この冊子は、ボクが話す目次のようなものです。年々文字数、増加中。
宣伝会議コピーライター養成講座専門コース中村禎クラス。「中村クラス」だから「中村組」。2003年の10月に始まって今年で11年目。11代目のクラスの募集が始まりました。25人から30人弱の少人数で全10回。申し込みが定員を超えた場合は、選考しなければなりません。そのために事前課題を出してもらうようにしています。課題といっても「好きなコピー」を選ぶだけ。
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課題1:過去のコピー年鑑、あるいはスカットから、
自分がいいと思うコピー、好きなコピー、3本以上(5本以内)を選び、
その理由を140文字以内で簡潔に書いてください。
(ただし、受賞作のコピーは除く。中村禎のコピーも除く)
課題2:中村禎の書いたコピーで、好きな1本をあげてください。(できれば理由も)
書き方:A4縦位置使い、横書き。
必ず「手書き」で。右上に名前を記入してください。
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この課題がムズカシかったという人がいたので、その意図を書こうと思います。
例えば、みんなで居酒屋に行ってオーダーする時。
「川海老の唐揚げ!」→「お、いいねえ」
「ポテトサラダ!」→「お、それもいいねえ」
「なすの一本漬け!」→「まぁ、いいねえ」
「かにミソ!」→「お、すごくいいねえ」というふうに、
自分も食べたかったものを誰かがオーダーしてくれると
「アイツはわかってるね!」となるでしょ。
それが、あんまり好きじゃないものとか、今はそれ食べたくないものを
オーダーされると、ちょっと困る。それみたいなものなんです。
ボクは自分がいいと思うコピーを基準に話をします。
いいと思うコピーがボクと同じ方向の人の方がボクの話を理解しやすいと思うからです。
だからこの課題は、その人の才能うんぬんではなく、
ボクと気が合うかどうかを見る課題なんです。
コピー年鑑に掲載されているコピーはいいコピーです。しかし、ボクには、
「これはそんなにいいとは思わないなぁ」というコピーもあります。
逆にスカットには、宣伝会議賞は取ってなくても、いいと思えるコピーはたくさんあります。
「これはいいコピーだよね」というのがボクと同じ方が、話が早いと思うのです。
だから、素直に「このコピー好きだなぁ」とか
「こんなコピー書けるようになりたいなぁ」と思うコピーを書いてくれればいいんです。
どこを目指したいのかを知りたいのです。
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テクニックを教える講座でありません。 それよりも、人の気持ちを思い至る想像力と、 いいコピーを選ぶ目を鍛えます。 10年前から変わらない本質と、 今の時代だからこその視点を学びます。 顔と名前を覚えている限り、中村組OBは一生応援します。 そんな11年目、11代目中村組です。
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今年も「エエヤツ」が来てくれるといいな。合宿も盛り上がるだろうし。
OBたちも楽しみにしています。
http://www.sendenkaigi.com/class/detail/copywriter_nakamura.php