環八沿いのバイク屋

桜井ホンダ荻窪

ハッとして、胸がキュンとした。目頭が熱くなった。荻窪に引越してきて、散歩していたある日のこと。環八沿いのHONDAのバイク屋に見覚えのあるロゴタイプがその窓を飾っていた。二輪の円をややぼかして焼いて、タテにあしらった桜井ホンダのロゴタイプ。これは42才の若さで逝ってしまったサン・アドの兄貴デザイナー、工藤清貴さんの作品だ。(1987年制作)工藤さんは、ボクより4才年上だった。ボクが23才でサン・アドに入ったとき、同じ時期に途中入社で仲畑チームに入った。サン・アドツーリングクラブをつくってバイクで北海道や九州や鈴鹿8耐にツーリングに行った。

工藤さんが亡くなってもう17年という年月が過ぎた。しかし、この工藤さんのこさえたロゴは今も元気に環八沿いのバイク屋の、一番目立つ場所で誇らしげに看板になっている。ものすごくうれしかった。工藤さんは生きている。工藤さんのデザインがこうして元気にあるかぎり工藤さんは生きている。桜井ホンダさん、このロゴをずっと使ってくださってありがとうございます。工藤さんも喜んでいると思います。工藤さんの最後のバイクはSUZUKI GSX−R750でしたけどね(笑)

桜井ホンダロゴ

1996年5月2日。17年前の今日。
どうしても工藤さんの命日に、この写真を報告したかったのです。


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