【今日のピンバッジ#01】今日は東京コピーライターズクラブ幹事会。20年以上前に作ったTCC30周年記念ピンバッジをつけてきました。「 t 」の字です。「c」もあるんです。「 tcc30th 」と小さく入っています。元サン・アドの井上庸子さんのデザインです。なんでもないデザインのようでも20年以上前につくられたことを感じさせないデザインの力ってスゴイです。「いいものは正しく古い」という言葉を思い出しました。ー 場所: 東京コピーライターズクラブ/Tokyo Copywriters Club
第52回宣伝会議賞
宣伝会議コピーライター養成講座専門コース中村組の約束として、『顔と名前を憶えている限り、一生応援する』というのがある。だからまた、ことしもやってしまった、名前さがし。今年の宣伝会議賞は、52万3392点の応募の中から一次審査を通過したのは6563点。一次審査通過率1.25% 『中村組なら一次くらい軽く通らないと・・・』と言っていたけど撤回します。こりゃ至難の業だわ。一次審査員には悪いけど、いいコピーもきっと何本か漏れているとは思う。しかし、ここに残ったコピーには、賞には届かなかったものの、何かしら光るものがあって一次審査員の目に留まったコピーだ。それを書いたコピーライター、そこに応募したコピーライターをボクは讃えたいと思います。
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■118廣川洋平■214佐藤潤一郎■215佐藤文香■313立花満■315中村斉継■320松本達也?■321丸橋裕史■322宮城朝一郎■420松川亜紀■513城市俊則■601阿部希葉■602阿部裕一■701石本香緒理■702伊藤拓郎■703伊東美貴■712倉林洋輔■716柴田尚志■723野田頭弘修■801伊藤みゆき■810島田寛昭■814高橋祐司■815高山祐輔■827山本聖子■902石井 亮■904大杉陽■906大橋幸裕■912佐藤仁康■915鈴木達也■916関根祥量■919西野入慎吾?(長野?偽名で?)■925宮本真由美■1005植村明弘■1007大瀧篤■1008岡本真帆■1014菅谷敏通■1020野口拓也■1021半田智洋■1023松田彩子■1025柳元良■1101阿部亮介■1104遠藤絢子■1109岡山和也■1110奥村広乃■1111小副川陽子 ■1114小嶋千晶■1116坂本光隆■1117田村峻哉■1121松田伊久磨■1122松本 和音■1123丸山るい■1125望月一樹■1203片岡良子■1210高石幸典■1211高橋俊一■1212玉熊文乃■1213堤千明■1214鶴岡延正■1218長谷川慧■1220福本剛士■1222安藤小百合■1224森下夏樹■1226矢内そらん■1227渡邉和也
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通過者リストを拡大コピーして、マーカーで印をつけていて思ったこと。①やはりフルネームが大事。フルネームがその人の看板なんだから、ボクはそのフルネームで見つけることができるのだから。②懐かしい初代の118廣川洋平や、3代目の315中村斉継の名前を久しぶりに見てうれしかった。斉継は3代目の飲み会幹事をよくやってくれた男だ。生きてたか!③一次審査通過した顔ぶれをみると、電通の若手コピーライターより中村組のほうが多いと思った。勝ったね。④やはり、授賞式にまで来るやつは、いくつも複数名前が残っていた。中村組以外でも何度も見る名前は憶えるし、名刺をもらっても初対面とは思えない。やっぱり、ここで名前を残すことには意義があると思う。
ここに名前が残らなかった者も、ノミネートされたけど賞に届かなかった者も、その悔しさを忘れずに、来年の授賞式で会おうね!
シルバーセブン
プレゼンで使いましょう
広告名言BOT @koukoku_bot 立派、先進、カッコいい、美しい、偉い。クライアントのほとんどは、おおむねこのようなイメージを求める。しかし、立派やカッコ良さは大声で言って伝わるものではない。他人が、心で感じて評価した上で、届けてくれるものである。(仲畑貴志)出典:http://bit.ly/agogo1
この言葉をプレゼンの企画書の表紙に。電通が競合プレゼンに勝つためではなく、電通も博報堂もADKもすべての広告屋がクライアントにプレゼンするときの表紙に使いましょう。「こんなこととっくにわかってる」クライアントもあるでしょうが、すべてのクライアントに知っていてほしいことだから。すべてのクライアントがそう思ってくれないと、広告は進歩しませんから。
残したい言葉と本
https://www.facebook.com/video.php?v=935629319815617&pnref=story
こうしてつくられる「本」に、いいかげんな言葉は書けないなぁ。だから書きたいなぁ。
手描きのビブス
【今日のバッカーノ】FCバッカーノのオリジナルビブスです。ブラジルW杯のフォントを参考に背番号を描きました。油性マジック3本使い切って。何番を描こうかと考えていて、ひらめきました。
子育て中の#2マイコビッチ、結婚してロンドン在住の#9ベッキー、仕事の拠点を名古屋に移した#29ズッキーミ、地元大阪でパパになった#46シュンスケッタ、地元広島で頑張る#51ジャケンタ、そして出産間近の新婚#71オグー。みんなバッカーノのメンバーで、参加したくても来れない理由のあるメンバーの背番号です。よく、試合に出られない選手のユニフォームをベンチに掲げて試合をするじゃないですか。あんな気持ち。背番号だけでも一緒にね。胸にはUMBROのマークも付いています。
— 場所: 神明いきいきプラザ
出口治明さんのお話②
「働き方」の教科書
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO出口治明さんのお話を聞く機会がありました。「働き方」の教科書という著書(新潮社)を読んだばかりなんですが、お会いできて声を聞けて感激です。だって、出口さんの声、話し方、顔を思い出しながらもう一度その本を読めるんですから。メモした言葉を整理します。いい話満載なので2回に分けて。
出口治明さんのお話①
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■ダイバーシティの意味(その1)
たくさん人に会う、たくさん本を読む、いろんな場所に行く。勉強するにはこれしかないと思っています。人と違うことをする、イノベーションを起こすためには勉強しかないと思います。でも人間は怠け者ですから、勉強をサボりたがる。そのとき、どうするか・・・。1人では勉強できないから、多様な人のグループに入る、集合をつくる、勉強会に行く。チカラを借りるわけです。ここにダイバーシティ(多様性)の本当の意味があります。①人と違うことを考える→②勉強しかない→③1人じゃしんどい→④多様な人と会う→⑤アイデアが出やすい。(→はい、そう思います。だからボクは「アイベヤ」や「アイベヤ別館」や「電通途中入社の会」などのグループに参加します。もっともっと活性させたいです。禎)
■ダイバーシティの意味(その2)
大企業のボードメンバーを見るとだいたい50〜60代のオジサンですよね。一人一人は立派な人なんですけど、その企業の生え抜きが多いですよね。昔の課長と係長がそのまま役員になってます。昔の課長と係長は一緒に仕事していましたよね。その人たちはたぶん、会った人も同じ、読んだ本も同じ、行った場所も同じ。ということは、考えることもだいたい同じですよね。グローバル企業は女性の外国人がいたり、出身が違う畑の人がいたりしますよね。会った人も、読んだ本も、行った場所もたぶん様々でしょう。どうでしょう?そのほうが、あの『ベジソバ』が生まれやすいとは思いませんか? ダイバーシティ(多様性)の本当の意味とはこういうことなんです。(←なるほど。まあ、ボクは電通のボードメンバーには入らないし、入れないけど、経営陣の顔ぶれを見ればその企業が成長しそうかどうか、わかるってことだな。禎)
■4+5=9、じゃないという話
夕方の4時に上司から5時間かかる仕事を頼まれたとします。4時から5時間だから9時に終わる。それまで残業すれば褒められる。そう考えてはダメなんです。不真面目な人はサボりたい、ラクしたいと考えます。そういう気持ちがイノベーションの引き金になるのです。4時に5時間かかる仕事を頼まれた。7時から飲み会がある、デートがある、なんとしてでも行きたい。だから、どうにかして3時間で終わるように必死で考える、工夫をする。それがイノベーションを生むのです。(→そう思います。「残業代」というシステムは、仕事が遅い人ほど儲かるシステムです。お金はたくさんもらえますが、効率が悪く、内容も薄まる気がします。早くいい企画ができた人より、なかなかできない人のほうが儲かる、というのはオカシイですもん。禎)
■本から学ぶ
(ここの話をされる時間はなかったのですが、レジュメに気になる言葉が書いてあったので記します)『古典を読んで分からなければ、自分がアホだと思いなさい。新著を読んで分からなければ、著者をアホだと思いなさい』(恩師の言葉) 昔の人の言ったことは正しいんです。正しいから、ずっと残っている。アホなことは残っていませんから。たとえば本屋に行くとたくさん本がありますよね。あれ、「とんでも本(←とんでもない本)」ばかりですよ。だって、「英語がすぐ話せるようになる」なんて書いた本がたくさんあるでしょう。その本が売れても日本人はいまだに英語しゃべれませんよね。そんな簡単なもんじゃないですよね。Googleで調べればわかることですが、10年前20年前のベストセラーだった本は、今はもう売っていない。だけど「とんでも本」は売れるんですよね。(←出口さんは「歴史から学べ」とおっしゃっていた。どんな本を読め、という話はレジュメにはあったけど、深い話にまでいく時間がなかった。ぜひその辺をお聞きしたかった。禎)
■人を使うということ
仕事というのは基本ひとりじゃできませんよね。どんなときに人は喜んで働くのかというと、①その仕事が楽しいとき→つまり、職場を楽しい雰囲気にすること。 ②得意なことをやらせてもらえること→つまり、時間をかけてその人を知り、その人の得意なことを見極めてやること。 ③チャレンジさせてもらえるとき→つまり、部下が「あんなことやってみたい」と言っていたことを憶えていて、それをチャレンジさせてみること。野球のピンチヒッターを送りだす監督のようなものです。「ここはお前しかいない」と送りだす。人を使うということは、そういうことだと思います。(→ついつい自分でやっちゃうんです。人を使う、というの、自分は下手だなぁと思っています。使われる方がラクなんですよね。だけど、人を使ってもっと大きい仕事にしないといけないんだろうな。禎)
■リーダーの条件
リーダーに大事なことは三つあると思います。1:自分にはやりたいことがあるんだ、ということ。『これをやりたい!』『こっちの方向へ行きたい!』という強い意思。(←それがディレクションをするということですね。禎) 2:共感力。その思いを共感させる力。3:コミュニケーション力。統率力と言ってもいい。仕事をしているといい時ばかりではない。雨の日もある。そのとき、落伍者になりそうな部下を救うことが大事です。引っ張る力です。リーダーの心得として、『三つの鏡を持て』という教えがあります。私は手鏡もって歩いていないんですけどね。トイレの鏡なんかで見ればいいんですけど。①リーダーはいつも楽しそうにしてなきゃアカン→自分の顔を常に見ることです。リーダーがため息ばかりついていてどーする!って話です。若いヤツがついてくるわけがない。②歴史を勉強せよ→今の時代、将来がどうなるか見えにくい。教材は過去にしかないんです。たとえば、リーマンショックがまた来るかもしれない。来ないかもしれない。そのとき、リーマンショックのことを勉強している企業としてない企業、どっちが強いか。どっちが生き残るか。わかりますよね。③自分のことをボロクソに言ってくれる人をそばにおく→王様は裸だと言ってくれる人です。(→①は大島征夫さんのことを思い出しました。大島さんが、そうでしたわ。確かに。②はそうですね。ビジネスマンがみんな戦国武将の話を読んでいることには抵抗がありましたが。勉強という意味での歴史、かぁ。③は完全同意。「さすが社長!」という人間ばかりで周りを固めた会社はたぶんダメですもんね。上司に「それは違うと思います」と言って嫌われてもいいと思います。それを嫌うような器の小さい上司からは離れたほうがいいと思うから。禎)
■人を育てる
CITIグループの親分、ジョン・リードさんのお話です。企業のトップと従業員は違う、ということ。名選手が必ずしも名監督ではないのと同じです。ではどうするか。ある幹部候補の社員がいたとします。その社員を幹部にする前に子会社の社長をやらせるというのです。1軍の監督の前に、2軍や3軍の監督からやらせてみる。やらせてみて、本体の幹部に登用する。日本の企業はどうですか。社長争い、出世争いに負けた人を子会社の社長に回していることが多くないですか? やらせてみるしか人は育たないない、ということです。(→たしかに。サッカーチームの監督も下部組織の監督から上がってきた人のほうが経験がぶ厚い。禎)
■ライフワークバランス
1年は8760時間ですね。そのうち働いている時間は残業とかも入れてもせいぜい2000時間です。7:3で働いていない時間のほうが多いわけです。だから私は仕事以外の時間を大事にしたほうがいいと思っているんです。仕事はどーでもいいんです。どーでもいい、くらいに思っているほうが、仕事の時に思い切った決断ができる。「仕事がすべてだ」と考える人は失敗が許されないわけですから、なかなか決断ができない。ライフとワーク、ライフのほうが7:3で多いわけですから、私は「ワークライフバランス」ではなく「ライフワークバランス」と呼ぶんです。このバランスは何対何でもいいんです。自分は何対何かを考えてみることが大事で、意味のあることなんです。(→たしかに「仕事」に人生の重心を置き過ぎていると、決断が慎重になり過ぎて判断が遅くなる。自分の人生の時間配分から優先順位を決めていく。大事なことなんだな。禎)
■50才は折り返し
人生80年といいますよね。じゃあ半分は40才じゃないかとお思いでしょうが、20才までは人間じゃないんですね。親に育ててもらっていたわけですから、働いていない。人間は20才から始まるんです。となると、20才から80才までの60年。半分は30年。つまり50才が折り返し地点なんです。マラソンは半分走れば帰り道はラクですよね。だってもう道を知っているから。50才を過ぎたらリスクはコストになるという話をします。清水(寺)の舞台から飛び降りるのが怖いのは、下が見えないからですよね。でも下まで1mだと分かれば怖くないし、5mだと分かればヒモを使って・・・などと対策が取れますよね。50才になるといろんなことがわかる。いろんな経験をしてわかったことが増える。わかるということは、リスクはコストに変わる、ということです。例:自分のこどもをプロのピアニストにしたいと思う。そのためにはウイーンの学校に留学させなきゃいけない。ニューヨークの学校の方がいいのかもしれない。お金がいくらかかるかわかりませんよね。ピアニストになれるかどうかもわからないんですし。ところが、普通の子を大学に行かせるとします。すると、学費と生活費は計算できる。それがわかると「怖さ」がなくなる。20代、30代で独立・起業するより、50代で独立・起業するほうがずっといいんです。経験もある、人脈もある、お金の借り方も知っている。リスクが計算できればそれはコストにできるんです。(→勇気いただきました。禎)
■置かれた場所で咲く
人生で何が大事かというと、私は死ぬときに後悔したくないんですね。やりたいことは、ちょっとでもやってみたほうがいい。やってみる人生、がいいと思うんです。よく「がんばれば何でもできるんだ!」という人がいますが、あれウソですよね。がんばって何でもできる人生なんてカンタンな人生ですよね。大事なのは、がんばってもできないこともあることを理解することだと思います。その場所で咲けなかったら、咲ける場所を探せばいい。別の場所を探して、そこで咲けばいいと思うんです。(→ちょっとラクになりました。禎)
■すいません、時間配分を間違えてしまいました
緊張してしまって、時間配分を間違えてしまいました。もっと話したいことはいっぱいあったんですけど、ごめんなさい。最後にもう一度言いますけど、「人」「本」「旅」が大事です、と言いました。いつも、YESと言うことです。面白いと思ったら、会ってみる、読んでみる、行ってみる。つまらなければ帰ってくればいい。食わず嫌いほどモッタイナイものはないです。人生、縁があれば「YES」と言う。それが人生を豊かにすると思います。本日はありがとうございました。(←「YES」ですね。ありがとうございました。禎)
出口治明さんのお話①
「働き方」の教科書
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO出口治明さんのお話を聞く機会がありました。「働き方」の教科書という著書(新潮社)を読んだばかりなんですが、著者の顔と声を聞くことができて感謝です。だって、出口さんの話し方、顔、声を思い出しながらもう一度、その本を読めるんですもんね。メモした言葉を整理してみます。いい話、満載なので2回に分けて記録します。
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■生きること、働くこと
「世界経営計画」というものがあるとすると、そのメインシステムは神さまだけが操作できることです。世界を自分の思う通りに経営できるとして、それができるのは神さまだけですから。じゃあ自分は何をするか。自分はこの世界をどのようなものと理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中でどの部分を担うのか。それを一生考えて生きていくのです。自分はこの世界のどこがイヤでどこを変えたいと思っているか。それを考えることが自分のキャリアを考える基本だと思います。だから、自分は「世界経営計画のサブのシステム」なんです。(→世界経営計画という捉え方はデカイな、と思いましたが、そういうことですね。自分はどこがイヤでどこを変えたいと思っているか、を考え続けることは大事だと思いました。禎)
■森の姿を素直に見る
森の姿を素直に見なければ、一本の木ですら植えられない。人間は自分の見たいものしか見ない。都合のいいようにしか見ない。だから、ちゃんと見るためには「方法論」(次の二つ)が必要になるのです。
■タテ・ヨコ思考の重要性
すべての問題を時間軸と空間軸で考えてみることです。例1:自分の会社を考えるとき、タテ軸は時間軸。今いる自分の会社はどうやってできたか。何を考えて今の会社をつくったのか、を考える時間軸。ヨコ軸は空間軸。ライバルの会社はどうか。他の会社の様子を知る。そうやってタテ・ヨコで考えて、自分たちのポジションがわかります。例2:夫婦別姓の問題が取り上げられていますよね。タテ軸(時間軸)は日本の歴史はどうだったかを考える。すると、平安時代は別姓だった。同姓になったのは明治以降だとわかる。ヨコ軸(空間軸)じゃあ、世界はどうか、と考える。200カ国を調べるのはメンドクサイので OECDの34カ国の先進国を調べる。すると33カ国の法律婚は同じ。同姓を強制しているのは日本だけだということがわかる。海外を真似することはないのですが、結局イデオロギーだけで反対している、ということがわかる。こんな感じで、タテ・ヨコ軸で考えるとわかりやすいんです。(←すごい!わかりやすい。もっといろんな例題はないか。ちょっといろんなことをタテ・ヨコで考えてみよう。禎)
■数字・ファクト・ロジックのみで考える
たとえば、『人間にとって一番怖い動物は何か?』を考えてみましょう。オーストラリアに横綱白鵬をも飲み込む人食いザメがいるらしい。いや、アマゾンにはもっとデカイ大蛇がいる。ちょっと待って。一年間で何人殺しているか「数字で」考えてみると、ぶっちぎりは「蚊」なんですよね。病原菌を運んで1年に70万人が死んでいる。次は40万人が殺人です。人間は人間に殺されているんです。で、人食いザメはどうか。1年に10人くらいだという。人間にとって一番怖い動物は何か。1位「蚊」2位「人間」となりますよね。国語ではなく算数で考える。数字で考えてみることが大事なんです。(←先入観とか常識というシャワーを浴びているから人間は騙されている。本質を見つめるために「算数」で考えてみることの大事さを知った。禎)
■【マクロで考えると】労働力の流動化が大事
日本の大学生に「アメリカの企業ならどこに就職したいですか?」と聞く。ゴールドマン・サックス、マッキンゼー、ボストン・コンサルティング、などと言う。なんで?と聞くと、キャリアアップに役立ちそうだから、と答える。じゃあ、同じ質問をアメリカの大学生に聞くとどうか。アメリカではその3社は40位〜50位くらいです。なんで?と聞くと「その3社は今がピークでしょ。若いボクらがこれから勤めてもダメでしょ。ボクらは将来のソニーやホンダに行きたいのです」と答えるそうです。アメリカの大学生の希望トップ10は1/3がベンチャー、1/3が公務員、1/3がNGO・NPOだそうです。これを見てアメリカの底力はスゴイと思いました。優秀な才能がどの企業に行くかでその国の将来が決まりますから。マクロで考えると、これからは労働力の流動化が必要になります。日本は労働力の分配が歪んでいる。大銀行、大商社、大保険会社に行きたがる。それはオカシイ。もっと成長産業に優秀な人は行くべきなのに。昔の日本が成長したのは、みんな農民だった労働力が松下やトヨタという成長産業に人が流れたから日本が成長したんですから。(←ごもっとも。就職前のコピーライター養成講座の大学生に聞いたら、みんな電通に入りたい、どうすればいいですか?と聞いてくる。そういうヤツはたぶんダメでしょう。自分らで新しい広告会社をつくるんだ、とみんなが思っているのかと思ってた。ああ、今、この経験を持ったまま、大学生に戻りたい!禎)
http://diamond.jp/articles/-/32816
■【ミクロで考えると】どうしたら生産性を上げれるか
人と同じことをやっていてはダメです。今月の仕事と同じことを来月もやっていてはダメなんです。人と違うことを考えること。これまでの自分とは違うことを考えること。じゃあ、どうすれば人と違うことを考えられるか。例:ミシュランに載るラーメン屋の話。開店2年で3店鋪。その主人は30才で独立しようと準備してきた。最初にやったことは東京のうまいラーメン屋の食べ歩き。どこもうまい。そこで気づいたこと。どこもお客さんがおじさんとお兄さんばかり。「こんな店をつくっても最初から売上げは半分しか望めない。だって人間の半分は女性なんだから」で、彼女に相談しながらアイデアを考えた。「ベジソバ」というのを開発。女性はラーメンが嫌いなのではなく、タバコ臭さが嫌いで、スープが服に跳ねるのが嫌いだ、と彼女が言った。店を禁煙にして、紙エプロンを配った。ニンジンのピューレを練り込んだ赤い麺とムール貝でとった出汁でスープをつくった。ヒットした。ミシュランにも載った。
この主人は「死ぬまでに世界中のおいしいものを食べ尽くすのが趣味」だと言っていました。つまり、ムール貝を食べたことがあるから、このスープが合うんじゃないかと気づく。ムール貝を食べたことのない人には思いつくはずがないですよね。つまり、勉強して知っていないと思いつくはずがないんです。いい仕事をする元は、すべて脳ミソの中にある。それともうひとつ。イノベーションって何や?という話です。イノベーションとは、当たり前のことを組み合わせることで生まれています。いろんなことを勉強して知っているから、組み合わせの確率も上がるのです。(←出来上がったメニューを聞くと、なんだそんなもんか、というが、誰も気づいていないことに最初に気づくことが大事なんだろう。阿久悠さんの「時代の中の隠れた飢餓に命中することがヒット曲だ」というのにも通ずると思った。禎)
■やっぱり勉強が大事
「人・本・旅」です。たくさん人に会う、たくさん本を読む、いろんな場所に行く。これしかないと思っています。人と違うことをする、イノベーションを起こすためには「勉強」しかないと思います。でも人間は怠け者ですから、「勉強」をサボりたがる。そのとき、どうするか・・・。(つづく)(←ですね。勉強しかないですね。だから、あの人に会いたい、あの本を読みたい、あの場所に行きたい、と強く思うことが大事なんだと思います。要するに、行動せよ、ですね。禎)
(今日はこの辺で つづく)
16周年
懐かしい怖い顔
昔お世話になった人が今朝の朝日新聞に載っていました。元サントリー宣伝部長の若林覚さん。現在、練馬区の美術館館長をされていて、来場者数が増える成果をあげていらっしゃるそうです。
駆け出しのコピーライターだった頃、若チョー(みんな親しみを込めてそう呼んでいました)はなかなかOKをくれませんでした。『それは、新しいのか。珍しいのか。面白いのか』 いい広告、面白い広告、効く広告はこんなもんじゃない、と厳しく鍛えられました。この美術館の職員たちも同じように鍛えられたのだと想像します。タイヘンでしょうが、そのほうが楽しいはず。優れた広告屋は、広告じゃない仕事でも通用します。だって、お客様の欲しているものを『想像』してアイデアを考えるのが仕事ですからね。
コピーライターはクライアントにも鍛えてもらえます。いいクライアントは、やり直しをさせるたびに、その広告がどんどん良くなっていく。(その反対に、直しを入れるたびにどんどんパワーダウンさせるクライアントもたまにいますw)若チョーはなかなかOKをくれません。なかなか『やってみなはれ』とは言ってくれない。若チョーは「個人的に好きじゃない」とか「このタレントは嫌いだ」みたいな公私混同した意見ではなく、『サントリーの広告としてこれでいいのか?』を軸に考えていらっしゃる人でした。だから、サントリーの広告には秀作が多いのだと思います。
20代の頃、若チョーにコピーをプレゼンしてボツを食らったとき「中村くんのボスはいいコピー書いてくれたよ」と見せてくれたカンプ(プレゼンで提案する完成予想図のような原稿のこと)がありました。それは、サントリーオールドの新聞15d。「働いているお父さんが好きですか。遊んでいるお父さんが好きですか。サントリーオールド」仲畑さんのコピーでした。いいクライアントはコピーライターにやる気を起こさせてくれます。いい美術館長は職員にやる気を起こさせてくれているのでしょう。
【お詫び】 記憶違いでした。「働いているお父さんが好きですか」のコピーを見せてくれたのは、若チョーの前の前の辰馬通夫さんという宣伝部長の時だったかもしれません。いずれにせよ、サントリーの宣伝部長は代々スゴイ人ばかりです。その歴史がいまも脈々と引き継がれ、サントリー広告の品質をキープさせているのだと尊敬しています。








