だってブラジルなんだもの②機上の人

2014年6月12日〜13日
もうすぐアブダビ
■21時20分EY871成田出発(ブラジル時間12日午前9時20分)今回のブラジルツアーでは飛行機に11回乗る予定だった、その一本目、長い一本目。これから12時間15分のフライトで成田国際空港(NRT)からアブダビ国際空港(AUH)まで。サッカー日本代表のアジア予選などで中東の都市の名前はよく耳にするが、場所に関してはよく知らない。地図で見るとアブダビはUAE(United Arab Emirates)アラブ首長国連邦を構成する首長国で、アラビア半島の東側、日本に一番近いアラビア半島のつま先あたりに位置する。ブラジルはちょうど日本の裏側だからどこから飛んでも同じくらい遠いいんだろうけど、中東経由が地図上では一直線で最短距離にも見える。

manncETIHAD
エティハド航空は日本ではまだあまり知られていないエアラインだと思う。しかしサッカー好きならエティハド(ETIHAD)航空やエミレーツ(Emirates)航空には馴染みがある。EmiratesはFIFAワールドカップの公式スポンサーでもあり、イングランドプレミアリーグ、アーセナルのスポンサーだ。そして我らがエティハドは同じくプレミアリーグのマンチェスター・シティのスポンサーだ。カッコイイチームのユニフォームの胸にその会社のカッコイイロゴタイプがあるだけである程度の知名度と信頼を獲得している。

■日本時間13日午前5時 どこかの上空(ブラジル時間12日17時過ぎ)足を伸ばせる席でくつろぎながらエティハド航空EY871便は順調に飛行していた。消灯された機内でビールやワインを飲みながら、ブラジルに着いてからの行動に思いを巡らせていた(気圧の低い飛行機でほんわか酔っている時間はとても好きな時間です)。BOSEのノイズキャンセルヘッドホン(これはまた別項目で書きますが、買ってホントに良かったと実感しました)でブラジル特集プレイリストを聴きながらウトウトしていた、その時。後方の座席のほうから『わぁ~~!』という集団の声が上がった。一瞬「何だよまったく」と思ったが、「え?もしかして?」と思ってすぐにテレビモニターをつけ、チャンネルを片っ端から回していると、そこに映し出されたのはブラジル代表のユニフォームとクロアチア代表のユニフォーム。ワールドカップの開幕戦だ!まさか生放送でやっているの?日本時間のままの時計を見ると5時を15分くらい過ぎている。クロアチアが先制したようだ。だから後ろで声が上がったのか!
開幕戦

開幕戦ネイマール

ビールのお代わりを注文して機上でワールドカップBRASIL2014の開幕戦を足を伸ばして見ている自分。なんてラッキーなんだ!今回の旅程で唯一残念だったのが開幕戦の試合時間は空の上だったこと。試合は見られないと諦めていた。それが、なんと、見れてます。すごいぞエティハド!シュクラン・ビザーフ!(アラビア語で「どうもありがとう」)

(後で聞いた話によるとエミレーツに乗った人は見られなかったらしい。試合経過報告はあったけど映像は見られなかったそうな。ワールドカップスポンサーなのになんででしょうね)

開幕戦ビールフランス98の時によく飲んだクローネンブルグ1664 その時憶えた1664のフランス語読みは「セーズ・スワソン・キャトル」

というわけで、機内の低い気圧のなかで気持ちよく酔いながら、ネイマールの同点ゴール、西村主審のPKなどを見ることができた。正直「あれでPKか?」とも思ったけど、まあしょうがないか。だってブラジルなんだもの。(つづく)


だってブラジルなんだもの②機上の人」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: だってブラジルなんだもの●総合目次 | ぶ厚い手帳:コピーライター中村禎の場合

  2. ピンバック: きょ年の6月12日のこと◎BRASIL 2014 | ぶ厚い手帳:コピーライター中村禎の場合

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