人が気づかないかもしれない場所

色鉛筆ときどき思い出したかのように「こんなとき、色鉛筆があったらなぁ・・・」と思うことがあるんです。ちょっと書き物をしていて色をちょちょっと足したいときがある。そんなときのために取っておいた、以前いただいた12色の色鉛筆を引っ張り出してきました。これはサン・アド(私がコピーライターとして育てていただいた会社)のカレンダーとしてつくられたもの。カレンダーとしては使わなかったけれど、けっこう重宝しています。

この色使って、あの色を使って、をしていたら、「アラ、まッ!」。色鉛筆を取り出したあとの、ケースの底になにやら文字が書いてある。そこには12ヶ月の12種類の詩のようなコピーがありました。(いままで何度かこの色鉛筆を使ったのですが、今回初めて気づきました)なかなかいい、その「月」のことを想った言葉が書いてある。はは〜ん、これはきっとアイツのコピーだナ。こういう、人が気づかないかもしれない場所にもこころを配ってモノをつくるって、いいですよね。気づいてくれた人へのサプライズ。やっぱりモノづくりには「丁寧」という言葉が大切なんだよな、と感心させられました。サン・アドからもらった、2006年のカレンダーです。

うまく写真に撮れなかったので、書きます。
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つよい じぶん より よわい じぶん が じぶん ○一月のサン・アド

すき な ひと に すき と いえる こうふく ○二月のサン・アド

ゆめ とか きぼう とか わすれない ために ○三月のサン・アド

さく はな も いい ちる はな も いい ○四月のサン・アド

かぜ に ながされる か かぜ に のる か ○五月のサン・アド 

よく わらう よく なく よく ふる ○六月のサン・アド

ねん に いちど しか あわない から ねがう ○七月のサン・アド

あい も へいわ も へいわ で わすれる ○八月のサン・アド

かける みちる くりかえし つき も ひと も ○九月のサン・アド

くも ばかり ながめてる と なみだ は こぼれない ○十月のサン・アド

よる の ながさ に いじめ られたり たすけ られたり ○十一月のサン・アド

しらない だれか の ため に ゆき が ふる ○十二月のサン・アド    
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