第8話 お見合い相手探し

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか  vol.8(住宅展示場めぐり2)

■住友林業も見ました。
妻が実家に帰省しているとき、ご両親と見に行ったそうで、
気に入ったようなので東京でも見てみることにしたのです。
案の定、玄関を上がるや否や住所を書かされました。
私も妻も、なぜモデルハウスで住所を書くのが嫌いか、といいますと、
当時まだウチはまだ土地もなく、具体的にいつ建てるとか、
なにも決まっていない時期で、そのときに住所を書いて、
ピンポ〜ンと家に来られたら嫌だなあと思うからなのです。
何カ所も展示場を見て回りましたが、
一番「住所を書け」がうるさかった記憶があります。

■三鷹にある住宅展示場に
「ドリーム」と「リアル」という名前の2つの展示場があります。
「ドリーム」のほうは文字通り、夢のような各社のモデルハウスが集まっていて。
少し離れた別の場所にある「リアル」のほうは同じメーカーで
現実的なサイズの現実的なモデルハウスが集まっています。
そこで、住友林業だったと思うんですが、ドリームとリアルの差が大きく、
「リアル」のほうを見てその質感にガッカリした憶えがあります。
結局、同じメーカーでも使う材質のグレードによって
いろいろ(な価格が)あるんだな、と知りました。

■住友林業は幕張のフェアにも行きました。
土地も探してくれてサンプルの設計図を書いてくれるというのですが、
先に5万円払わないといけないというのです。
(契約するとその5万は手付金の一部になるようでした)
その手口があまり好きになれませんでした。

■その頃、住友林業をメインに見て回っていました。
今思うと結局、工法うんぬんではなく、
外観のテイストや室内の設計アイデアだけを見ていたのだと思います。
逆に言うと、まだ「外見」だけで恋愛対象を見ていたのかも知れません。
「美人だな」「好きなタイプの顔つきだな」「いい服のセンスだな」
だけしか見えていませんでした。

 第9話 「家」を見ながら「人」を見ていた


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