サッカー日本代表の応援

先日のヤングなでしこの3位決定戦のツイッターで、元スポーツ番組のアナウンサーだった人が『(前略)…交代のとき吉田采配に疑問を呈する輩がいたが、君たちはサッカーの何を知っていると言うのか。雑誌で仕入れた情報・知識で「頭でっかち」になった連中のゴタクなど聞きたくもないわ。』とツイートしていた。

試合中のツイートでサポーターたちは自分が監督だったらこうする、自分が選手だったらこうする、といったツイートをする。的を得たものもあるだろうし、そうじゃないものもある。当然だと思う。だって、代表戦は日本で一番サッカーが上手い選手たちと日本で一番優秀な監督たちが闘っているのだから、素人も専門家もない。彼ら以上の専門家なんているわけがない。

たかがテレビ解説者やアナウンサーも、ピッチで闘っている選手たちに比べたら何もできない、「ただの人」に過ぎない。サッカーに詳しい人じゃないとサッカーを語るな、なんて言ってるようじゃ、いつまで経ってもサッカー大国には追いつかない。ファンやサポーターたちが、間違っててもいいから、サッカーについて熱く語る国民が多い国こそがW杯の上位に行くのだと思う。ブラジルなんて国民全員が代表監督なんだから。(だから代表監督が一番つらい職業とされている)

ボクも一応サッカーをやっていた。メキシコ五輪で銅メダルを取った小学生の頃サッカーを始めた。いまでも月に2回フットサルをやっている。だから、スタジアム観戦で色白の小太りの兄ちゃんが『あそこはサイドチェンジだろ』とか『シュート吹かすなよ、ヘタだなぁ』とか 『今日は●●の運動量が足りないな』なんていう解説を聞くと、ムッとして『お前に何ができるんじゃい!。日本で一番上手い選手がやっとんじゃ!黙っとれ!』と言いたくなるときもあるけど、ブルーの昔の代表ユニを着てたりする熱心なサポーターなんだと思うと、許せる。口は悪くともみんな代表チームを愛していてリスペクトしていれば、多少キツいことを叫んでもいいじゃないかと思う。

ツイッターでの選手への愛のない罵倒には辟易とするが、サッカー関係者とされているいい大人が、「頭でっかちがごちゃごちゃ言うな」という発言に対しては、それは違うゼと、思った。

昨日、阪神タイガースの金本知憲選手が引退会見をしていた。ここ3年はふがいない成績で肩身の狭い思いをしていたという。その『弱っているときに声援をくれたファンの声は一生恩義に思う』と涙声で語っていた。いい時は誰もがチヤホヤする。悪いときにこそ励ますファンが必要なのだと思う。


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