


【勝手に『柴田哲孝さん研究』進捗状況報告vol.1】
『下山事件最後の証言』(2005年刊)
『DANCER』(2007年刊)
この、まったく違う話の3冊の本に、共通した人物、場所が見つかった!
NHK・Eテレの番組「知恵泉 2000人の孤児を救った“ママちゃま”澤田美喜」の録画を見た。「澤田(沢田)美喜」「孤児院」という単語に覚えがあったから。
柴田哲孝さんの『下山事件』にも出てきた「エリザベス・サンダース・ホーム」三菱財閥の令嬢澤田(沢田)美喜が大磯に設立した孤児院。戦後の混乱の中、アメリカ兵と日本人女性の間に生まれた孤児たちを救った孤児院、ということになっている。番組のお話は沢田美喜さんの功績を讃えている。しかし、『下山事件』でボクが読んだ文章には、その孤児院の違う一面が描かれていた。
下山事件を調べていたジャーナリスト斎藤茂男さんの言葉によると
「真木一英という殺し屋….暗殺のベテラン….エリザベス・サンダース・ホームに逃げ込んだ….沢田美喜の私設秘書だった」
とある。
さらに
「つまり沢田美喜はG2(GHQの中の参謀第2部)に沢田ハウスや本郷ハウスなどの基地を『提供』しただけでなく、アメリカの諜報機関にある種の『権限』を持っていたと言うことになる」
「エリザベス・サンダース・ホームは表向きは慈善施設だけれどね。裏では確かに、何かをやっていたんだよな・・・」
というジャーナリスト斎藤茂男さんの言葉を紹介している。
そしてボクの記憶の中に残っていた「大磯の孤児院」という言葉が、
柴田哲孝さんの別の小説にも出てきたのだ!
『国境の雪』(2013年刊)の主人公の一人「マサアキ」の子ども時代、「大磯の孤児院」にいた。そこで「ニックという黒人の少年」と友だちだった。
ニック?大磯の孤児院?・・・・記憶がまた繋がった。
ビンゴ!『DANCER』(2007年刊)に出てくるフラメンコ音楽の黒人ミュージシャンの名前がニック。彼も大磯の孤児院出身だと書いてあった。
『国境の雪』(2013年刊)と!『DANCER』(2007年刊)が繋がった!
しかし、ホントに鳥肌が立つほど驚いた人物が、もう一人いた。『国境の雪』の「マサアキ」を孤児院で優しくしてくれた用務員さん。「片目に黒い眼帯をして、左手のない老人」だった。「孤児院の先生たちはマキさんと呼んでいたから、それが名前だったのかもしれない」…マキさん? マキさんという老人? もしや、下山事件に出てきた殺し屋、真木一英なのではないか!
柴田哲孝さんの本は想像を絶するほどの取材を元に書かれている。
「実録」と「小説」の境目が、微妙なグラデーションになっている。
万年筆で手書きで書かれたその文章には、
柴田さんが調べ上げた「事実」と「魂」がこもっている。
だから、何回も読んで、その背景が
「実は繋がっているんやでぇ」を見つけたいと思います♪
#柴田哲孝さん #下山事件 #国境の雪 #DANCER #澤田美喜
【Facebookの貴重なやりとり】
————————————-
よく見つけましたね〜。
ちなみにマサアキもニックも実在のモデルがいますよ。
澤田美樹さんは私の祖父の友達でもありました

柴田哲孝 さん、柴田さんの本には、
忍者屋敷のようにいろんな仕掛けが隠されているようです。
「あれ?この名前聞き覚えがあるぞ?」と壁を押すと、
隣の隠し部屋に繋がっている、みたいな。「国境の雪」の「亜細亜政治研究所」の「亜細亜」という単語にも
匂いを感じ、注意して読むと「ライカビルに出入りしていた」とか
「身長180cm」とか「英語が堪能」とか。
その手がかりを元に、また「下山事件」を洗い直しています♪
中村 禎 さん、今年の11月にまたパズルの続編のような本が出ます。
お楽しみに

