セレソンを見て死ね

ナントブラジル戦フランス98のバカふたり20番BEBETOがサクラ氏、6番R.CARLOSがナカムラ氏。サクラヤスヒコ画伯の絵です

サッカーの世界には『セレソンを見て死ね』という諺があります。「セレソン」とはサッカーブラジル代表のこと。ポルトガル語でたぶんセレクション、セレクトされた、選ばれし者たちの意味だと思いますが、正しくは、「セレソン・ブラジレーロ」。サッカー好きなら、一生に一度はブラジル代表の試合を見なくちゃダメだ、ということです。

フランス北西部、ナントという町。ラ・ボージョワールスタジアム。 98年フランスワールドカップ、グループリーグのブラジル vs モロッコの試合を観戦しました。あの頃はまだダイヤルアップのインターネットの時代で、たしか岡山のお医者さんからネット経由で買ったチケットでした。チケット問題でパニックになったフランスW杯ですが、この試合だけはチケットを持っていたので余裕の観戦ができました。せっかくのチケットを存分に楽しもうと、試合開始の4時間くらい前にスタジアムに到着。すでにスタジアムはお祭り騒ぎ。先日のトゥールーズでの日本戦とは全く違う、お祭りムード。ブラジルの民族楽器を鳴らしながらサンバを踊る人たち、バッタもんのユニフォームを売る人たち、モロッコの民族衣装で踊る人たち。ああ、これがワールドカップなんだと感じた瞬間でした。

スタジアムの中に入ってゴール裏の見晴らしのいい位置の席につくと、鮮やかな緑のピッチが目の前に広がっています。キックオフのずいぶん前からゲートは開けています。ピッチではフランスの小学生たちが小さなコート2面使って、試合をしています。かわいいプレーに、まだまばらな観客席から声援が飛ぶ。この子たちは一生の思い出になるんだろうな、うらやましいな、と思いました。ワールドカップは試合だけじゃなく、その前後をも楽しむイベントなのです。

さて、キックオフの時間がだんだん迫ってきます。選手たちが試合前のウォーミングアップに出てきました。一番最初に出てくるのはゴールキーパーたち。会場に拍手が沸き起こります。ラッキーなことに僕らサイドのピッチにセレソンたちがでてきました。そして真っ白なウインドブレーカーで現れたのがセレソン・ブラジレーロ。双眼鏡を使わなくても、はっきりわかったのがロベルト・カルロスでした。カッコイーーーーー!!!ホンモノのロベカル、ホンモノのロナウド、ホンモノのリバウド、ホンモノのドゥンガ、続々とホンモノがでてきます(当たり前や)もう、ブラジル代表は、ウォーミングアップの動きからしてカッコイイーーーーー!!! トリハダがたちそうで、なんか意味もなくジーンとしてしまいました。

とまあ、15年も前のワールドカップの記憶がまだ鮮明に、しかもたっくさん残っています。それほどボクにとって魅力的で刺激的なイベントだったということでしょう。書き始めるとどんどん思い出されてきて止まらなくなります。だから、今日はこの辺にしておきます。15年前に初めて『セレソン』の試合を観たわけですが、2014年の新しい諺に『ブラジルでセレソンを見て死ね』が追加されるかもしれません。う〜ん、やっぱ行くしかないか?

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