うれしい書評④

コピーライター養成講座中村組のOBたちの顔を思い浮かべながら書いたので、彼らに届いたことは素直にうれしい。本を書くにあたって、そのOBたちに「どういう話が効いたか」や「どの話をもう一度聞きたいか」や「もっと聞きたかったことは?」など、アンケートに答えてもらって助けてもらいました。その中村組のメンバーから感想がポツポツと返ってきた。読書感想文を書くのは大変だろうから、印象に残った一行、あるいは一言を上げてもらおうと思いました。そしてフェイスブックへの自主的な書き込みも、ボクにとってはうれしい書評です。その第1弾を記録しておきます。身内がエコヒイキして書いている、という分を差し引いて読んでください。

うれしい書評④中村組OB編vol.1です。

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Photo by 11代目 町田由美

11代目 No.1126 町田由美(アートディレクター)

敬愛する師匠の中村禎さんの本が出版され、旅前にAmazonの配達員に無理をお願いして届けてもらったので、旅先の読書時間のお供。この本は、コピーライターだけの本じゃない。ときどき、ADなのになんでコピーの勉強してるの?って言われるのだけど、わたしは、ことばでアイデアやデザインを考えるようになってから、アイデアに奥行きや広がりが出てきたし、ことばが好きになりました。誰かに何かを伝える仕事も、大切な誰かときちんと向き合うことも、好きになりました。

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9代目 No. 919 西野入 慎吾(コピーライター)

こんなに本人の声が聞こえてくる本は初めてでした。

■買うという行動の、何歩か手前にフォーカスを絞ってみる

■その数万人が全員、その広告主を嫌いになったかもしれない

■「こんなコピー、全然ダメ」と思われたら、それはもうクビと言われたのと同じこと

■「だって、そうじゃん」と言えるかどうか

■広告は、人の24時間の奪い合いのようなもの

いまの私に響いた中のほんの一部です。金言です。

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8代目 No. 803 岩城一雄(プロダクション・プランナー)

きのうやっと届いた一冊。僕が敬愛するコピーの師匠・中村禎さんが本を出した。紆余曲折を経て30代にしてコピーライターを目指そうとしたとき、誰がスゴい人なのかもわからない中、僕の心を掴んだ禎さんのエピソード。その瞬間「この人から学びたい」と強く思った。その想いひとつで臨んだ講義…(止まらなくなるので以下略)読み始めてまだ数ページ。これから手汗を染み込ませて、アツい講義を追体験するぞ!禎さんヤバいですよ〜やられました!59ページの太字、コレそのまま僕なんですもん。1ページめから禎さんの声で読んでます。

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5代目No. 516 土屋 公平(大学職員)

ちょっとパラパラめくってみると講座で教わった言葉があれこれ出てきて禎さんの声で聞こえてくるよう。うわっ、あれからもうちょうど10年か…!結局コピーライターにはなってないけど、伝える仕事って意味では一緒で、その中でコピー書いたり企画したりするなかでずっと基礎になってる。ちゃんと読んでもっかい見直そうっと。

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8代目 No. 810 島田 寛昭(デザイナー)

同業(デザイナー)の友人知人によく「コピーの講座ってどんなことを勉強するんですか?」と聞かれて話したことの大半は、禎さんの講義で聴いたことです。なので、もしそのような話に興味を持ってくれた人がいるのであれば、ぜひこの本を手に取ってみてください。今自分が(コピーライターではないながらも)食えているのもこの時学んだことが大きいので、きっと誰にとっても仕事や日常で生きるヒントがあると思います。先日デザイナーの友達と飲んだときにした話を挙げさせて頂きます。
‪………
‪◼︎その数万人が全員、その広告主を嫌いになったかもしれない

‪◼︎消費者の先頭に立って広告主に立ち向かうコピーライター

‪◼︎誰かを思ってつくったものが、結局、大勢の心にも届く

‪◼︎学ぶ時には恥をかけ

‪◼︎やはり自分の意志で動いた人のほうが強いのではないか
‪結果、「買って読んでみます!」と言ってくれました(笑)。

あと個人的な話で恐縮ですが、仲畑さんのことを「日本一正直なコピーライター」と書かれていたことに冒頭からグッと来てしまいました。

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‪2代目 No. 207 長岡 理恵‪ (東京の広告会社から滋賀県近江八幡市の農家に嫁ぎーの)
http://www.nagaokafarm.com

いま農作業の合間に読んでます。禎さんが考えて考えて、考えてぬいて書いたのが伝わるので、流し読みできないんです。(読むの遅くてすみません 泣)でもこれだけは言えます。この本は広告に携わる方々だけじゃなくて、農家の私にも必要でした。直売所でもPOPひとつで野菜の売り上げがグンと変わります。高齢の人が多い直売所にはこの切り口、若い人が多い直売所にはこっちの切り口で、とか。あとピザ屋もやっているので、どーいう言葉をかけたら買ってくれるかとか。逆に言葉少なめにしておくかとか。「人を動かす」ことの大変さを直に感じた今だからこそ、講座に通ってた13年前(え?そんなに経つの?笑)を思い出しながら熟読します。

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11代目 No. 1113 合田陽太郎‪

‪■なぜあなたはコピーを書くのですか? を考える
‪→その後の手紙も含め、最近、自分が忘れていたことだったので、頭をぶったたかれました。

‪■まず人間を観察する
→どうやって、コピーを考えていったのか禎さんの頭の中が見れてとても面白く、かつ気づきがありました。

‪■「ひとり」に向けてコピーを書く
→講座でも、一番印象に残っている言葉です。今でもとても大切にしています。

■水性のプロッキーの筆先を潰して、やや太くして書いています
→真似しても禎さんになれないのですが、プロッキーを即潰しました。

‪■会ったこともない人を泣かす仕事
→ぼくのひとつの目標です。

■学ぶとは、自分が感動すること 教えるとは、自分の姿勢を見せること
‪→直接的な言葉ではないですが、好きです。

いっぱい感動がある本をありがとうございます。それにしても惜しげもなく出しすぎではないかと思っているのは、僕だけでしょうか。

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‪11代目 No. 1118 富岡 勇貴‪

■コピーライターは、消費者の最前線にいる。

‪■手で考えるという、やり方。

‪■どうしてあのコピーができたのだろうと考えること。

‪■時代やメディアが新しくてなっても「知らない人に何かを知らせる」「興味のない人に振り向いてもらう」に変わりはない。

‪■コピーライターという立場で、新しいことに取り組めばいい。

‪という姿勢や考え方が、改めて勉強になりました。

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これはもう「広告」ですね。いいことだけ取り上げている。ただ、これらの言葉はウソじゃない。そう思ってくれた人がいるということ。ボクは著者として、このブログを書いています。この本が一人でも多くの人のヒントや勇気になったらいいな、と思って広報活動をしていきます。買ってください、とは言いません。本屋でちょっと立ち読みしてみてください。で、いいじゃない!と思ったら、それはもう。(つづく)

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)
うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)

うれしい書評③

Photo by Hotchkiss

電通から独立されたマーケター原正樹さんから、コメント(フェイスブックに書いてくれました)をいただきました。うれしいです!コピーライター以外の人にどう読まれるのか、とても気になっていましたから。「数字の後ろに人がいる」のP124に出てくる「マーケター」は、実は、原さんのことを思って書いたのでした。

うれしい書評③マーケター原さん編です。

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マーケター原 正樹
ずいぶん昔から、そして今も、いろいろな仕事でご一緒しているコピーライターの中村禎さんが、初めて出版された本です。人柄がにじみ出てくる良い本です。何か月も執筆に苦心されているご様子は、フェイスブックを通じて拝見していたので、こんなにあっという間に読んでしまっては申し訳ない、と思いつつ、本当に一気に読んでしまいました。

若いコピーライターの人たちはもちろんですが、そうでない皆さんにも是非とも読んでほしい本です。広告を作る人は、何を考えて、何を大切にして仕事をしているか、について、こんなにわかりやすく書かれた本はない。

私はコピーライターになりそこねて、その周辺でただただ理屈をこねて企画書を書くだけの仕事をしているわけですが、やはり禎さんと同じように、消費者、というか、普通に生きている人たち、広告の受け手のことに「思い至る想像力」を大切に仕事をしていているのだよなあ、と、自分の仕事の意味についても深く考えさせられながら読みました。

そして、本編の合間にはさまる、禎さんが学生からJ.W.トンプソンに入り、初めは営業からスタートし、コピーライターになり、サンアドへ、電通へと会社を移り、定年を前に独立されるまでのエピソードをつづったコラム「コピーライターへの道」が、なんとも言われず、良い。就職や仕事や会社や転職や定年や、そういうことについて悩む若者から定年間近の働く人みんなに読んでほしい。勇気がでます。
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コピーライターではなく、マーケターからの読後コメントがとても貴重で、とてもうれしい。この本は、コピーライターのために書いたものですが、「言葉を選ぶ」ことは、人に何かを伝える仕事をしている人、すべてに共通することだと思うから。読んでくれてありがとうございました。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)
うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)

うれしい書評②

Photo by 8代目 松田孝一

アマゾンの書評欄に書いてくださった方がいらっしゃいました。ありがたいことです。
発刊1年を過ぎても少しコメントが増えていて、うれしいです。
うれしい書評②アマゾン編です。(11コメント)
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5つ星のうち4.0
心構えややり方だけでなく、実際に著者がどうしてきたか?も分かります。
ベスト500レビュアー2018年3月11日 形式: Kindle版

トンプソン→サン・アド→電通→フリーと、広告業界を渡り
歩いている著者が、コピーライターの心構えから、考える
方向性まで、1冊の本にまとめてくれています。
とても勉強になりました。心構え・考える方向性を説明していく中で、「こうした方が
良い」「こうするべきだ」だけでなく、そうした中で「実際に
著者がどうしてきたか?」も書いてくれています。なので、そのまま自分に必要な行動や思考を、著者から学べます。(まねできます)
また、文章自体も読みやすい。文章の書き方も参考になりました。特に参考になったのは、『連想ゲーム』の発想です。
お題を決めて、そこから連想されるワードを
マインドマップのように広げていくやり方。
どんどんと広げていき、いいコピーが出そうなら、そこを徹底的に掘ってみる。
だめなら、別のキーワードを探してまた掘ってみる。
スグにでもまねできそうなので、取り入れたいです。また、電車の中での会話からアイデアを拾う、心の中で
話しかけてみるなども、基本かと思いますが、実際に著者が
どんな風に頭を使っているのか、書いてくれていて参考になりました。コピーだけでなく、相手のことを想像していくのは他でも応用が利きます。
コピーライターを目指す人以外でも読めますので、ぜひ一度読んでみてください。

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5つ星のうち4.0
心がほわっと! いい本!
2017年8月28日 形式: 単行本|Amazonで購入

何事も、懸命に取り組むことが大切なのでしょうね!
僕は、小さな会社をやっています。
アピールするのに“コピー”を! と思いこの本を手にしました。
読んでみると、より具体的な技術とか、実際の言葉と言うより、
タイトルのとおり、“思考法”と言った内容。
考えられる限り考えて、と言うのは、言うのは簡単でしょうが、
なかなか厳しい世界かな、と思いました。
同じものを選ぶにしても、10分の1なのか、100分の1なのか、
僕も100分の1でやっていきたいな!

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5つ星のうち4.0
いっきに読めました!
2017年8月14日 形式: Kindle版

ちょうど自分にドンピシャな内容でした。
スキル的な事が知りたい方は合わないかな?
スキルではなく、行動と思考の話であり、それが根本であり、
勉強になります。

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5つ星のうち5.0
読む人のために書く
2017年7月30日 形式: Kindle版

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5つ星のうち4.0
経験たっぷり、読みやすい
2017年7月21日 形式: Kindle版

5つ星のうち4.0
読みやすかった
2017年7月13日 形式: Kindle版

コピーライター界の重鎮中村禎さんが書いた本。中村さんのコピーに対する思いがこの一冊に凝縮されています。内容はさすがコピーライターが書いた本だけあって、とてもわかりやすく、すらすらと読みやすいです。ご本人の声が聞こえてくる、中村さんがそばに居てアドバイスをしてくれるそんな本です。ビジネスマンにも読んでほしいとありますが、1番読んだ方がいいのは、やはり若手コピーライターではないでしょうか。迷える若きコピーライターたちに、これからの道を示してくれる一冊になると思います。ただ、一点気になるのはコラム。あれは必要なのでしょうか。話がわかりにくくなります。
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この手の本はだいたいが、書き方を教えてくれます。
なんとなく書けるようになった気になるんです。
でも、書けるようになればなるほど、どれがいいのかわかんなくなってしまう。

今までの本は足し算、この本は引き算。
多くのアイデアの中から、不要な案を減らし、良いものを見つける方法、
さらにそこから磨き上げる方法が書いてあります。
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5つ星のうち 5.0
情報発信する人は必読
投稿者 Kindleのお客様 投稿日 2017/3/13

コピーライター向けの本ではありますが
読み手に伝える言葉を選ぶ必要があるのは
ブログでもツイッターでも同じだと思います。
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 なるほど。ありがとうございます。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)

うれしい書評①


Photo by 8代目 島田寛昭

初めて本というものを書いて、書店に並んだ姿を見て、「売れるのかなぁ」とか「読んだ人、ガッカリしてないかなぁ」と自分の分身のことをドキドキしながら見守っていました。「アマゾンの書評なんかでイジメられないかなぁ」とか、もう怖くて仕方がなかったのですが、うれしい書評も厳しい書評も、すべて読んでくださった方からの「ありがたい書評」なんだと思うと、なんだかスッキリしました。いい意見だけみよう、と思っていたけどそれは違う。フェアじゃない。読んでくれたというだけで、うれしいことです。それをまとめて記録に残すことにします。
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うれしい書評①土井さん編です。

「ビジネスブックマラソン」という有名な書評メルマガに取り上げてもらいました。会ったことのない人の気持ちを動かすのがコピーライターとしてのボクの仕事なのですが、いざ、自分が書いた本について、となるとドキドキです。

ビジネスブックマラソン Vol.4609
【BBM:超人気講師、語る】
『最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法』

こんにちは、土井英司です。

かつて、マーケティングの世界では、「良いコピーを書けば売れる」時代がありました。時代が変わり、今はそこに真実が伴っていないと売れない。いや、SNS時代になって、誰かは真実を知ってしまうから、下手すると言葉が下手でも真実が伴っていれば売れる時代になりました。とはいえ、今でも「良い商品」「良いサービス」が、伝え方が下手なために消えて行くという現実はなくなっていない。やはり経営者・マーケターは「言葉」を学ぶべきなのです。

ということで、本日ご紹介する一冊は、開講60周年を迎える「宣伝会議コピーライター養成講座」専門コースの人気講師が教える、良いコピーを書くための思考法。著者の中村禎(なかむら・ただし)さんは、サン・アドであの仲畑貴志さんから薫陶を受け、その後電通を経て独立した人物。ともすると書く側は、自己欺瞞、自己陶酔に陥ってしまいがちですが、本書では、それを戒めるための考え方が説かれています。オグルヴィやケープルズのような数値を用いた検証がないのが残念ですが、書き手の戒めとして、一読の価値があると思います。さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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■「広告コピーを書く」という作業には、言葉を「出す」ことと「選ぶ」ことの二つの仕事がある

■「いいコピーを書いているコピーライター」は実は、「いいコピーが選べるコピーライター」

■「一番搾り麦汁だけでつくったのでうまいことはわかっていました」とキリンという企業が言うわけです。それに対して消費者代表の緒形拳さんはフムフムと聞いている。で、こう言うのです。「ま、飲んでから、決める」と。この広告主は、「本当にうまいので、飲んでください」と言いたい。でも、そのままストレートに広告しても消費者の心は動かない。だから、出演している有名人に都合のいいことを言ってもらうのではなく、お客さん第1号として出演してもらい、消費者の代表として発言してもらったらどうか、と考えたわけです。この言葉はお茶の間に届きました。「私も飲んでから決めよう」と思ってもらえて、商品を気に入ってもらえて、一番搾りは大ヒットしました

■広告コピーは「商品を売るため」のもの、とざっくりとらえて書くのではなく、その商品の価格、その商品の使用頻度などを考えて、買うという行動の、何歩か手前にフォーカスを絞ってみるのです

■地図を見ながら歩いている人は、早く目的地に着いて安心したいはずです。だから、余計な文章を読ませることはムダであり、迷惑でさえあります

■一つ、メモした言葉をご紹介します。作詞家の阿久悠さんの言葉。
阿久悠さんにはご自分でつくった「作詞憲法15条」というのがある
そうです。その中の一つ「ヒット曲とは?」という項目。
「歌は時代とのキャッチボール。その時代の中の隠れた飢餓に命中
することがヒットではなかろうか」

■広告コピーを学ぶには、人の気持ちを想像する力が不可欠

■いい質問を思いつくことも、コピーライターにとって必要な能力

■「どう思われるか、調査しなければわからないような製品なんかつ
くるな」(本田宗一郎)

■「タクシー」→「不満」でどんなことが思い浮かぶか
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仕事がら、良い言葉はそうでない言葉の少なくとも10倍反響があることを知っていますが、本書ではそんな言葉をどうひねり出すか、著者の体験に基づく方法論が示されています。

眞木準さんが「きょ年の服じゃ恋もできない。」を思いついたのは、いつも黒い服を着ていたからじゃないか、という著者の推測が、じつに愉快でした。

大ヒットを生み出した言葉のほとんどは、地道な対話や試行錯誤から生まれてくるもの。本書は、その真実を伝えてくれる、じつに誠実な一冊です。ぜひチェックしてみてください。
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ホッ・・・。褒めていただきました。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)

うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)
うれしい書評⑩(山田先生編)

我が子を見守る親の気持ち


なんと1位!?おそらく瞬間風速でしょうが、1位はうれしいです。記念に写真をアップします。汐留の文教堂書店さんですから、電通のみなさんやプロダクションのみなさんにお買い上げ頂いたのでしょう。ありがとうございます!社会に出た子を見守っている親の気持ちです。(宣伝会議の営業さんが写真を撮って送ってくれました。2017年3月6日現在)

実は昨日、恐る恐る地元の書店に行ってみたら、一冊も置いてなかったんです。トホホ。だからもう、これからは本は、文教堂書店で買おうと思います。

『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』

コピーライターのために書いた本ですが、コピーのテクニックの本ではないと思っています。コピーライターだけでなく、デザイナーやマーケターや営業や、人に何かを伝える仕事、広告屋としての思考法です。いろんな職業の人にも関係ある話だと思っています。

「世の中のあらゆる仕事はクリエイティブであり、
 言葉はすべて広告コピーの要素を持っている」

と思うからです。

コピーライター以外の方から「あれ、役に立ったよ」と言われたら、うれしいです。

http://amzn.to/2iiybou

【目次】
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第1章 広告コピーってなんでしょう?
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・企業の言いたいことを言うだけが、広告コピーじゃないよ
・売ることだけが目的か?
・広告なんて誰も見たいと思っていない
・文字の地図を書く、という課題
・本命コピーとおまけのコピー
・仲畑さんのコピーチェック
・コピーが書ける(=選べる)人になる
・隠れた飢餓に命中させる
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第2章 広告コピーを学ぶということは?
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・学ぶとは自分が感動すること
・学ぶ時には恥をかけ
・「そんなことで騙されませんよ」
・ダイアモンド鑑定士の育て方
・ワインの違いがわかる人
・コピーを判断する目盛り
・コピーライターに向いていない人
・想像力を鍛えるために
・現場検証の刑事になる
・どんな職業もクリエィティブだ
・なぜゴジラの身長は伸びたのか?
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第3章 さあコピーを書くぞ、の前に
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・なぜあなたはコピーを書くのですか?を考える
・コピーライターはお医者さん
・コピーライターは消費者の最前線にいる
・異論を歓迎する。脳ミソ混ぜる。
・先入観は持ち込み禁止
・オリエンで仕入れる
・数字の後ろに「人」がいる
・まず人間を観察する
・「ひとり」に向けてコピーを書く
・カタカナ語禁止→それ日本語いうと?
・制約は発明の父
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第4章 コピーを書く時、の話
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・頂点を高くするために底辺を広げる
・書いたコピーをヒントに次のコピーを書く
・ダーウィンの進化論のような図
・手で考える
・売り場に行ってみよう
・いいコピーが書ける場所
・飽きる、という進歩
・ 心をつかむボディコピー
・原寸大で考える
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第5章 コピーを書いた後の話
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・右目(個人的)と左目(客観的)で見る
・評論家みたいになるな
・仲畑チェックを自己分析
・どっちの声が聞こえるか(◎か×か)
・自分のコピーに意地悪なツッコミを
・ツッコミ方の具体例
・コピーを外まで持って行く
・コピーをターゲットに貼りつける
・クライアントの経営者として選んでみる
・遠くに置いてコピーを眺める
・置き去りチェック法
・コピーの熱が冷めるのを待つ
・耳ざわりのいい言葉
・「だって、そうじゃん」と言えるかどうか
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第6章 思い至ること
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・「なぜ?」を考える
・どうしてあのコピーができたのだろう1
・どうしてあのコピーができたのだろう2
・ SKAT.で審査の練習をする
・人の振り見て・・・
・相手の立場に立ってみる
・もしもコピーライターが飲食店の店長だったら
・留め石という想像力
・神父さんの言葉
・中村禎の座右の銘
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第7章 これからのコピーライターへ
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・コピーは変わる。コピーは変わらない。
・コピーライターとしての軸足
・コピーライターの未来は
・会ったこともない人を泣かす仕事
・転局組はなぜ強いか
・よろこぶのはまだ早い
・コピーライターは不足している
・チカラを出せ
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おわりに
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・独り立つコピーライターとして
・一冊の本に残すこと
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そのほか、コラム『コピーライターへの道 ―中村禎の場合― 』全6話収録
コラム1■なぜ養成講座に通ったのか
コラム2■作戦A
コラム3■作戦B
コラム4■サン・アドに入社できた本当の理由
コラム5■サン・アドから電通へ
コラム6■馴染めない日々からの脱出
http://amzn.to/2iiybou

2017.3.1 本日発売

 

ついにこの日が来ました、3月1日。1年以上前から準備してきた書籍『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』が今日から全国の書店に並びます。ドキドキ。なにしろ1日に200冊もの新刊が出るそうで、昨日のうちに書店には届いているはずなのですが、今朝から並べ替えたりするらしい。200冊もの新刊の中で勝ち抜いていけるのだろうか、と心配になります。

■青山ブックセンター本店さま、■文教堂書店カレッタ汐留店さま、■文教堂書店赤坂店さま、■リブロ汐留シオサイト店さま、■TSUTAYA赤坂店さまには著者直筆POPもお届けしました。4種類、コピーがあります。本屋に行ったら、藤色の本を探してみてください。そして目次を見て、立ち読みして、良さそうだったらぜひどうぞ。

アマゾンで予約してくださった方には今日から発送が始まるそうです。明日か明後日には、届くと思います。ドキドキ。書籍は、発刊後、2ヶ月が勝負だそうです。どうかみなさん、温かい目で、購入、宣伝、拡散のほど、よろしくお願いいたします。