富嶽三十六コピー【26】上を向いて

富士山長友02
富士山があるから、私たちは上を向ける。

(富嶽三十六コピーNo.26)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
http://www.mtfuji.or.jp/
Photo by  長友啓典   Copy  松本和音

【No.26コピーのココロ】 うつむいていては富士山は見えません。 富士山を見上げると、ちょっと胸を張れる。そして元気になる。 富士山にありがとうと言いたくなるコピーです。(ミスショットをしても下を向かない。富士山がニコニコしている。胸を張ってフェアウェイを歩く。ゴルフ場の長友さんから写真をいただきました 。「スコアなんかどうでもええねん。富士山キレイやったらそれでええねん」と言ったとか言わなかったとかw )

富嶽三十六コピー【25】くじけていた

富士山高崎 裕喜01
日本は、富士山がなかったら、
くじけていたかもしれない。

(富嶽三十六コピーNo.25)
富士山世界遺産国民会議
いつまでも富士山を世界遺産に
http://www.mtfuji.or.jp/
Photo by 高崎 裕喜   Copy 
西野入慎吾

【No.25コピーのココロ】 雄大な富士山の姿は勇気をくれます。富士山に励まされた人も多いはずです。 富士山という「山」なのに、「フジさん」という「人」に思えてきます。(富士山の麓でキャンピングカー休暇を取っていた高崎裕喜さんの写真を使わせていただきました。サッカーゴールが見えます。もしボクが子どもの頃ここでサッカーの練習をしていたら、日本一のサッカー選手になろう!と決意したかもしれません。富士山の前で弱音を吐いてはいられませんからね。だから静岡県はサッカー強かったのかな・・・)

富嶽三十六コピー【24】日本人でよかった

富士山中岡美奈子さん
遠くに富士山が見えると
シアワセな気持ちになる。
日本人でよかったと思う。

(富嶽三十六コピーNo.24)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
http://www.mtfuji.or.jp/
Photo by 中岡美奈子 Copy 中村組

【No.24コピーのココロ】このコピーには説明はいりません。みんなそう思うと思いました。ただ、忘れてはいけないことがあります。それは、富士山をまだ見たことのない人もいるってこと。ボクはそれを忘れていました。気づかせてくれたのは、母でした。福岡県出身の母を箱根の温泉に連れて行ったときの話です。天気が良かったのでクルマでドライブして芦ノ湖スカイラインの眺めのいい場所から富士山を眺めました。母は「うわー、すごいねーおっきいねー綺麗やねー。富士山、初めて見たわー」そのときの母はもう70近い歳でした。そうか、、、ボクは東京に住んでいて富士山は見たことあるけど、九州からあまり遠出したことのない母は、富士山を生で見たことがなかったのです。ちょっとショックでした。自分勝手な思い込みをしていました。コピーディレクション会のとき、参加してくれたコピーライターみんなにその話をしました。「富士山を見たことない人もいるんだよな。頭の隅でいいから、それもちょっと知っておこうな」と。

追伸:富士山バックに母と記念写真を撮りました。まだデジカメがなかった頃の話です。

富嶽三十六コピー【23】いつも窓側

富士山齊藤 雅晃03
新幹線に乗る時は、
いつも窓側と決めている。

(富嶽三十六コピーNo.23)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
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Photo by 齊藤 雅晃 Copy 富岡勇貴

【No.23コピーのココロ】こういう人、多いと思います。富士山が見えないとちょっと損をした気持ちになる。そう、みんな富士山のことが好きだから。A席じゃなくてE席でね。

富嶽三十六景【22】見えた!見えた!

富士山森 隆一‎06いい大人が
「見えた!見えた!」と、
はしゃいでいる。

(富嶽三十六コピーNo.22)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
http://www.mtfuji.or.jp/
Photo by 森 隆一   Copy 
古橋亮羽

【No.22コピーのココロ】
遠くに富士山が見えると、なんか得をした気持ちになります。
大人もこどもも、富士山が見えると幸せな気持ちになる。
だから、大切にしたいですね、というコピーです。

富嶽三十六コピー【21】芸術

齊藤 雅晃富士山01
山のカタチをした芸術。

(富嶽三十六コピーNo.21)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
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Photo by 齊藤雅晃 Copy 古橋亮羽

【No.21コピーのココロ】 考えてみれば、自然にできたカタチとはすべて芸術なのかもしれません。人間が作ったものじゃないカタチ。富士山は自然遺産ではなく文化遺産として認定されているのですが、このカタチは確かに芸術だと感じます。

こんな富士山見たことない。ダブルダイアモンド富士というそうです。山頂に太陽が来るのはダイアモンド富士ですが、これは湖面にも写り込んでいるのでダブルなのだそうです。『ダイヤモンド富士は冬と夏2回見えます。頂上ど真ん中に捉えるのは多少努力が要ります。水面に映るダブルダイヤモンド富士を撮るには、風のないことが条件になるので更に難易度は高まります。これは波の立ちにくい山中湖の浅瀬に目をつけ、風の無い日に車飛ばして撮りに行ったのでした』写真を撮った齊藤雅晃さんはプロではありません。道楽だそうです。『車飛ばして撮りに行った』というところがカッコイイです。2000年頃ボクに、今も大事に乗っているマウンテンバイクcannaondale F900を譲ってくれた友人です。

富嶽三十六コピー【20】富士山圏

富士山網本 恭吉02山梨県と静岡県が協力して、
「富士山圏」をつくったらどうだろう。

(富嶽三十六コピーNo.20)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
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Photo by 網本 恭吉    Copy 玉熊文乃

【No.20コピーのココロ】 富士山は山梨県だけの持ち物でもなく、静岡県だけの持ち物でもなく、 日本の持ち物です。だから両県合わせて「富士山圏」です。 「首都圏」とか「関東圏」といった新しい大事なエリアとして考えてみる。 実際に県が合併するとかいう話ではなく、 「富士山圏」として意識してみてはどうでしょう、ということです。 富士山はデカイのです。

(高校の同級生がFBに投稿していた写真を見つけました。東京出張から福岡へ戻る機内から撮ったものだそうです。空から見たら県境とか国境とか見えないんですよね)

富嶽三十六景【19】じゃなくても

富士山笹井昭雄
世界遺産じゃなくても大事にしたい山。

(富嶽三十六コピーNo.19)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
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Photo by 笹井昭雄 Copy 中村組

【No.19コピーのココロ】
世界遺産であることが大事なのではなく、
富士山そのものが大事なんだよね、と気づかせてくれるコピーです。

富嶽三十六コピー【18】私は拾う

富士山Manamy Sakurai02
富士山にゴミが落ちていたら私は拾う。
それを毎日できないから募金をした。

(富嶽三十六コピーNo.18)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
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Photo by Manamy Sakurai‎  Copy 中村組

【No.18コピーのココロ】 募金ってなんだろうって考えてみる。募金は、富士山のために働く人のお給料の一部になる。ということは、「私」が働いて稼いだお金を富士山のために使っている。ということは、「私」の代わりに「私のお金」が富士山のために働いてくれている、ということ。私が募金することは、私が富士山のゴミを拾うことにつながっている。私のお金には、意思があります。

この写真は、2016年元旦の朝の写真だそうです。湖にひとり、釣りをしている人が見えます。この人が、富士山を前にこのコピーを言っているように見えました。

富嶽三十六コピー【17】リストから削除

コジマッチーノ富士山

「本日、富士山が世界遺産の
リストから削除されました」
なんてニュースは聞きたくない。

(富嶽三十六コピーNo.17)
いつまでも富士山を世界遺産に
富士山世界遺産国民会議
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Photo by 小島潤一  Copy 柴田尚志

【No.17コピーのココロ】 別にミシュランの星がなくてもお客さんが美味しいといって来てくれるお店があるし。別に英検1級持ってなくても外国人の友だちできるし。別に世界遺産に認定されなくてもいいんだけど、一度認定されたものが、「管理不行き届き」とか「ゴミが多すぎてダメ」とか「やっぱり世界遺産としての価値がない」と言われるのは心外です。てやんでぃ、です。日本人の心意気として、富士山を大事にします。