第23話 決めるという仕事

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.23

階段試作 平面図を立体図で想像してみる。玄関を入った階段の部分です

「このレポート読んでますよ」という声を聞きました。うれしいです。「でも中村さん、家建てるのってタイヘンなんですねw」と言われ、たしかに苦労話ばっか書いていたかも、と反省しました。これから家を建てようかと考えている人たちに役に立ちたいと思い、「あれもタイヘンだった、これもタイヘンだった」ばっかりになっていました。楽しかったこともたくさんあった、それもちゃんと書かないと。いろいろ思い出すとつらかった日々が思い出されるのですが、考えてみれば、家を建てるなんて最高のプラモデルをつくるような楽しみがあるわけです。誤解のないように言っておきますね。家を建てる時間は、しあわせな時間でした。ただ、やらなきゃいけないことが、たくさんありますよ、ということです。でもそれも、自分たちの快適のためなんだから、そんなの苦労のうちに入らないと思います。

外壁の色外壁色のサンプルです

外壁色のサンプルだけではわからないので、候補の色の家を実際何軒も見に行きました。三井ホームの人は「1m四方くらいなら実際の板に吹き付けてみましょうか」と言ってくださったのですが、そう何色も試せないだろうから遠慮しました。大きい面積で太陽光で見ないと雰囲気はわかりませんからね。ボクはビスクオレンジという色がいいかと思ったのですが、いろんな色を見て、けっきょくスノーホワイトにしました。なーんだ、普通じゃんと思われるかもしれませんが、何軒も見て歩いたから「よし、これだ」と決められたことなんです。

壁照明照明のショールームにも何回も通いました

苦労したのは照明です。三井ホームからは「オーデリック」と「コイズミ」というメーカーの分厚いカタログをもらいました。ダウンライトなどの普通の照明はいいんですが、玄関とか、玄関の外の照明とか、ちょっとシャレた照明をつけたいときのセンスが合わなかった。汐留のパナソニックにも行ったし、ヤマギワ電気にもいったし。照明のいいヤツになかなか出会えなかった。後日、インテリア関係の仕事をしている人に「オーデリックやコイズミ以外にも照明のメーカー、たくさんありますよ」と言われた。うーむ、そこまでの調査能力はなかったか・・・。ま、でも、そんなシャンデリアのようなものを探していたわけではないので、まあ、今は特に不満な点はないんですけどね。「照明を決める」というのは結構時間がかかりました。

第24話 地球の一部分


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