おいしいとこだけ一番搾り

一番搾りマグロ

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おいしいとこだけ一番搾り

1994年 キリン一番搾り 
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ビールは搾ってつくります。その最初に流れ出る麦汁を、ビール工場では『一番搾り麦汁』と呼んでいました。雑味が少なく上品でさっぱりした味わいの、つまり麦汁のおいしいとこだけ。一番だしのようなものです。その一番搾り麦汁だけで作ったビールが、キリン一番搾り生ビールです。食べ物で例えると、おいしいところの中の、貴重なおいしいとこ、だから、ヒラメの縁側、マグロの中落ちといったとこ。というわけで『おいしいとこだけ一番搾り』というコピーで、ビールが飲みたくなる、おいしいとこだけの話をしていく新B額面のシリーズが始まりました。

マグロの中落ち

マグロと言えば、中トロが一番や
と言い張る者がいるかと思えば、
通はヅケですよ、とつぶやく者もおり。
いや、なんと言ってもカブト焼きにとどめをさす
と言ってきかない者が現れる。
しかし、ナカオチを忘れては困ります。
三枚におろした時に背骨に残っている身のところ。
大きなマグロの小さなおいしいとこです。
昔は蛤のカラで身をこそげとっていたようですが、
ここを鉄火巻きなんかにして、パクッといくと
海苔がパリッとして、もう・・・。
ああ、一番搾りの冷えている
あの、お寿司屋さんに行きたいなぁ。

おいしいとこだけ一番搾り

追伸:このボディコピーの書き出しは、よく勉強されている方はお気づきかと思います。「あのコピーライター」が「チェコのあの人」の文章を読んで勉強して書いたものを、真似して書いてみたものです。ボクのは全然ヘタクソです。


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