【やっぱりボビー・ジョーンズという人は
尊敬できる人だなぁと思った話】
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*ゴルフをあまりご存じでないかたに
ボビー・ジョーンズという人は
「タイガー・ウッズみたいな実績を残したアマチュアゴルファー」
と説明しておきます
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彼がまだプレーヤーとして活躍していた46歳の頃。
突然、脊髄空洞症という奇病に蝕まれた。
当時、オーガスタナショナルの10番のティーイングエリアの左側に
自分専用のキャビンを持っていたボビー・ジョーンズ。
そこにお見舞いがてらやってきた友人は、
ボビーのその変わり果てた姿(たぶん車椅子だったんでしょう)に
ショックを受け、泣き出してしまった。
その友人へ、ボビーはこう言った。
『おいおい、そんなに悲しまないでくれよ。
人間は与えられた条件の中で生きることが大切なんだ。
これが今私が置かれている人生の”ライ”なんだよ』
ゴルフの言葉で「Play the ball as it lies」というのがあります。
「ボールは、あるがままの状態でプレーせよ」という意味です。
きれいなフェアウェイにあるボール。
深い逆目のラフにあるボール。
運悪く、誰かのダフったディボット跡に止まったボール。
どんな状況であろうと、ゴルフでは
「ボールは、あるがままの状態でプレーする」
「as it lies」という言葉には、ゴルフ以外でも、次のような意味合いがあるそうです。
=「現実を受け入れて、どんな状況でも最善を尽くす」
=「困難な状況に直面しても、変えようとしたり言い訳をしたりしない」
=「障害に直面したときに、粘り強さと忍耐力を養う」
=「困難に立ち向かう姿勢を育てる」
ゴルフという競技は、ただの道楽ではなく、
人生に大切なものを教えてくれるスポーツなのです。
【ボビー・ジョーンズ関連】
・あるがまま(as it lies)
・ゴルファーでありたい
・ボビー・ジョーンズの言葉