あーおもろかった。

あ〜おもろかった

 

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あーおもろかった。

応援感謝 星野仙一

2003年 星野仙一
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下書き1
このA4の下書きは、一番最初に書き始めた一枚目です。「こんなカンジかなぁ」と星野さんの背中の絵を描いてみる。そこにどんな言葉が入ればいいかなぁ、と考え始める。自分でもビックリしたのは、このあと何百本と書いていくわけだけれど、書き始めた6本目に「あーしんどかった」と書いている。7本目には「あー面白かった」とある。

コピーライター養成講座では「たくさん書かなきゃダメ」と言ってます。と同時に、「底辺が広いほど頂点は高い」とも言っています。たとえ最初に書いたコピーが一番よかったとしても、それが10本書いたうちの1本か、100本書いたうちの1本か、500本書いたけど、やっぱりこれが一番いいと思えるコピーなのかどうか。数をたくさん書いた方が、頂点の高さが違うと思うのです。コピーライターという仕事は、締切ギリギリまで、ヘタしたらプレゼンした後、OKが出た後も、もっといいコピーはないのか?と考えてしまう仕事です。(先輩の故・眞木準さんは「広告が世に出た後も考える」と聞いたことがあります)自分では「いいのができた!」と思っても、どこか信用していないフシがある。もっと他にあるんじゃないか、もっと他にスゴイのが出るんじゃないか、と。

優勝インタビューの監督の第一声は何を言っても大歓声になるのですが、『あーーーしんどかった』はとてもよかったと思っています。次点として、『あーーー面白かったっ』がありました。『あーーー』の部分の長さに、長かったそのシーズンの苦労みたいなものを思い出して、苦労したけど楽しかったなぁ、みなさんも楽しんでくれました?みたいな気持ちを込めたつもりでした。

スポニチ、サンケイ、日刊、報知、そして阪神ファンのデイリースポーツ。スポーツ新聞5紙に掲出するので「全部コピーを変えましょう」と提案しました。その人が買ったスポーツ紙には『あ〜しんどかった(笑)と出てる。別の人が持っているスポーツ新聞には『あーおもろかった』と出てる。となると、もしかして・・・と他の新聞も探してみるのではないかと思ったのです。ま、阪神ファンなら全スポーツ紙を買うと思いますがね。そうして全部買ったとき、全部コピーが違っていた方が楽しいし、ボクならうれしいと思うからです。星野さんがいろいろしゃべってくれるんですからね。

勝ち組、負け組。そんなんないんや。


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