ロシアより愛をこめて⑤決戦はサランスク

ロシア語表記の行き先表示 СаранскFIFA 01:10とあるのがボクが乗るサランスク行きのFIFA無料列車

今日の予定

2018年6月18日(月)
今日の予定は深夜(19日)01:10発のFIFAが手配してくれる無料寝台列車に乗って、コロンビア戦のサランスクへ向かうこと。仕事友だちの渡辺伸一朗さんご夫婦も同じカザン駅からの列車(発車時刻は別)なので、夕食がてら夜に合流することに。それまで自由行動。

笑わない国鉄職員。この人は「笑顔の講習」を受けてなかったみたいです。しかし、「乗るのはここのカザンスキー駅じゃなくて、地下鉄でひと駅行ったクールスカヤ駅から乗るのよ」と地図で念をおしてくれた親切な女性でした。

21日からサンクトペテルブルクへ列車で移動します。その予約はすでにWEBで完了してるんですが、そのチケットを受け取りにカザンスキー駅に行って確認することに。午前中に駅のみどりの窓口的な場所へ。係りの人はロシア語しか喋らないので、ここでもW杯のために集められたボランティアの若者たちが英語で通訳をしてくれます。助かるわぁ。

図案として認識する駅名「アホートヌイ・リャド」カタカナでもわかりにくい駅名

お昼からは特に予定もないので、昨夜山西夫妻と行った街(赤の広場がある街)アホートヌイ・リャドに行ってみることに。地下鉄コムソモーリスカヤ駅のホームで、昨日は乗る方向を間違えたので、今日は間違えないぞと行き先の駅を確認していたら、ロシア人の若者に英語で声を書けられました。「May I help you?」行きたい駅名を見せると、ああ、こっちだ。ボクも行くからついて来い的な。ま、駅名のスペルを読むのに時間がかかるけど、行き先くらいはわかるんですけど、一応親切に従いました。こういう時って、ちょっと疑っちゃうんだよね〜。外国で親切にされることに慣れてないから、気をつけないとあとでヤバいことになるかもしれない、と疑ってかかってしまう。あとでガイド料をよこせ、みたいな。(モロッコでそういう経験があるので)よくないことはわかっているんだけど、ま、用心するに越したことはない。

ミハイロフ いいヤツ

結局その彼と赤の広場へ。なんでも海軍士官みたいで、カッコイイ帽子をかぶって見せてくれた。(これは信用させるための偽物かもしれない!とまた疑ってしまう)赤の広場にはX線ボディチェックのブースを通らないと入れない。なんともまぁ。広場には世界各国のユニフォームの人人人。彼がかっこいい帽子を被っているものだから、いろんな外国人が寄ってきて「一緒に写真を」と言ってくる。その度にボクは待たされる。タレントのマネージャーじゃねえよ。それに付き合うのも疲れるので「一人で歩きたいから」と彼と別れることに。たくさん写真も撮ってくれた。名前を手帳に書いてもらった。ミハイロフ。いいヤツだった。ちびっと疑ってごめんね。
4年前のブラジルと同じシャツだ

夜、カザン駅近くでナベさん夫妻と合流。その連絡はすべてFBメッセンジャーで。駅近くのテレビのある、ビールの飲めるお店をナベさんに見つけてもらいました。そのお店の地図や、文字の地図や、目印になる建物の写真などもFBメッセンジャーで送ってもらい、まったく迷わずに合流できました。(さすがCMプロデューサー!ツボを心得ていらっしゃる!)そのイングリッシュ・パブにはイングランドサポーターらしき人たちが。21:00からイングランドvsチュニジアが始まるのです。W杯のいいところは、スタジアムじゃなくてもこうしたお店のテレビをその国のサポーターと一緒に見れるところ。日本の試合じゃないのでお気楽です。あーとか、おーとか言ってるだけ。これが日本の試合だったら緊張しちゃって見れたもんじゃない。外国語は喋れなくても、選手の名前が世界共通語になります。

目印になる建物の写真も送ってもらって

パブの入り口の写真も送ってもらって初めての街でもノープロブレム

日本戦以外のW杯は、ホントに気楽に観てられる

会えて良かった。奥様と3人で会うのは2014年のブラジルW杯のリオデジャネイロ以来。

23:00過ぎ。隣のスーパーマーケットで食料・飲料を買って、そろそろ駅に行きますか。その夜のサランスク行きはカザンスキー駅から何便も出る。FIFAの観戦チケットがある人は無料で予約できる寝台列車です。駅に行くと知った顔、顔、顔。みんな出発時間は違うけど、ここで多くの日本人サポーター、しかも知り合いの顔に会えるのは心強い。ホッとします。ほとんどがブラジルW杯の時に知り合った人たちばかり。その人たちとは、ブラジルW杯の説明会でも会ったし、ブラジルでも会ったし、帰国後の飲み会や、なでしこなどテレビ観戦会でも会ってる。こういうアフォーターたち(アホだと呆れられるくらいとことん楽しむサポーターのこと)と知り合いになれたことで、このロシアW杯がグッと楽しめるものになったのは間違いないです。ほんと、ありがとう、です。実際に会っていなくてもfacebookなどでつながっていれば、実際会った時に「やぁ久しぶり」から始めることができます。これからのW杯観戦の必需品、それは「人とのつながり」だと思います。

時間差で英語表記も出る

「私たちは00:50だからお先に」
「ボクは01:10だからそろそろ行きます」
「ウチらは02:00発だからまだだわ」
とフードコートのベンチに集まった日本サポーターたちがそれぞれの寝台列車に乗り込んで行きます。これから約10時間の移動。ほんじゃ明日、決戦の地、サランスクで!

サランスクへの出発前。コロンビア戦のみ観戦の弾丸ツアーで来た萩谷くんと。明日、あの感動を目撃することになるとは・・・。

ロシアより愛を込めて一言。

『W杯の現地で知り合いに会えることほど心強いものはない』

本日出会ったお友だち
○ミハイロフさん@コムソモーリスカヤ駅〜赤の広場(モスクワ)
○渡辺伸一朗さん多恵さんご夫婦@カザンスキー駅近くのパブ
○萩谷賢さん@カザンスキー駅(ブラジルW杯で)
○懸田弘章さん@カザンスキー駅(ブラジルW杯で)
○よこちんさん@カザンスキー駅(ブラジルW杯で)
○板谷浩男さん@カザンスキー駅(ブラジルW杯で)
○伊藤綾香さん@カザンスキー駅(ロシア前の集会で)
○ブルーのドレッドヘアの生出明浩さんと、レインボーパーマのヨコヨコさん(横山誠人さん)も、この場所にいました。髪の色がインパクトあったので覚えていたのです。このときはまだ、翌日の夜、友だちになるとは思っていなかった。コロンビア戦のゴール裏、すぐそばの席で日本の勝利をよろこび合う仲になろうとは。誰にも予測できませんでした。

ロシアより愛を込めてはじめの一歩
ロシアより愛を込めてチケットの戦い
ロシアより愛を込めて準備を楽しむ
ロシアより愛を込めていざモスクワへ
ロシアより愛を込めて⑤決戦はサランスク
ロシアより愛を込めて⑥近日公開
ロシアより愛を込めて⑦近日公開
ロシアより愛を込めて⑧近日公開
ロシアより愛を込めて⑨近日公開
ロシアより愛を込めて⑩近日公開

ロシアより愛をこめて④いざモスクワへ


2018年6月17日(日)
いよいよ出発の日です。今回の旅は基本一人なのですが、途中の行程で友だちと合流できるように計画しました。とくにFCバッカーノの友だち山西くん夫妻とは宿は別々ですが、行き帰りの飛行機も一緒だし、コロンビア、セネガル戦を含む4試合一緒なので心強い。お互いのスタジアムの座席番号も確認済み、お互いのホテルの場所も確認済み、旅程はそれぞれだけど、試合の日はスタジアムで会えます。お互いの座席番号がわかればそこで会えるし、スタジアムで待ち合わせ場所を決めておけば、試合後に会える。そのためにもfacebookのメッセンジャーは必需品でした。

まず成田空港。12:00発アエロフロート261便。モスクワまでのフライトは10時間。ブラジルに行った時のことを思えば、めちゃ近い。しかも同じ便に友人夫妻も一緒となれば、心強いフライトです。

 
飛行機に乗るとまず、時計を現地の時間に合わせる。そして現地のお酒を入れて体を馴染ませていく。まずはロシアの白ワインから。

モスクワへはほぼ初めてのフライト。「ほぼ」というのは昔、トランジットで夜中のモスクワの何処かの空港に降りたことがある、という程度。1985年頃、初めてパリへロケに行きました。その当時はまだヨーロッパへの直行便はほとんどなく、アンカレッジ経由。モスクワ上空が飛べなかったからじゃなかったかな。何年かして、やっとモスクワ経由パリ行きという便ができ、アンカレッジ経由に比べて断然早くなってラクになったという記憶があるのです。たしか東京—アンカレッジ(9時間)、アンカレッジーパリ(10時間)じゃなかったかな。それが東京—モスクワ(10時間)、モスクワーパリ(4時間)みたいな。だから東京—モスクワ(10時間)なんて近い近い。なにより2014年にアブダビ経由でブラジルに行ったので、飛行機であれより遠い場所はないのだから、もう何も怖くありません。どこへ行くにも「ブラジルよりは近い」のだから。

こうやって見ると、東京ーモスクワと東京ーアブダビ(サウジアラビアの西側)はほぼ同じ距離だな。アブダビからサンパウロのほうが遠かったから、ブラジルはやっぱり遠いわ

アエロフロート261便のLUIZAは笑わない。他のCAさんはまぁ愛想笑いくらいはするし、むしろ男性のCA(スチュワード?)のほうが愛想がよかったけど、彼女だけはずっと無表情。よし、絶対ニッコリさせてやろう、とワインのお替りなんか頼む時、こっちが目一杯ニッコリしてみる。だけど、全然ダメ。ビクともしない。飛行機を降りるときもニッコリ「спасибо!スパシーヴァ!(ありがとう!)」「до свидания ダスビダーニャ!(さようなら!)」と陽気に微笑みかけてみるものの、LUIZAは「・・・」とうとう最後まで無表情でした。(LUIZAの写真を撮りたかったんだけど・・・できなかった・・・)

この兄ちゃんはまあまあ朗らか

まあ、ロシアの人が全員笑わないってことはないんだろうけど、出発前のニュースが言ってました。W杯で世界中から観光客がやってくるというので、ロシア国鉄の職員たちが「笑う練習」をしている、というのです。ニッコリ接客する練習。ホンマかいな、でした。ロシアはきっと寒い国だから、口角が上がらないんだ。ほおの筋肉が寒くて動きにくいんだ、と思うことに。でも今は夏じゃん?

ロシア語キリル文字に目を慣らす

無事モスクワ、シェレメーチェボ空港に到着。無事に荷物も出てきてひと安心、でもなくて、これから緊張する大事な仕事があるのです。①空港のFIFAブースを探して、残りのチケットを発券してもらうこと②ネオマネーのカードで現地のルーブルを引き出すこと③(ボクは日本からSIMカードを入れ替えて行ったけど)空港で現地SIMを手に入れること④空港から市内へのエクスプレスに乗ること。こういう時、一人じゃないほうが心強いんですよ。こういう時は知らない日本人同士でも情報交換しながら助け合います。

チケットを発券しているとき、友だちに会いました。久保田淳さん。ブラジルW杯の時にお世話になったサポ村ツアーの、帰国後の飲み会で知り合ったベテランサポーター。「あそこのキャッシュマシーンは壊れている」「FIFAの発券機は奥に並んだ方が早い」「空港エクスプレスは4人だと安い」などひとりよりふたり、より3人4人の方が新しい情報が手に入りやすくなります。市内に着いて、ボクと久保田さんはホテルの方向が逆。地下鉄のホームで「私のホテルはこっちだから、中村さんは向こうの電車だね、じゃまたスタジアムで」と別れました。乗ってみて行き先表示を見てみると、あれ?逆じゃね?次の駅で降りて、向かいのホームの逆電車に乗って無事にコムソモーリスカヤ駅へ。てことは、久保田さんも逆に乗っちゃったってこと。大丈夫かな?ま、でも、乗った路線は環状線だからいずれ目的の駅に着くけどね。

一人じゃないと友だちに荷物を見てもらいながらトイレにも行ける

シェレメーチェボ空港到着時のあれこれを文章にして、facebookグループ『ロシアより愛をこめて』にアップしました。明日以降に到着する人たちへの最新情報として。こういう地味な情報が貴重だったりするんです。

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中村 禎【これからロシアへ出発する人へ】
無事モスクワに着きました。

●アエロフロートは事前にwebチェックインをしておくと成田のチェックインの列が短いほうに並べます。
●モスクワ、シェルメーチェボ空港は入国して出たとこからずっと左に行くと一番奥にFIFAの発券マシンがあります。ファンIDも発券する人は並びますが、クレジットカードで発券できるので奥の2台の赤いマシンの方へ。生年月日を入れて顔写真を撮って発券。行った時は紙がキレてたけど入れ替えてくれてOK。
●NEOマネーのカードでルーブル。その日は7,500ルーブルまでしかできませんが、無事現地マネーゲット。友だちはそこでSIMを買って入れ替えてもらって即開通。ボクはタイのSIMを日本から入れて、こっちでも使えます。
●空港から市内ベラルーススカヤ駅まで空港エクスプレス。モスクワで試合があればファンIDとチケットがあれば無料なので窓口で。通常は1人500ルーブルのところ4人で動いていたので4人で950ルーブルとお得。
●30分に1本で、約30分でベラルーススカヤ駅に到着。ホームを降りるとそこは道路と同じ面。Mのマークの地下鉄入り口を探します。乗る路線の色で案内板に書いてるのでわかりやすい。茶色の5号線でカザン駅のあるコムソモーリスカヤまで。乗る方向を間違えないように。間違えても次で降りて向かい側のホームの電車に乗ればいい。ボクは逆に乗ってしまいましたが、すぐ降りてOK。
●昨夜はドイツメキシコ戦があったからかファンIDでフリーパス。係員のいる改札を通れます。地下鉄から市内地上に出るとデカイ、広い。レニングラーツスキー駅のほうにでます。向かい側にカザンスカヤ駅(写真) 向こうへ渡るには地下でつながっているのでM マークの階段から地下へ。
●カザン駅地下1階の寂しいところに荷物預かり所あります。駅に入るにはX線の荷物検査をして入れます。
●夜は22時頃まで明るいです。後発でモスクワ入りする人のためのレポートでした。

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Казанский вокзал カザンスキー・バグザール(駅)

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その夜は、山西夫妻と一緒に行動。赤の広場近くの街を歩いて、モスクワの空気に自分を馴染ませて、カフェで夕食。初日の夕食、一人じゃないってうれしい。宿泊は別々で、ボクはカザン駅近くのカプセルホテル。山西夫妻はベラルースキー駅近くのホテル。グループ行動と単独行動のミックス。グループ旅行の安心感と、ひとり旅の気楽さと。両方あるのが、いいですね。明日のサランスクへの移動列車も別々なので、サランスクのスタジアムでまた会おう、と地下鉄の駅で別れます。

モスクワでの夕食 午後9時過ぎ

 HOTEL DROP INN 部屋番号23
閉店ガラガラ シャッターを閉めた内側の写真です
     
走らない寝台列車の個室

そして人生初のカプセルホテルへとひとり旅。ホテルだと思うと狭すぎるけど、走らない寝台列車だと思えば、シャワーも食堂もあって、かなり快適。これから4泊(うち1泊が本当の寝台列車に外泊)よろしく。で、おやすみなさい。

ロシアより愛を込めて一言。

『友だちからの情報はガイドブックより貴重』

本日出会ったお友だち
○堀内文雄さん家族@成田空港(ブラジルW杯サポ村)
○村上アシシさん@成田空港(ブラジルW杯)
○山西栄輔さんオコチャ夫妻@成田空港から(FCバッカーノ)
○久保田淳さん@シェレメーチェボ空港(ブラジルW杯サポ村)

ロシアより愛を込めて①はじめの一歩
ロシアより愛を込めて②チケットの戦い
ロシアより愛を込めて③準備を楽しむ
ロシアより愛を込めて④いざモスクワへ
ロシアより愛を込めて⑤決戦はサランスク
ロシアより愛を込めて⑥近日公開
ロシアより愛を込めて⑦近日公開
ロシアより愛を込めて⑧近日公開
ロシアより愛を込めて⑨近日公開
ロシアより愛を込めて⑩近日公開

ロシアより愛を込めて③準備を楽しむ


ロシア2018スケジュール  これをつくるのが好きなんです

まだ出発しませんよ。W杯は、行く前の準備が大事なのです。準備がしっかりできるほど、W杯が楽しめる。ボクはそう思っています。というか、W杯は「行く前の準備」「行ってる最中」「帰って来てからの余韻」の3回楽しめるイベントなんだと思っています。


これがFAN ID。 ロシア入国、試合観戦、試合当日交通機関無料など、これがないと始まらない。これが届いたときはうれしかったなぁ。

観戦チケット、ファンID取得、航空券予約、宿泊予約、現地移動手段予約などは、まるでロールプレイングゲームをこなしながら成長していく感じ。それが終わっても、まだまだやることがいっぱい。今後のご参考までに箇条書きで記しておきます。

■地球の歩き方をスキャン→PDFにしてEVERNOTEで持ち歩くため(iPhoneで地図などを見るためにPDFに。自分が泊まるホテルの場所や友人のホテルの場所などを書き込んでおく)

■宿の場所の確認。駅からの行き方を確認。(今回は駅から歩ける距離だったので、すべて徒歩。タクシーには乗りませんでした)

□一緒に行った友だちの奥様は、モスクワの駅からホテルまでの道のりをGoogle Street Viewで予習して来たそうなんです。ベラルースカヤ駅に着いたら「あ、ホテルはあっちね」ですって。さすが!そうなんです。駅を降りるとどっちに進めばいいか、わからなくなるんです。準備って大事。

■友人の情報確認。友達の泊まるホテルの位置を確認。現地で会うために。

■ロシア語の勉強(キリル文字は読めないと諦めていたけど、NHKのロシゴスキーなどで勉強)モスクワに着いた初日、Казанский вокзалと書かれた立派な建物。「カザンスキー・バグザール」と書いてある。バグザールは「駅」なのでカザンスキー駅。これが読めたときはちょっと感動しました。

■現地SIMの準備。向こうではiPhoneが命綱。詳しい友人のアドバイスで準備は完璧。つまり、安心。

■モバイル予備バッテリー準備。タコ足コンセント準備。(向こうではカプセルホテルにも泊まるので、いろんな機器を充電するためにタコ足は必要)

■ポリエステル100%のサッカーシャツ(Tシャツより乾きが早い。向こうで洗濯して着るため)

■洗濯物を引っ掛けるS字フックや針金ハンガー


■日の丸ハチマキ(ダイソー)あちこち探すもなかなか置いていないんです。近いお店で注文する方がロスなく効率的。(「日の丸ハチマキ大作戦」は現地のニュースでも取り上げられました。これから日本を応援するW杯に行く人は、この作戦にご参加を。現地の人と簡単に仲良くなれます)

■ウェットティッシュなどのデオドラントグッズ(試合観戦・歩き・移動などで体を拭くため)深夜発の寝台列車でモスクワからサランスクへ10時間。お昼頃着いて歩いてスタジアムのコロンビア戦。試合後祝杯をあげてまた深夜発の寝台列車でモスクワへ戻る。その時、靴下を脱いで足を拭くサッパリしたウエットティッシュ。ナベさんの奥様にいただきました。あれがあるのとないの、大違いです。スパシーヴァ!

■レストラン調査(お店を知っているか知らないかは大きな差)→実際はここまで手が回らず、合流する友だちにお任せしました。

いろいろ細かい奴だなぁとお思いでしょうが、この準備が楽しいんですよ、マジで。

ロシアより愛を込めて一言。

『W杯は、その準備から楽しまないとモッタイナイ』

ロシアより愛を込めて①はじめの一歩
ロシアより愛を込めて②チケットの戦い
ロシアより愛を込めて③準備を楽しむ
ロシアより愛を込めて④いざモスクワへ

ロシアより愛を込めて⑤決戦はサランスク
ロシアより愛を込めて⑥近日公開
ロシアより愛を込めて⑦近日公開
ロシアより愛を込めて⑧近日公開
ロシアより愛を込めて⑨近日公開
ロシアより愛を込めて⑩近日公開

ロシアより愛を込めて②チケットの戦い

 

FIFAの観戦チケットをゲットするには、開幕まで何回かの締切があります。まず最初は出場国がすべて決まって、2017年の12月の組み合わせ抽選前に最初の申し込み受付がある。10月くらいだったかな。これはTST7、TST5などというチケットで、応援する国の数試合を追っかけながら観られるチケットです。W杯は決勝まで行くチームの試合7試合(予選リーグ3試合、決勝トーナメント4試合)日本のTST7を買うと、7試合は確実に観られる。日本が途中で敗退しても、勝ち抜いたという想定で勝ち抜いた相手の国の試合を観る権利があるチケット。すごいけど、値段もすごい。だって決勝も見れるんだもんね。友人に日本のTST5を持った人がいた。予選3試合と決勝トーナメントの2試合。ベスト16とベスト8までが観られるチケット。さすがにこれは移動がどうなるかわからない(試合がどの都市であるかわからない)ので、買えなかった。この組み合わせ前の第1次締切が12月前。組み合わせが決まって次の締切が年が明けて1月31日18:00(日本時間)この第2次締切までにどの試合を観たいか、申し込みます。

■第1次募集:【抽選申込期間】2017年9月14日〜10月12日(まだ組合せ未定)
□相当気が早い人向け

■第1次募集:【早い者勝ち】2017年11月16日〜11月28日(まだ組合せ未定)
□組合せ抽選会:2017年12月前半

■第2次募集:【抽選申込期間】2017年12月5日〜2018年1月31日18:00(日本時間)
→抽選の申し込みのみ・結果発表は約2週間後
□結果通知:2018年2月後半

■第2次募集:【早い者勝ち】2018年3月13日18:00(日本時間)〜4月3日
→抽選ではなく早い者勝ち・ネットが繋がらない状態が5、6時間続くことも

■最終募集:【早い者勝ち】2018年4月18日18:00(日本時間)〜7月15日
→カテゴリーごとに、売り切れはグレー・残りわずかは赤・あと少しは黄色で表示されるが、諦めずにこまめにサイトをチェックすると、余りのチケットが出てくることがある。

ボクは第2次募集抽選(1月31日)で以下の6試合を申し込みました。
■6月16日(土)アルゼンチンvsアイスランド@モスクワ(スパルタク)cate2
■6月17日(日)ドイツvsメキシコ@モスクワ(ルジニキ)cate2
■6月19日(火)日本vsコロンビア@サランスクcate3
■6月20日(水)ポルトガルvsモロッコ@モスクワ(ルジニキ)cate2
■6月22日(金)ブラジルvsコスタリカ@サンクトペテルブルクcate2
■6月26日(火)ナイジェリアvsアルゼンチン@サンクトペテルブルクcate2

約2週間後に結果が出て、
■6月19日(火)日本vsコロンビア@サランスクcate3
■6月20日(水)ポルトガルvsモロッコ@モスクワ(ルジニキ)cate2
の2試合しか当たりませんでした。


Unsuccessful つまり失敗


Succesful  やった!

やはりブラジル、アルゼンチン、ドイツなど強豪国は競争倍率が高いのでしょう。一番観にくいから不人気とされるカテゴリー2で狙ったのですが、ダメでした。値段の高いカテゴリー1を狙って、「イッパイだったら下のカテゴリーでも可」という選択もできるので、カテ1で申し込んでもよかったのかな、とも思いますが、カテ2で落選なら同じことかな。

結局、理想のチケットは取れなかったので、旅程も変わります。

遅いんだな、これが。通常なら数秒でつながるんですが、こういう日はダメ。数時間つながりません。

3月13日18:00からの第2次募集のFIRST COME FIRST SERVED(早くきたら早くやるぜ)。FIFAのチケットサイトになかなか繋がりません。世界中からその時間にアクセスしているわけですから、仕方ありませんね。システムがダウンしないだけ立派です。5、6時間経った深夜、ようやくつながるものの、有名国のチケットはほぼ売り切れ。幸い日本vsセネガルはゲットできました。

よく「W杯に行った」というと「よくチケット、取れましたね」と言われます。でも海外で開催されるW杯では日本戦のチケットはほぼ確実に取れるんです。だってそんなにたくさん日本人が来ないから。ブラジル、アルゼンチン、ドイツなどの強豪国はなかなか取るのが難しい。時間を置いてFIFAのチケットサイトを見ると、日本、韓国、サウジアラビア、イランなどの試合はまだ空きがある。チケットを取る身としてはうれしいけれど、日本人としては悔しい部分もありました。

結局ボクは5試合、モスクワを拠点とした10日間の旅を組むことにしました。
■6月19日(火)日本vsコロンビア@サランスクcate3(→2次当選)
■6月20日(水)ポルトガルvsモロッコ@モスクワ(ルジニキ)cate2(→2次当選)
■6月22日(金)ブラジルvsコスタリカ@サンクトペテルブルクcate2(→FB経由で友人から購入)
■6月24日(日)日本vsセネガル@エカテリンブルクcate1(→3次当選)
■6月26日(日)フランスvsデンマーク@モスクワ(ルジニキ)cate1(→4次募集でゲット)

ロシアより愛を込めて一言。

『W杯の準備は、戦いである』

ロシアより愛を込めて①はじめの一歩
ロシアより愛を込めて②チケットの戦い
ロシアより愛を込めて③準備を楽しむ
ロシアより愛を込めて④いざモスクワへ

ロシアより愛を込めて⑤決戦はサランスク
ロシアより愛を込めて⑥近日公開
ロシアより愛を込めて⑦近日公開
ロシアより愛を込めて⑧近日公開
ロシアより愛を込めて⑨近日公開
ロシアより愛を込めて⑩近日公開

ロシアより愛を込めて①はじめの一歩


年が明けて2018年1月。いよいよロシアW杯の年になった正月。早い人は2017年12月の組み合わせ抽選会と同時に手配を始めるらしいのですが、ボクはまだロシアに行くかどうか、決め切れていませんでした。2014年のブラジルW杯の時も、行くという最終決断をしたのはたしか3月頃でしたし。

初めてW杯に行ったのは1998年のフランス大会。あれからちょうど20年の節目のW杯だから、たぶん自分は行くんじゃないかとは思ってはいたんですけど、正直、誰かと一緒に行きたかった。だから、最初に取った行動は、『FBグループを作ること』でした。ロシアに行きそうな友だち、ロシアに確実に行くだろう友だちをなんとなく(強引に)誘ってみたのです。そのグループの名前が『ロシアより愛をこめて』でした。

このグループは、ロシアW杯を現地参戦したいと思っていそうな友だちを強引に誘っています。ボクもまだ、行くぞ!という最終決定はしていないのですが「一人でも行く」気持ちなので、ロシアに行く人のために情報共有する場所にしたいと思います。同じ試合を見るのなら向こうで会えたら楽しいじゃないですか。ご迷惑なら退会してくださいね(メッセージなしでOKです)ロシアではLINEは使えないらしいので、FBグループが現地情報交換にも使えそうです。

この、2018年1月8日の書き込みから、ボクのロシアW杯が始まったのかもしれません。この時点で73人が既読。最終的には192名が参加するFBグループとなりました。

このグループを作ったことは大成功でした。チケットやファンIDの取り方、FIFA列車の予約方法、現地の交通情報、ホテル事情、WiFiの状況、言葉の問題などなど、ロシアW杯に行く人に必要な(しかもリアルな生の)情報はすべて(といっていいくらい)ここに終結したのです。書籍にしたら確実に売れたことでしょう。ケータイ電話すら持っていなかった20年前のフランスW杯の時とはエライ違い。情報を持っている人と繋がって、シェアしてくれる。自分が仕入れた情報もシェアできる。そして、新しい友だちもできた。なんて便利な世の中でしょう。

ロシアより愛を込めて一言。

『W杯に行くなら、Facebookはマル必』

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最初に書いてみたのが、これ。日本戦が行われる都市がどんな位置にあるのかを把握すること。開催都市のだいたいの位置関係を把握しないと、どの試合を観るか(観られるのか)が計画できないから。移動手段と宿泊地を決めるためにも、最初にやるべきことは各都市の位置関係の把握でした。

モスクワとサンクトペテルブルクくらいは聞いたことはある。しかし、その2都市がどういう距離にあるのか、何もわかってなかったのです。

・モスクワーサンクトペテルブルク→650km(特急列車で3h45m)
・モスクワーサランスク(コロンビア戦)→514km(飛行機1h25m)(寝台列車10h)
・モスクワーエカテリンブルク(セネガル戦)→1,435km(飛行機2h10m)(寝台列車30h)
・モスクワーヴォルゴグラード(ポーランド戦)→937km
・モスクワーロストフナドヌー(H組2位)→1,758km(飛行機2h25m)
(ex東京—上海)

●まず絶対観たい試合を決める(→日本戦のチケットはほぼ確実に取れる)
●それを軸に何日間の旅にするかを決める(→日本戦以外の観たい試合のチケットにチャレンジする→強豪国の試合は世界中が観たがっているのでなかなか取れない)
●宿泊地を決める(→日本戦のある都市にはホテルが非常に少なかった)
●移動手段を決める(→FIFAの無料寝台列車の予約)

正直な話をすると、ボクは今回のW杯は日本戦を観ずにベスト16あたりから試合を観る行程も考えていました。というのも、1月時点の代表チームを心から応援できないかも、と思っていたから。そう、ボクはハリルホジッチのやり方が好きではなかった。あのやり方ではまた3連敗で終わると思っていました。とはいえボクは日本人。20年前のフランス・トゥールーズ競技場のアルゼンチン戦で流れた「君が代」に涙した日本人です。やはり「君が代」を聞いて日本代表を応援すべきではないか。日本代表の監督は嫌いでも、選手たちのことは好きだから、やっぱり応援しなければ、と考え直したのです。結果的にハリルホジッチ監督更迭、西野監督に交代したので(ボク的には)満足&大成功でしたね。

ロシアより愛を込めて一言。

『W杯は日程を決めることから楽しむべし』

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ロシアより愛を込めて①はじめの一歩
ロシアより愛を込めて②チケットの戦い
ロシアより愛を込めて③準備を楽しむ
ロシアより愛を込めて④いざモスクワへ
ロシアより愛を込めて⑤決戦はサランスク
ロシアより愛を込めて⑥近日公開
ロシアより愛を込めて⑦近日公開
ロシアより愛を込めて⑧近日公開
ロシアより愛を込めて⑨近日公開
ロシアより愛を込めて⑩近日公開

年齢差フットサル


柴崎岳、原口元気、宇佐美貴史、宮市亮たちと、
澤穂希、中村俊輔、中澤佑二たちと、
ラモス瑠偉、木村和司、松木安太郎たちがフットサルをする。

そんなゲーム、楽しそうでしょ。
昨夜のバッカーノ・フットサルがそうでした。

年創立20周年を迎える我らがFCバッカーノの中心メンバーは、
多分だいたい俊輔・中澤世代。
最年長のボクらがラモス瑠偉、木村和司、松木安太郎世代。
そこに26才の若者たちが参加してくれて、
一緒にフットサルをやってます。

柴崎岳のアシストを松木安太郎が決める、そんな一夜でありました。
年齢差ありすぎて、耳キーンってなるわ。
【Photo by FCB #66 Kazumi Kiucci】

奇跡の写真@FRANCE98

この2枚は奇跡の写真です。ちょうど20年前、1998年フランスW杯。チケット騒動に巻き込まれながらもなんとか初戦アルゼンチン戦のスタジアムに入れた若者二人。といってもボクはこの時すでに40才ですが。で、何が奇跡かと言いますと。

まず、川口能活ユニのサクラくんの写真を見てください。画面左、腰に黄色いジャージ(パーカーらしい)を巻いた、NANAMI 10番を着た女の子。

KAZU 11番のユニを着たボクの写真を見てください。左下、腰に黄色いジャージを巻いてadidas三本線のジャージを着て笑っている横顔の女の子。

つい最近になって気づいたのです。あれ?この子、もしかして・・・・。と思って「本人らしき人」に確認してみたところ、20年前の「この子」はなんと!「その人」だったのです。ブラジルW杯に行く前に集まった、サッカーサポーターの集まりで出会った、ボウリングのピンの仮装をして何度もW杯に参加している知り合い、サポーター仲間なら誰もが知っている「金チャン」こと金原麻愉さんだったのです!

1998年フランスW杯の写真に偶然写った人と、2014年虎ノ門のHANZというサッカーアフォーターの集う店で出会い、顔を白く塗られ、ブラジルに行き、そして2018年ロシアへ。ボクが独身だったら、恋に落ちそうな運命の赤い糸です。

ブラジルW杯出発前のアフォーターの集まりで、『ナカムーさんも白塗りしなさい』と言われ、アフォになりきる快感を覚えた、奇跡の人との2ショット。

フランス98の記憶①開幕戦の夜
http://nakamuratadashi.com/2014/01/23/フランス98の記憶①開幕戦の夜/

ボクの病院


昨年9月頃のフットサルで、以前からやや気になっていたヒザの痛みが自覚されるようになりました。バンテリンなどを塗り、テーピングをしていつものバッカーノ・フットサルに参加するも、練習後、ヒザが熱を持つようになり、腫れてきた。歩くのは大丈夫なんだけど、階段の昇り降り(特に下り)が痛む。こりゃダメだ、というわけで整形外科に。ヒザの水を抜く注射をして、2週間に一度のヒアルロン酸注射6回、赤外線で温めて圧迫して血流を上げるリハビリを続ける。4ヶ月通うも、回復している実感なし。

図書館で本を読む。何冊も読む。膝痛(変形性膝関節症)は高齢者は必ずなるもの、と書いてある。いろいろ学習するうちに、これは足の筋肉をつけるしかない、膝を筋肉のサポーターで守るしかない、という結論に至りました。


プールでの水中トレーニング。まずクロール、ビート板を使ったバタ足(進まないんだ、これが)、水中片足ジャンプ、水中キック、水中サイドステップ、水中バックステップ、水中ダッシュなど、とにかく地上でやると負荷がかかりすぎる運動を水中でやる。これを週に2回。自分の体を再構築するわけだから、リハビリ病院に治療に通っているようなものです。幸いフリーエージェントなものですから、自分の体のための時間を最優先させてスケジュールを組みます。本社ビルの修繕ですからね。最初はクロールだけでも膝に痛みがあったけど、水中片足ジャンプでも大丈夫になってきました。

さらに、FCバッカーノのメンバーで麻酔科の女医でもある#71オグーから、VCSスポーツジェルを薦められ、筋トレマニアのサッカーファンからDNSのプロテインと筋を鍛えるJOINTという錠剤を薦められ、即実行。効いてくれよ〜効いてくれよ〜とジェルを塗り、届いてくれよ〜届いてくれよ〜と錠剤を朝昼晩6錠計18錠を飲む日々。


ようやく最近はテーピングをしてサポーターを巻いて、フットサルに復帰できました。歳をとるほど筋力は落ちてくる。老人が背中を曲げてヨボヨボ歩くのは筋力が落ちるから。そうならないためにも、筋トレはこれから一生続けていかないといけないのかもしれません。

足の筋肉を鍛えるために、体育館のプールに通う。フットサルでゴール決めたいから、体育館のプールに通う。よし、今日も行くぞと立ち上がる。筋肉を鍛えているんですが、実は、自分の「意志」を鍛えているのかもしれないなと思いました。

(なぜこんな「早い話が自慢話」のようなことをブログに書くのか。それは「公表」することで、三ヶ月坊主になることを防ぎたいからなのです。これからもずっと続ける覚悟の表明でもあるのです。サボっていたら笑ってやってください)

自己ベストの更新


1999年2月26日、新橋のPePeというイタリアンレストランに集合しました。まだフランスW杯の熱が冷めずにいた頃、F.C.BACCANOは設立されました。その日にはまだ、チーム名も何も決まっておらず、ただ、サッカーチームをつくろう、とだけ決まったのでした。

最初の練習は神宮外苑フットサルコート。当時はフットサルボールという専用のボールがあることさえ知らず、5号球のサッカーボールを持って行ってたなぁ。あれから19年『ケガをしない、楽しいフットボール』をモットーに、ずっとボールを蹴り続けてきました。


2018年2月26日、偶然にも同じ日にコートが取れて、仲間とフットサルができました。小学校1年からサッカー始めて、中学、高校、大学とサッカーやっても16年。それより長い19年。すごいと思います。一緒に遊んでくれる仲間に感謝です。


個人的には、6ヶ月前に左膝を痛めて、ずっと治療や筋トレなどに励んできて、なんとかこの日にボールを蹴りたかった。そして6ヶ月ぶりにゴールを決めることができた。バッカーノ最年長ゴール記録に並びました。ひとりうれしさを噛み締めながらの帰り道、「そうだ、これは、自己ベストの更新なんだ」と思いました。若い人は「そんなにうれしいことなのか?」と思うかもしれませんが、何歳までできるか限界が近づいている自分にとって、この記録はとても大事なことなんです。60歳と5ヶ月目のゴール。最高っす。

40代で始めたバッカーノ。そういえば同い年のタツと「何歳までできるだろうね。60くらいまでは蹴りたいね」と昔、話していたなぁ。二人で自己ベスト更新し続けますので、アシストお願いね。

スタジアムの言葉


3年前の大阪長居競技場 親善試合で日本がオーストラリアに勝った試合後、オーストラリア側のコンコースに「アジアカップ決勝で会おうぜ!」というメッセージ。

日本代表がロシアW杯出場を決めた埼玉2002スタジアム、オーストラリア戦。そこで掲げられた横断幕の言葉についてフェイスブックに自分の思いを書きました。それに少なからずの反響がありました。同意してくれた意見もあり、そうは思わないという声もあり。一連のコメントをもらって初めてわかった事実もあり、思い出したことや、考えたことをもう一度まとめておこうと思ったのでした。

まず最初に、先日書いた文章が、これです。
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残念な横断幕
ロシア行きを決めた試合後の埼玉2002のスタンド。数年前(2009年南アフリカW杯最終予選の時)にオーストラリアサポーターが掲げた「Nippon Forever in Our Shadow!」(日本は永遠に俺たちの影)に対してのジョークなんだろうけど、これを準備しておこうぜ、と思ったセンスにちょっとガッカリ。

1997年フランスW杯最終予選で日本が苦戦していた時、ライバル韓国はすでに出場を決めていた。その韓国での最終予選の日韓戦、チャムシル競技場。もう絶対日本が負けられない試合で、韓国サポーターの真っ赤なスタンドに『一緒にフランスへ行こう』という横断幕があった。ボクは日本人としてうれしかった。韓国サポーターの方がW杯の先輩だった。

ボクだったら、日本サポーターがオーストラリアに仕返しするんじゃなくて、『一緒にロシアへ行こう』って言葉を掲げたい。それを試合前に準備しておく。そしてロシアで同組になってドイツW杯での借りを返すのが、一番カッコイイと思う。

と書きました。
(注:2006年ドイツW杯の予選リーグ第1戦日本vsオーストラリア戦。1点リードしたものの終了間際に3点入れられ逆転負け。当時オーストラリアはオセアニア地区。現在はアジア勢同士が1次リーグで同組になることはありません)
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この書き込みに対して「そうだ!そうだ!」という同意のコメントと「いや、あれはあれでいいじゃないか」というコメントが集まりました。ボクは両方の考えがあっていいと思うし、あるだろうと思っていました。だから、ボクならこうする、を書いたわけです。いろんな声が聞けて意義のあるスレッドになったと思います。

すると、これらのやり取りを見ていた「ある事情通」が書き込んでくれました。「正也さん」です。正也さんは、国内はもちろん、多くの海外アウェイの日本代表の試合を現地で応援している、コアなサポーター。海外で見かけるおなじみの日本語の横断幕も、正也さんたちが張ってくれている横断幕もあります。(他にもいろんなグループがあるらしいです)で、この正也さん、ボクともフェイスブックで繋がっている友だちなのです。そこで知った、この「お返事横断幕」の背景をもっと多くの人に知ってもらうべきだと思ったのです。

まず時系列で話を整理すると
南アフリカW杯最終予選の最終節。2009年6月17日、オーストラリアのホーム、メルボルン・クリケットグラウンド。日本は1点先制するも、「天敵」ケーヒルに2点を決められ逆転され、敗北。その試合終了後、オーストラリア側のスタンドに掲げられたバナーがこれでした。「NIPPON;FOREVER IN OUR SHADOW(日本は永遠に我々の影)」

で、今回の「AUS; Forever in Our Shadow!」は、その時メルボルンにいた正也さんの先輩の日本サポーターたちが出した横断幕なのだそうです。ただ、メルボルンでのメッセージに対しての「仕返し」の意味とは違って「日豪のサポーターシーンの中で、彼ら(オーストラリアサポーター)が日本をそういう相手として見てくれている事に対して、僕ら(日本サポーター)も返事をしている、だけなんです」と正也さんが教えてくれました。

考えてみれば、スタジアムでお互いの代表チームを応援していて、サポーター同士も自然と顔見知りになるだろうし、知り合いになってそういう話をしているんだろうと想像できます。実際、正也さんの知り合いのオーストラリアサポーターとも「それやり返すべき!お互いにサポーターから盛り上げていいし」って話していたそうです。

さらに貴重な裏話を教えてもらいました。日本から「AUS Forever in Our Shadow!」のメッセージは、いつか出したいね、という話はすでにあったそうです。3年前の大阪長居競技場でのオーストラリア戦で勝ったら出したい!という話になりかけたそうですが、正也さんが「親善試合で勝つのはリベンジじゃないし、アジアカップも控えてるので【決勝で会おうぜ】みたいなほうがいいと思う」って話して、みんな納得して、こんな幕をオーストラリア側のコンコースにだけに出したそうです。『See you against at final in the Asian Cup!!』(写真参照)そういう「心意気」があったのですね。でもそういう話はテレビ中継からだけでは伝わってきません。

正也さんは、「オーストラリアが嫌いで、ザマァ見ろ、なんて思っていないことをわかってほしい」と言っていました。そういう意味でも「ともにロシアへ」のメッセージも欲しかったなぁ。

正也さんとのきっかけ
で、そもそもボクみたいに(フランス、日韓、ブラジルW杯には行きましたが)テレビ観戦しながら文句言ってるサポーターと声を枯らしたコアな横断幕サポーターの正也さんがどうやって繋がったか、のお話をしておきましょう。

ボクはコピーライターとして、東日本大震災直後、サッカー日本代表の仕事を担当していた時期がありました。その時、ブラジルW杯のザックジャパンの時に書いたのが「新しい日本を見せよう。」というコピーです。これはキリンカップなどのバナーとして使っていただきました。このコピーは、キリンの広告コピーですが、ボクとしてはサッカー日本代表の横断幕の言葉のつもりで書きました。負けている時や疲れている時、選手やサポーターたちがこれを見て「よっしゃ!」と思ってもらえる言葉、のつもりです。

ブラジルW杯後、アギーレジャパンになった頃、新しいCMを制作しました。使える映像は撮影するのではなく、最新のキリンカップや親善試合などの試合映像をつなぐものです。編集して音楽を入れてコピーを入れて、一つ重大な問題にぶち当たりました。使っている映像にとある横断幕が映っているのです。たいていのものは事前に許可を得ているものの、これはまだ連絡できていない。確認が取れていない横断幕が背景に映っている。
CMの中のワンカット

それが「日本人として、仲間として俺等は此処に居る」という横断幕でした。無断でCMに使うわけには行きません。どうやってこの横断幕の持ち主、責任者を見つければいいか、スタッフはスタジオで途方に暮れかけました。その時、閃きました。

ブラジルW杯に行った時、ボクは多くのサポーター仲間と知り合うことができました。その人たちのネットワークで、あの横断幕の持ち主がわからないだろうか?スタジオから何人かにメッセージを送ったところ、すぐに返事がきました。「○○に聞けばわかるんじゃないか?」「あ、それウチのですw」「今は正也がリーダーとしてやってます」あっという間に持ち主がわかった。それがきっかけで正也さんと繋がることができ、許可を得ることができたのです。
先日のオーストラリア戦のゴール裏にもしっかり掲げられていた「日本人として、仲間として俺等は此処に居る」

幕を運ぶ
この言葉の横断幕は、正也さんが先輩たちから受け継いだもの。もう日本代表の試合を代々応援してきた汗と涙の染み込んだ横断幕なのでしょう。しかも世界中を飛び回って。スタジアムで見かけるこの横断幕。スタジアムでは見慣れているけど、これを運んでいるところを見たことある人は少ないと思います。大抵試合の数時間前にスタジアムに到着し、観客が入る前に一番最初に張られるものだから。

2014年 Arena das Dunasへの道 NATAL Brasil

この写真はブラジルW杯、ナタウでの日本vsギリシア戦のスタジアムまで歩いている時のもの。偶然、横断幕を運んでいるサポータを発見。こんなに大きな荷物を毎試合運んでいるんですね。(右を歩いている日の丸チョンマゲ甲冑の人は有名なツンさんです)やはり、試合に掲げられる横断幕には「魂」が込められているんだなぁ。

何年にも渡って先輩サポーターから引き継がれた「言葉」。顔見知りの相手サポーターへの挨拶、返事としての「言葉」。広告コピーなんだけど選手やサポーターに届けたい「言葉」。勇気をくれる言葉、励ます言葉、笑いを取る言葉。言葉にはそれぞれ目的があるけれど、正解はありません。スタジアムに掲げられる言葉にも、もちろん正解はない。広告コピーと一緒で、正解はない。「いいね!」という人もいれば、「そうかな?」という人もいる。だからこそ、一人でも多くの人に届く言葉を、考えて考えて選ぶ。これからも声援だけでは届かない、「スタジアムの言葉」を大事に見ていこうと思います。