第14話 なぜ屋根の雪が溶けなかったのか

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.14

とある写真を見せてもらいました。首都圏に大雪が降った年、偶然に撮られた写真。それは、横浜平沼橋の住宅展示場のモデルハウス群を見下ろす写真でした。大雪が降った翌々日か。クルマの通りの少ない場所や土の所はまだ雪が積もっていますが、クルマが通った跡や展示場の家々の屋根の雪は溶けてしまっている。ところが、一軒だけ屋根の雪が溶けていない家があるんです。なんで?

それが三井ホームのモデルハウスだったのです。説明によると、展示場のモデルハウスは営業中ですから当然暖房をつけている。その熱が屋根から逃げているというのです。ホント?とまず疑ってみます。でも、太陽光で溶けているなら三井ホームの屋根の雪も一緒に溶けるはずです。なのに三井ホームの屋根だけ溶けていなかった。これはDS(ダブルシールド)パネルという、発泡スチロールをサンドイッチしたような断熱効果の高い独自開発の屋根材を使っているからということでした。広告で説明されても、すぐには信用しないのですが、こういう「証拠写真」を前にすると説得力がありました。

実際、住宅展示場でもそれは実感しました。夏の暑い時期にモデルハウスを回っていたときです。屋根裏部屋なんかいいな、と思っていろんなメーカーを見て回っていました。三井ホームの屋根裏部屋はトータル空調だから下のリビングと同じ室温なのですが、そうじゃないメーカーだと、やはり屋根裏部屋は暑い。屋根から熱気が伝わってくる。これじゃあエアコンいれててもムッとするわな、と思いました。

空調ホースとDSパネルトータル空調の銀色のホースと配線とDS PANEL

断熱性がいい、ということはどこのメーカーも唱っています。しかし、だいたいは「壁」の話です。「屋根」そのものの断熱性について言っているメーカーは少ない。考えてみれば夏の太陽は上から照ってくるわけだし、冬の部屋の温かい空気は天井へ上がって行く。天井(屋根)の断熱性が大事だということがわかりました。

う〜む。なんだかうまいこと丸め込まれてはいないか?と用心深くなりながら、意地悪な目を持って「家づくり体験会」の次のブースへ向かったのでした。

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おまけ

物置DSパネル斜めになった濃い茶色の部分がDSパネルの内側

後日、こんな話も聞きました。DS(ダブルシールド)パネルの屋根材は電気の配線工事をする人たちに評判がいいんだそうです。夏の炎天下の工事。屋根がかかってから室内の配線の工事に入るのですが、そのとき三井ホームの屋根だと暑さが直にこないので作業しやすいというのです。他の屋根だとそうはいかないらしい。そういう意味で、工事をしている現場の職人さんたちにいろいろ聞いてみるのもいいなかと、今思いました。

第15話 街中モデルハウス


第14話 なぜ屋根の雪が溶けなかったのか」への2件のフィードバック

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