禎)飼い主は対処法を学ぶ必要があります。ホースで水を巻き興奮させる。ロージーは狂ったように喜んでホースの水を飲みながら浴びながらジャンプしている。

興奮しているときはエサは認識しません。眼中にない。だからエサで気を引くことは不可能です。短いリードをつけ、水から少し離して「タッチ」します。何度も「Shuitt!」と言ってタッチします。遊ぶにも限度があると犬に知らせなければなりません。何度もタッチして警告しつづける。頭が下がってきたら興奮が冷めてきたということ。無理に水から遠ざけるのではなく、水から助け出す感覚です。乱暴はしない。
(←リードをつけて無理矢理引いてもダメだということですね。さっきのフェンスの中の犬を威嚇したときのような「不意打ち的タッチ」が有効なのでしょう。禎)

■犬との初対面

「初めて犬と接するときのルールは、①触らず、②話さず、③目を見ない」

「No Touch!  No Talk!  No Eye Contact!」

初対面のときは目を合わせちゃダメなんです。まず、しゃがんで匂いを嗅がせましょう。(←よく街で「可愛いですね」と犬に寄っていくけど、犬を怖がらせないよう人間の目の位置を近くするためにしゃがむほうがいいことは聞いていた。でも本当は触ったり声をかけたり目を見たりしてはいけないんだ。まず匂いを嗅がせて安心させてから、なんだろうな。禎)

■犬を飼う上で知るべきは、エネルギーについてです。これを学べば自分で犬が選べる。動物に過去や未来はありません。その瞬間を生きる。子どもと同じです。子どもを正しい方向へ導き、守ることが親の役目です。でも時にこんなケースもある。愛情を与えるだけで、指導と保護を怠る。すると主導権は子どもに握られます。不自然な関係です。犬を飼育する上では、規律と愛情と運動が大事です。

ダメと前へ 「ダメ!」というときは一歩前に出る 強くなくても「意思」を示すことが大事

■初めて犬を飼う人が、犬の群れと接することは最高の経験になるんですよ。犬について学べます。群れの言いなりになることはないんです。群れに「ここは自分の領域なんだ」と主張していいんです。何かを拒否するとき、友だちに何ていいますか?「ダメ!」といいますね。そのとき犬に向かって一歩前に出ながら「ダメ!」と言うことが大事です。後ろに下がったら、犬を呼び寄せてしまう。こっちへどうぞ、の意味になってしまう。後ろに下がりながらの「ダメ」は、ただじゃれているだけです。そして「ダメ!」に感情を込めてください。(飼い主候補の子どもに犬が飛びついてくる。子どもは小さいから下がりながら「ダメ!」と言うしかなかった。でもそこで一歩前にでて、犬を押しのけてでも「ダメ!」ということが大事。そうしないと犬は理解できないから)

犬の群れと接することで新しい世界が開けます。犬種が何かなんて気にならなくなる。群れと接するときに不安がないから1匹と接するときも怖がる必要がなくなる。

■興奮状態のときにはエサを与えない。興奮したら「Shuitt!」耳が後ろにいったら落ち着いた証拠です。地面や子どもの手にある食べ物に敬意を示させることが大事です。

■散歩中に起こり得る混乱を想定してみましょう。ロージーを連れてほかの犬のそばを歩きます。目標はロージーを興奮させないこと。周りがどんなに興奮していてもね。

しゃがみ込んで歩かない場合は、リードをアゴの下に回して上げる。そうすると立ち上がる。自分の横か後ろを歩かせる。地面に鼻をつけさせない。そうすれば支配権を握れます。(←「地面に鼻をつけさせない」ためにはどうすればいいのかは、よくわからなかった。禎)

「犬への毅然とした態度は人の自信を育てます。犬に主導権を握られたら、リーダーにはなれません」

周りの犬が吠えて混乱してても、人が主導権を握っていれば犬は惑わされません。だから冷静で落ち着いていられる。

さあロージー さあロージー
約束通り 約束どおり見つけたぞ もう柵からでられるんだぞ
新しい家だ 新しい家だ

■里親に決まった家族に対してシーザーの言葉:
後は学んだことをいかに続けるかです。毅然とした態度を貫き、根気よく接してください。責任を持って犬と暮らす。これと同じことが夫や父親にもあてはまる。子どもを落ち着かせるのは穏やかな父親です。指導は毅然と行う。一緒にいて楽しいだけじゃない。犬は家族や友人との関わり方まで教えてくれるのです。
(そしてシーザーはロージーのリードから手を離す。だけどロージーはその里親家族の足元にじっといる)・・・これが信頼です。

待て 歯をむき出して威嚇していたあのロージーがエサを前に「待て」ができているという感動

(←檻の中で吠えまくっていたスタッフィのロージーがこんなに従順になる。凶暴な犬は不安なんだ。その不安を取り除いてあげて、信頼できる、安心できる飼い主のもとで暮らせるなら、犬は穏やかに暮らせるんだ。同じ犬とは思えないほどの変わり様だった。禎)

 

 

 

 

 

リーダーがすべてを決める・ラブラドール(ジェット)④

ジェット二人で 捨て犬センターに連れて来られた2才のラブラドール「ジェット」。リードを付けるのも2、3人がかりです。散歩も二人がかり。

シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVのザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『犬の里親探します』その中の言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。

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【動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする番組】
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【今回の主人公】
ラブラドールは人気のある犬種です。ではなぜこの犬に家がないのか。十分な訓練を受けた飼い主が現れないからです。捨て犬センターに連れて来られた2歳のラブラドールの雑種「ジェット」。攻撃的でかなり気性が荒い。リードを付けるのも2、3人がかりです。いつも興奮していてすごい力で引っ張る。このままだと里親も決まらず、殺処分になってしまいます。
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■初対面

シーザーがフェンスの中にいるジェットに初めて会いにいく。フェンスに飛びかかり、「早く開けて!」と言っているように興奮している。

『このような状態のとき、僕は真っすぐ犬のところへは行きません。(犬から離れた場所の)フェンスに近づき後ろ向きにしゃがんでお尻を向けます。まずこうして匂いを嗅がせます』(犬は人間の10万倍の臭覚を持っています)

『目は合わせず、音もたてずに、興味を持たせるんです。後ろ向きのまま一度立ち去ります』そしてシーザーはゆっくりフェンスの中に入り、ジェットの前に立つ。胸を張ってジェットの前を立ち塞ぐように、何もせずにただ立つ。→(飼い主の毅然とした態度は犬を落ち着かせます)→だんだんジェットが落ち着いてきます。

ジェットは最初、頭を下げていて落ち着いた状態だった。そして急に興奮し始めた。つまり感情が不安定なのです。だから攻撃的に見えてしまう。

ジェットおもちゃ

■オモチャを独り占めしたがる癖

オモチャへの執着は厄介です。
オモチャを渡す前に座らせようとしても、飛びかかってくる

なかなかオモチャを渡さない

一瞬座る、がソワソワしている→しかたなくオモチャを渡す

それでは犬の頭は興奮したまま。座ることに対するご褒美ではなく、
興奮に対するご褒美だと思っている

それで悪化する

興奮したままだから慌ててオモチャに噛み付く。それをまず落ち着かせ、こちらに従わせるのです。音が鳴るオモチャではさらに興奮します。

ジェット待ておもちゃジェット強くタッチジェットタッチは強く

■オモチャに対する執着心を取り除く
これからオモチャを取ろうとするたびに止めさせます。「Shutts!」と音を出しながらPUSH(横腹を指先で突く)することで、警告だと認識させます。

「カモン!」とシーザーが呼んだとき、ジェットは一瞬そばに置かれたオモチャのほうを見た。その瞬間シーザーは「Shutts!」と声を出した。「カモン!」と膝を叩くとジェットはオモチャではなくシーザーのほうへ歩み寄って座った。オモチャの音を鳴らしても座ったまま。ジェットのそばにもうひとつのオモチャをわざと落としても「Shutts!」という声を発するだけでジェットは我慢した。犬から離れて「カモン!」と呼ぶとき、また一瞬落ちているオモチャをちらっと見るとすかさず「Shutts!」で、シーザーのほうへ来る。「Good Boy!」と褒める。→『ご褒美は(オモチャではなく)僕なんです』

(しつける時は、犬から一瞬も目を離さず注意深く見ていないといけないんだな。間違えた瞬間に「Shutts!」を使わないといけないんだな、と思った。禎)

■フェンスの中に入ってリードを付ける
(里親候補の人にやらせてみて、シーザーのコメント)
『見ず知らずの人間が自分の領域に入ると、犬は驚くことがあります。フェンスの中に入って寄っていかず、ジェットが来るまで待ったのは正しい判断です』

リードをつける→リードを取るところを見ただけでジェットの態度が一変した。
(里親候補の夫婦にやらせてみる。犬初心者の夫がリードをつけようとする。犬に馴れている妻が注意する:それを見たシーザーのコメント)

『協同作業の様子を見ると、意思疎通ができているかどうかがわかります。「リードをつけて」「引っ張りすぎないで」「放して」「座って」と奥さんが言っている。プレッシャーの下では、人間がどう振る舞っているかは犬も見ています』→(ジェットをしつけようとしているご主人、そのご主人に指示をだしている奥さん、それを見ているジェット。それではご主人の指示は聞かないだろうな、と思った。禎)

■リードを付けて連れ出す
『ドアから出るのは絶対に人間が先です。ゲートを開けて犬が先に出ようとしたら、パチン!と指を鳴らし、犬を待たせてから自分が先に出ます』

(里親候補の人にやらせてみて、シーザーのアドバイス)
『ドアを開けたときに興奮が見えた。あなたはリードを後ろに引きましたね。そうすると犬は逆に緊張します。家の中では問題なくても、外に出ようとすると態度に変化が現れることがあります』

シーザーは、リードをつけたジェットが興奮していると「Shutts!」と音を出して座らせる。

『リードは興奮の合図じゃないと知らせなくてはいけない。子犬は親に付いて歩くでしょ。リードは不要です。その感覚を育てるんです。そうすればリードは必要なくなる。信頼と尊敬と忠誠心が生まれ、リード代わりとなる』

■公園で興奮を抑えられない(人がボールを蹴って遊んでいる。ほかの犬も散歩している。ジェットは興奮を抑えられない。リードを引きちぎって走り出しそうな危険な状態)

ジェット後ろ回し蹴り 犬を左に従えた状態で、右足で後ろ回し蹴り

『触れてやることで犬の興奮状態を静められます。触れることで感情を切り替えます』→「触れる」というより「ケリ」を入れる?シーザー得意の「後ろ回し蹴り」一発で静める。犬は不意を突かれるので一瞬何が起こったかわからず冷静に戻る。

『興奮が最高潮のときに放置しないことが大事です。前に行きたい気持ちを抑えます。ボールが動いても静かに。興奮のレベルが10から1に下がる。そのタイミングでエクササイズを終了します』

■ジェットからオモチャを取り返すにはジェットの所有欲は簡単には抑えられないが、ジェットに近づくために「別のオモチャ」を使う。『遊ぶにも限度があると犬にも知らせなければいけない』

別のオモチャで気を逸らしただけでは興奮は納まっていない。シーザーはオモチャを持ち「これは自分のものだ」とわからせる。

ジェットを従わせるために触れる(タッチする)ときは、少し力強く「Shutts!」
『このとき、オモチャを後ろに隠すと遊びだと勘違いするので体の前で持ちます』ジェットの足元にわざとオモチャを落とす→ジェットが取ろうとするから→そのとき「Shutts!」(とタッチ)→『このオモチャは自分のものだということを示します。群れのリーダーがすべてを決めます。時には毅然とした態度を見せるのもリーダーの役目です』

『犬のしつけで気をつけるべき点は「ルール」「境界」「制限」の3点です』

ジェットの場合は「遊びの制限」をすること。自らオモチャを放させるのが目標。(犬が檻の中に長期間いた場合、所有欲が増す場合があります)

『オモチャの』問題は得てして軽く考えられがちですが、群れの中では所有欲が争いを起しかねないんです』

(オモチャをくわえて逃げ回るジェット)まずオモチャを奪うのではなく、止まって欲しいと伝える。ジェットの行き手をふさぐように立ち、ゆっくり歩かせます。「Shutts!」と言いながらゆっくり近づきます。オモチャを取り上げるとき、引っ張るのではなく「Shutts!」と指を立てる。で、ジェットに離させる。自信を持って堂々とやることが大事。

(→字で書くとカンタンだけど、実際にやるのは難しいんだろうなぁ・・・。禎)

飼い主の責任・ジャックラッセル雑種(マンボ)③

マンボシーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVの ザ・カリスマドッグトレーナー、ミランの『犬の里親探します』という番組。その言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。

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物保容されている、問題を起こす犬はなかなか新しいい主がつからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里をトレニングする番
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【今回の主人公】
今回施設から救い出す犬は、甘やかされて育ったジャックラッセルの雑種オス8才・マンボです。問題行動は ①周りの犬に支配的な姿勢をとる ②その態度が攻撃的に見られ ③リードを引っ張る ④とくにメスの前では興奮を抑えられない・・・雑種の小型犬はかわいいものですが、大型犬と同様に『境界』と『制限』を教えることが必要です。
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■クルマのケージに入れられてドッグランにやって来る。
・閉じ込められた犬はよく吠える傾向にある。
・あれほど吠えるのは助けを求めている証拠。最大のケアが必要。
・活発+欲求不満
・リードを引っ張る→とにかくエネルギーを発散したがっている

ドッグランでリードを外してマンボの様子を見る。マンボはせわしなく辺りを見回していた。『一度に何もかもをしたい!という欲求の表れで、ふつうの犬では考えられない行動です。他の犬に会わせて、マンボの支配欲を見てみましょう』

メスの大型犬レダと会わせます。レダは強いメスだからマンボに好き勝手はさせない。マンボはレダのお尻の匂いを嗅ごうとする。レダはお尻を下げて嗅がせることで「これ以上は許さない」と言っている。それでもマンボは引き下がらないので、レダが反撃に出る。レダはマンボを圧倒する。しかし冷静なままだから噛みつきはしない。マンボは動揺している。

マンボの悪いところは2つ。「敬意を知らない」「服従できない」 人に服従し、他の犬に敬意を払うべきだと教える必要がある。

『犬の世界では群れの「調和」がすべてです。「ルール」「境界」「制限」が犬種に関係なく適用される。必要なのは規律を教えるリーダーです』

マンボ公園1 ドッグパークでは小型犬が争いを引き起こすのに

マンボ公園2 大型犬のほうが叱られる

マンボ公園3 興奮しすぎているのが問題です

【リード・散歩について】
クルマのゲートを開けて、ケージから出してリードをつける。リードを持つ。ケージを開けて、待て。従わせる。エサを持って、エサの匂いを嗅がせ、右手・指を立てる。匂いと目線を使う。首を伸ばしてきたらリードをかける。そうすることで、この(立てた)「指」が「エサ」を意味するようになる

(悪い例)エサを取って、マンボが興奮したままの状態で、ケージの柵越しにエサをあげてしまう→× 「興奮すればエサをもらえる」と思わせてしまった。

犬用の道具選びにも注意が必要。マンボは興奮度が高いので「ジェントル・リーダー」というリードを使う。マズルにかかっているリード。跳び上がるような状態で足を下ろさせるのが簡単になる。気を静めるのが目的。服従を教えるにも穏やかに教える

リードを引いて歩くとき、犬が横に歩こうとするのは、ためらっている証拠。「Shuitt!」(シュィッ!という声)と指を鳴らす合図で犬の気分を変える。肩をあげて(胸を張って?)自信を持って歩き始める。あなたが戸惑い気味に横に進むと、マンボは別の方向へ行く。腕の力を抜いて、自分の身体の状態に気を配ればいい。

犬との初対面で人が緊張するのはしかたがない→でも、犬は人間の正直さや愛情を常に測っています。

『犬と歩くとき→迷いのない感じが大切です』

『犬の呼吸が荒いのは、緊張状態だからです』

『リードを持つ手、飼い主が楽しんでいなければ犬に伝わるもの。そういう雰囲気は周囲にも伝染します』

『飼い主は犬を良く知る義務がある。他の犬がどうであれ、飼い犬を制御しましょう』

■尻尾を振ると喜んでいると人は思うが、実際は「近づくと噛むぞ」という合図の場合がある。
■足(キック)を使う。リードで散歩中、よそ見してどこかへ行こうとした瞬間、後ろ足アウトサイドで軽く突っつく(犬の不意をつく)犬を集中させるためには効果的
■緊張や恐怖心を抱いたまま(トレーニングを)終えると、信頼関係を損ねてしまう。「楽しい」「リラックス」でトレーニングを終えるのがいい。

『マンボは血気盛んな犬に見えますが、実際は違います。欲求不満が続いた結果、ストレスが貯まっているのです。しつけを怠って甘やかした飼い主の責任です。何か任務を与えれば、犬は従うのです。すると落ち着くようになるのです』

『マンボのように施設には生きる目的を見失い、欲求不満から問題を起こします』

『尻尾や耳を見れば、落ち着いていることがわかります』

『服従は人間が求めるのではなく、服従を獲得するのは犬の仕事です』

『散歩から帰って家に着いても、すぐにリードは外してはいけない。座らせたいところで外してやる。帰ってすぐ外すのは絶対にいけません』

『好きな犬を飼うのではなく、必要な犬を飼うことが大事です』

言うことを聞かない犬、それは犬がバカなんじゃなく、飼い主がリーダーとして失格なだけなんだな、と思った(禎)

緊張は犬に伝わる・グレーハウンド(アミーゴ)②

アミーゴ口輪グレーハウンドのアミーゴは、「口輪」をしないと散歩できないほど攻撃的な犬だった

シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVのザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『犬の里親探します』その中の言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。
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【動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする番組】
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【今回の主人公】
今回施設に保護された、グレイハウンドのオス「アミーゴ」。非常に攻撃的な犬です。子犬を噛むなど手に負えない状況でした.他の犬だけではなく息子を噛んだこともある。相手かまわず襲いかかるので外出時は危険を回避するために「口輪」の着用が必須でした。アミーゴは外に出た瞬間から標的となる犬を探します。そして興奮の極致になり暴れ出します。飼い主はたまらず施設に返しました。受け入れを拒否されれば殺処分だった可能性もありました。
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グレイハウンドは獲物を目で追います。猟犬として優れた視覚を備えています。時速は約65kmで走れます。リードにつながれた状態で他の犬に向かっていくんですよ。これ以上犠牲を出さないためにも直ちにリハビリを開始します。

まずアミーゴが他の犬とどう接するかを見てみましょう。リードを付けた状態の大型犬(ラブラドール系)と会わせる→かなり重症です。標的を定め、胸を張り、首を伸ばし、耳が前に出ている。まさに獲物を襲うグレイハウンド特有の姿です。

アミーゴ逆らえない
■逆らえないと教える
シーザー:『ボクはリードを持つとまず犬の状態を確認します。戦闘体勢のアミーゴに、冷静なまま、負けないことが大切です。手と声でアミーゴをしつけていきます』→相手に飛びかかろうとしているアミーゴに「タッチ」する。(Shitts! シュィッ!という声と4本の指で突っつく(五本指で噛み付くように?)(見えていない方向から?)すると、興奮したアミーゴが我に帰る。耳が前に出たらダメだと教える。そして落ち着かせる。この「制御」がいかに速くできるかが里親選びの基準になります。「絶対に逆らえない」とアミーゴに思わせること。

アミーゴ群れニオイ
■群れの中に入れる
次は群れ(PACK)の中で見てみましょう。アミーゴが攻撃的になる理由がより見えてくるはずです。群れの活用はリハビリには効果的です。問題の深刻度とその解決策は群れが教えてくれます。注意しないと、冷静な犬の群れでも敵だと判断すれば殺してしまう。アミーゴを群れの中に入れると、群れはアミーゴの「不安」を見抜き、「弱い」と判断して、一斉に寄って行きました。群れの全員にニオイを嗅がせるまで、この場を動いてはダメです。そうして「信頼」を勝ち取っていきます。アミーゴもその雰囲気を感じ取った様子です。

『犬を飼っている家を(人間が)訪れても、入り口で犬が離れるまで待つべきです(よそ者である自分のニオイを嗅がせて信頼を得る。人間も同じです)』

犬は危険や縄張りなどを、フェロモンで感じ取ります。ハーネスを外し、リードをそっと外します→『犬は、攻撃的なのではなく、他の犬に興味を持ち、興奮しているだけの場合も多いのです。でもそのとき、リードから緊張が伝わると、興奮が攻撃性に変わり危険な状態を招くことがあります』

アミーゴは群れの中で協力し合っている。一匹も吠えない。吠えたのは最初だけ→
『ふだん手に負えないような態度をとる犬も、群れの中では本性を見せます』

『奇跡だとか、あり得ないという人もいますが、ボク(シーザー)はほとんど何もしていません。冷静な犬の群れに入れただけです』

『ボクの使命は犬に関して人々を教育し、より多くの犬を救うことです。里親との相性の重要性を説いていきたい。アミーゴは強いリーダーを必要としています』

■ジャーマンシェパード(ハービー)と会わせる
(ハービーというのは里親候補の家族が買っている犬で、あまり飼い主がリーダーシップを取れていない様子)

『初対面の犬を見て、耳が下がっていれば、犬も人も安心していいサインです』

■二人目の里親候補セビリオにアミーゴを会わせる
『グレーハウンドという犬種はとても落ち着きがあります。セビリオにも同じ雰囲気があり、アミーゴも信頼したようです』

■アミーゴを散歩させる
『歩き方のお手本を見せましょう。もしあなたが、旅行ガイドとして道を先導するなら、旅行者の前にいないとダメでしょ。犬の散歩も同じで、飼い主が導いてやらないといけない。犬は人の前に立つと力強くなるんです。群れの中の立ち位置は重要です。飼い主がアミーゴに従うと、結果は悲惨なものになります』

→(よく犬に引っ張られて散歩している人を見かける。あれは犬が飼い主をリーダーだと思っていない証拠だ。あれは犬をコントロールできていない。「ヒール!」といって犬を飼い主の横に従える姿が正しいらしい。禎)

『グレーハウンドは軽いので、羽毛のように扱います』

『ゲートの前では勝手に外に出さないように、「Shuitt!」といいながら手を広げてブロックします。「ルール」「限界」「制限」は初対面のときほど重要です』

■グレーハウンドの本能
『グレーハウンドは本能的に小動物(ウサギ)を追います。いま、耳が立っています。感情が読み取れますね。目の前のものに興奮しているといっているのです。体の動きをよく見ることが大事です。知識と準備により余裕と自信が生まれます』

アミーゴうさぎアミーゴ後ろ回し蹴り シーザーさん得意の後ろ回し蹴りの瞬間
ウサギのいる柵の方へ歩く。アミーゴがウサギを見た瞬間に注意する→後ろ足で軽くキックする(後ろ回し蹴り)→アミーゴは驚く。リードに引かれることに犬は慣れているから、「注意」するとき、「ダメ」のサインとしてリードを引いても効果はない。別の方法で指示をする必要がある。

『問題回避のためには一瞬の決断が大切です。躊躇はリードを通じて犬に不安が伝わります』

■街中の散歩でほかの犬に興奮するアミーゴ
『興奮度が高くなるにつれて、動きも大きくなる。犬の精神状態を把握した上で、立ち去るか落ち着かせるかを判断しましょう』

(散歩のさせ方を見て)『セビリオはアミーゴの態度を正さず、終始リードを引っ張って無理矢理歩いていた。そして興奮が増すにつれて大きく動くので、更に強くリードを引っ張っていた。アミーゴは苦しそうだった』

『一番大切なのは冷静さを失わないこと。そうしないと犬の緊張が増します。ここは犬のしつけの基礎といえるところです』

道でほかの犬とすれ違うとき、興奮している→無理に進むと緊張が増すので、一旦来た道を戻って冷静にさせることも大事。

(犬のしつけは「その時」に指示しないと意味がないという。褒めるにしてもNO!にしても、そのことをした瞬間にしなければ意味がない。つまり、犬をよく観察していないといけないし、正しい知識と準備が必要なんだと強く感じた。タイヘンだなぁ・・・禎)

噛むように触る・ジャーマンシェパード(モジョ)①

ミラン1シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVの ザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『犬の里親探します』という番組。その言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。
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【動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする番組】
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怖いモジョ
【今回の主人公】
今回施設から救い出す犬は、ジャーマンシェパードのオス「モジョ」。生後9週から2才まで飼われて、物を壊すからという理由で飼い主が飼育を放棄。施設に入れられて4ヶ月。思春期までに全くしつけられていない。問題行動は、①吠えて跳び回る ②支配的で攻撃的 ③他のオスと問題を起こす ④お座りもできない ⑤散歩中クルマを見ると反応する・・・モジョはルールを教わったことがない。
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『2才4ヶ月のジャーマンシェパードは成犬の大きさですが、まったくしつけられていないので、中身は子犬と同じです。飼い主はまだ子犬だということを理解しておく必要があります』

『純血種には特長に合うケアが必要です。ジャーマンシェパードは仕事を与えられればエネルギーを発散できます。適度な運動を継続的にさせる必要があり、里親の理解も必要。モジョには散歩だけでなく、何か仕事が必要です』

ドッグランのゲートの中にいるモジョに、カトリンさん(里親候補)が2匹のオスを会わせるとき。ゲートを開けてもモジョは入り口に立ちふさがり、カトリンさんを中に入れようとしない。道を空けようとしない。(モジョはカトリンさんを試している)

【タッチ:Shuitt! シュィッ!】
その時、シーザーは「タッチを」と。両手の指先で犬の脇を突っつく(Shuitt! シュィッ!という声とともに)→シーザーがよくやる手段。犬の注意を向けさせる。集中させるため。

「タッチ」を何度かしたら、道を空けてくれて中に入れた。

『タッチは首にしてはダメ。首は感覚が鈍いから気づかないんです。タッチは背中を触ります。柔らかい部分がいいですよ。後ろ足なら感じますが、首を触っても意味がありません』

平手の指先(両手で)(Shuitt! シュィッ!)という声とともに「タッチ」(突っつく)(指先で噛み付きの再現・犬同士は噛み付かれて学習していくから)

『ゲートなどドアから引き離すためには、首の皮を引っ張ってもいいんです。首輪を引っ張るのはよくない。首が締まるので野獣に変身します』

【毅然とした態度】
『モジョの問題のひとつは散歩の仕方でした。散歩するときは、毅然とした態度で、落ち着いてコントロールする。人間も犬も穏やかな状態がベストです。恐怖心を見せないことが大事なんです』

『社交を学んでいないモジョの前では、毅然とした態度が必要です。大きい犬の場合は特に気をつけます』

『モジョは愛らしい犬ですが、社交を知りません。服従も知らないし、すべてが間違っているのです』

【セバスチャン(里親候補・犬初心者)との初対面のとき】
①しゃがんでください
②近寄って来たら全身の匂いを嗅がせます→信頼させる
③最初から触らない

【従順な状態をつくる】
犬のいるゲートの中に入ってくるなり、シーザーさんはモジョの背中を片手の指を開いて噛むように掴む。ギュッと掴んだまま押さえつけます(両手で背中を)モジョを横たわらせる→この体勢にできることをモジョに示し、優位に立ちます。自分が上だということを触ってわからせます。犬同士でもこうやって調和を築きます。口の代わりに手を使って噛むように(ゆっくり)触ります→マズルも頭も押さえる。モジョは嚙み返せません。これであなたに従順になります。触れることで上下関係を教えます。こうして得た権力は犬の本能に勝ります。モジョのような強い犬種が興奮すると危険なので、従順な状態にしておくほうが安心です。モジョ1押さえます

モジョ2この体勢にできることをモジョに示し

モジョ3口の代わりに手を使って噛むように触ります
(一見乱暴に押さえつけているように見えますが、そうではなくて、マッサージをしてやっているくらいの優しさで押さえつけて行きます)

【去勢】
去勢していない2匹が会えば本能が目覚めます。男性ホルモンがケンカを誘発します。(データ:去勢していない犬は2.6倍人を噛みやすい)

『モジョは去勢していないので、オスに会わせるのは危険です。モジョは強気な態度を見せます。去勢すると攻撃性は弱まります。人間や他の犬と暮らすためには去勢が一番の方法です』

【気づいたこと】
シーザーさんは飼い主のことを「リーダー」と呼んでいた。飼い主は「オーナー」とかではなくその犬の「リーダー」じゃないといけないんだ(禎)

この番組のタイトル、『LEADER OF THE PACK』とは『群れの親分』ってことだ。『PACK』ということばはどうやら『群れ』の意味のようだ(禎)

100人に抱かれろ・・・仔犬の社会化

DOG NOTE表紙DOG NOTE 刷り込み期

『人生は犬で決まる』という本のせいもあり、将来は犬と暮らしたいと思うものの、そんな命あるものをカンタンに飼うわけにはいかない。まず何をしよう。せめて基本的な知識だけでも知っておこうと思い、いろんな犬の本を読むことにしました。読むだけではなくノートも取ろう。そのノートがこれです。まずは、仔犬のしつけで一番大事な『時期』について。

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①刷り込み期(4週齢〜7週齢)(生後2ヶ月まで)
この時期を逸すると取り返しがつかない(ブリーダーなどの責任)

(←この時期については2週齢から7週齢、と書かれた本もありましたが、要は母犬や兄弟犬や他の犬と一緒に育てることで自分が犬だとわからせること。人間にも慣れさせることが大事、ということのようです。禎)

②社会化期(8週齢〜12週齢)(生後3ヶ月まで)
刷り込み期後半から16週齢(6ヶ月齢)
6ヶ月齢まではあらゆる刺激に慣らす努力を
この時期に出会わなかった経験に大きな拒否反応を示すようになる
たとえば、オオカミの子はこの時期、他の大型肉食獣、人間などの危険な存在には出会わない。つまり、将来これらに出会うと逃げればいい、と考える。いろいろな人間(老若男女)猫、テレビ、電気掃除機、クルマ、電車など、犬が将来出会うであろう最初の事物にこの時期に会わせることが非常に重要

(←この社会化期も6週齢から16週齢【生後4ヶ月】と書かれた本もありました。いずれにせよ遅くても20週齢【生後約5ヶ月】頃で仔犬の吸収期は終わるということみたいです。禎)

(←この社会化期が非常に重要で、いろんな刺激に慣らす時期です。いろんな音、いろんな人、いろんな犬、いろんな動物、猫、鳥、人間の子ども、老若男女に出会わせること。この時期に会ったことないものに将来出会うと怯えたり、吠えたりするらしい。たしかに、見たことないものに出会うとそりゃ怖いもんね。禎)

(←「生後3ヶ月までに100人の異なった人に抱いてもらえ」動物行動学者イアン・ダンパー という言葉もあるくらいらしいです。禎)

③社会化と予防接種
◎できるだけ多くのタイプの人手に触れる。とくに幼児(手を洗わせる)
◎室内から外を見せる。クルマで繁華街に行く。抱いて街の様子を観察させる(ぜひ行うこと)
◎多少危険だが予防接種を受けた健康な犬と接触させる
◎食事、運動、休養などの正しい健康管理が大事

④仔犬の入手時期
7週齢〜8週齢がおすすめ(生後2ヶ月たつ頃)
・母犬、兄弟犬との付き合いができる
・社会化の時間が十分ある
・5週齢以前の犬では早すぎる(噛んで反撃された経験がない)
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(なぜこの話を書きたかったかというと・・・)
先日とあるホームセンターに行ったら、ペットコーナーがありました。いろんな人たちがその仔犬たちを眺めています。その中で毛がボサボサのトイプードルが黄ばんだおしっこシートの上にうつ伏せで寝ている。「トイプードルにしては大きいな」と気になって名札を見てみると誕生日は去年の11月。ということは生後6ヶ月・・・。たしか生後6ヶ月までには「社会化」というしつけの中でも重要な経験をさせなければいけないはず。こういうペットショップではそういうしつけは終わっているのだろうか。本で読んだだけの知識ですが、生後間もない頃の犬が出会う経験がとても大事だとどの本も言っている。ペットショップのこの仔犬たちは大丈夫なんだろうか・・・。キャンキャン吠えている仔犬、歯がかゆいのか、ケージの縁の金属部分をなんとか噛もうとしている仔犬。ちょっと心配になったのでした。

人生は犬で決まる

人生は犬で決まる(表紙)

本はタイトルで決まる、という話は聞きますが、ホントにそうかな?と疑っていました。タイトルにつられて手に取ることはあるとしても、目次を見たりペラペラめくってつまみ読みしてから買うものだから。逆に「調子のいいタイトルには騙されるもんか」と反発したくなります。だけど数年前、目黒区立図書館で見かけた小さな文庫本のタイトルに目が釘付けになってしまったのです。

「人生は犬で決まる  C・W・ニコル」

本の内容はC.W.ニコルさんと愛犬たちとの暮らしを書いたものでした。その内容が頭に入らないほど、ボクにはタイトルの印象が強烈すぎました。「人生は犬で決まる」・・・考えさせられました。中村禎は犬と暮らす人生を送るのか、犬のいない人生を送るのか。人生最後の日、そばに犬がいるのか。それとも、ああ犬を飼いたかったなぁと思いながら眠りにつくのか。

犬を飼うということはモノを買うのとはわけが違うと思っています。犬は人の7倍の速度で成長するそうです。だから、犬を飼うということは、「自分より早く亡くなるとわかっている子どもを育てる」覚悟がいるんじゃないかと思うのです。

将来は必ず犬と暮らしたい。そのためには犬のことを勉強しなければならない。しつけの方法や健康管理などの正しい知識は持っていたほうがいいはずだ。それ以来、いろんな本を読み、アニマルプラネットの犬のしつけ番組を録画し、犬のノートをつけるようになりました。ドッグトレーナーのスクールにも通うつもりで下見に行きました。しかし、自分の犬を育てながら通う方が効果的だと知り、通う時期を待つことにしました。そしてこの「ぶ厚い手帳」にそのノートを記録として残そうと思います。自分用の記録として。犬と肩を組んで、遠くの海(または遠くの山々)を見ている後ろ姿の写真を撮ってもらう日まで。