お金で買えないもの…

さくら銀行オオサンショウウオ

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お金で買えないもののほうが、大切だったりする。

1992年 さくら銀行 
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新聞7dのシリーズです。当時どの企業も話題にしていた、企業の社会貢献(フィランソロピー)についての原稿です。ADの沢田耕一くんがなぜか「生きた化石を撮影したい」と言い出しました。シーラカンスとかアンモナイトとか。これはオオサンショウウオです。生きた化石を使って企業の社会貢献か・・・。今だから言える話ですが、これは強引なこじつけでした。「企業」を生き物だとしたら、何年も生き続けられる種もあれば絶滅する種もある。「企業という生き物は、役に立っているのか」というコピーでつなぐことで成立させることができました。ADの沢田くんは、そこまで考えていたのかな?結果的にすごくいい話が書けたと思います。うっすら読める稚拙なボディコピーも、ヘタですがいいこと言ってます、と思います。ヘッドラインの「~だったりする」という言い回しは古いですね。20世紀のコピーです。もうしばらくしたらまた使えるようになるかも。


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