リーダーがすべてを決める・ラブラドール(ジェット)④

ジェット二人で 捨て犬センターに連れて来られた2才のラブラドール「ジェット」。リードを付けるのも2、3人がかりです。散歩も二人がかり。

シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVのザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『犬の里親探します』その中の言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。

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【動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする番組】
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【今回の主人公】
ラブラドールは人気のある犬種です。ではなぜこの犬に家がないのか。十分な訓練を受けた飼い主が現れないからです。捨て犬センターに連れて来られた2歳のラブラドールの雑種「ジェット」。攻撃的でかなり気性が荒い。リードを付けるのも2、3人がかりです。いつも興奮していてすごい力で引っ張る。このままだと里親も決まらず、殺処分になってしまいます。
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■初対面

シーザーがフェンスの中にいるジェットに初めて会いにいく。フェンスに飛びかかり、「早く開けて!」と言っているように興奮している。

『このような状態のとき、僕は真っすぐ犬のところへは行きません。(犬から離れた場所の)フェンスに近づき後ろ向きにしゃがんでお尻を向けます。まずこうして匂いを嗅がせます』(犬は人間の10万倍の臭覚を持っています)

『目は合わせず、音もたてずに、興味を持たせるんです。後ろ向きのまま一度立ち去ります』そしてシーザーはゆっくりフェンスの中に入り、ジェットの前に立つ。胸を張ってジェットの前を立ち塞ぐように、何もせずにただ立つ。→(飼い主の毅然とした態度は犬を落ち着かせます)→だんだんジェットが落ち着いてきます。

ジェットは最初、頭を下げていて落ち着いた状態だった。そして急に興奮し始めた。つまり感情が不安定なのです。だから攻撃的に見えてしまう。

ジェットおもちゃ

■オモチャを独り占めしたがる癖

オモチャへの執着は厄介です。
オモチャを渡す前に座らせようとしても、飛びかかってくる

なかなかオモチャを渡さない

一瞬座る、がソワソワしている→しかたなくオモチャを渡す

それでは犬の頭は興奮したまま。座ることに対するご褒美ではなく、
興奮に対するご褒美だと思っている

それで悪化する

興奮したままだから慌ててオモチャに噛み付く。それをまず落ち着かせ、こちらに従わせるのです。音が鳴るオモチャではさらに興奮します。

ジェット待ておもちゃジェット強くタッチジェットタッチは強く

■オモチャに対する執着心を取り除く
これからオモチャを取ろうとするたびに止めさせます。「Shutts!」と音を出しながらPUSH(横腹を指先で突く)することで、警告だと認識させます。

「カモン!」とシーザーが呼んだとき、ジェットは一瞬そばに置かれたオモチャのほうを見た。その瞬間シーザーは「Shutts!」と声を出した。「カモン!」と膝を叩くとジェットはオモチャではなくシーザーのほうへ歩み寄って座った。オモチャの音を鳴らしても座ったまま。ジェットのそばにもうひとつのオモチャをわざと落としても「Shutts!」という声を発するだけでジェットは我慢した。犬から離れて「カモン!」と呼ぶとき、また一瞬落ちているオモチャをちらっと見るとすかさず「Shutts!」で、シーザーのほうへ来る。「Good Boy!」と褒める。→『ご褒美は(オモチャではなく)僕なんです』

(しつける時は、犬から一瞬も目を離さず注意深く見ていないといけないんだな。間違えた瞬間に「Shutts!」を使わないといけないんだな、と思った。禎)

■フェンスの中に入ってリードを付ける
(里親候補の人にやらせてみて、シーザーのコメント)
『見ず知らずの人間が自分の領域に入ると、犬は驚くことがあります。フェンスの中に入って寄っていかず、ジェットが来るまで待ったのは正しい判断です』

リードをつける→リードを取るところを見ただけでジェットの態度が一変した。
(里親候補の夫婦にやらせてみる。犬初心者の夫がリードをつけようとする。犬に馴れている妻が注意する:それを見たシーザーのコメント)

『協同作業の様子を見ると、意思疎通ができているかどうかがわかります。「リードをつけて」「引っ張りすぎないで」「放して」「座って」と奥さんが言っている。プレッシャーの下では、人間がどう振る舞っているかは犬も見ています』→(ジェットをしつけようとしているご主人、そのご主人に指示をだしている奥さん、それを見ているジェット。それではご主人の指示は聞かないだろうな、と思った。禎)

■リードを付けて連れ出す
『ドアから出るのは絶対に人間が先です。ゲートを開けて犬が先に出ようとしたら、パチン!と指を鳴らし、犬を待たせてから自分が先に出ます』

(里親候補の人にやらせてみて、シーザーのアドバイス)
『ドアを開けたときに興奮が見えた。あなたはリードを後ろに引きましたね。そうすると犬は逆に緊張します。家の中では問題なくても、外に出ようとすると態度に変化が現れることがあります』

シーザーは、リードをつけたジェットが興奮していると「Shutts!」と音を出して座らせる。

『リードは興奮の合図じゃないと知らせなくてはいけない。子犬は親に付いて歩くでしょ。リードは不要です。その感覚を育てるんです。そうすればリードは必要なくなる。信頼と尊敬と忠誠心が生まれ、リード代わりとなる』

■公園で興奮を抑えられない(人がボールを蹴って遊んでいる。ほかの犬も散歩している。ジェットは興奮を抑えられない。リードを引きちぎって走り出しそうな危険な状態)

ジェット後ろ回し蹴り 犬を左に従えた状態で、右足で後ろ回し蹴り

『触れてやることで犬の興奮状態を静められます。触れることで感情を切り替えます』→「触れる」というより「ケリ」を入れる?シーザー得意の「後ろ回し蹴り」一発で静める。犬は不意を突かれるので一瞬何が起こったかわからず冷静に戻る。

『興奮が最高潮のときに放置しないことが大事です。前に行きたい気持ちを抑えます。ボールが動いても静かに。興奮のレベルが10から1に下がる。そのタイミングでエクササイズを終了します』

■ジェットからオモチャを取り返すにはジェットの所有欲は簡単には抑えられないが、ジェットに近づくために「別のオモチャ」を使う。『遊ぶにも限度があると犬にも知らせなければいけない』

別のオモチャで気を逸らしただけでは興奮は納まっていない。シーザーはオモチャを持ち「これは自分のものだ」とわからせる。

ジェットを従わせるために触れる(タッチする)ときは、少し力強く「Shutts!」
『このとき、オモチャを後ろに隠すと遊びだと勘違いするので体の前で持ちます』ジェットの足元にわざとオモチャを落とす→ジェットが取ろうとするから→そのとき「Shutts!」(とタッチ)→『このオモチャは自分のものだということを示します。群れのリーダーがすべてを決めます。時には毅然とした態度を見せるのもリーダーの役目です』

『犬のしつけで気をつけるべき点は「ルール」「境界」「制限」の3点です』

ジェットの場合は「遊びの制限」をすること。自らオモチャを放させるのが目標。(犬が檻の中に長期間いた場合、所有欲が増す場合があります)

『オモチャの』問題は得てして軽く考えられがちですが、群れの中では所有欲が争いを起しかねないんです』

(オモチャをくわえて逃げ回るジェット)まずオモチャを奪うのではなく、止まって欲しいと伝える。ジェットの行き手をふさぐように立ち、ゆっくり歩かせます。「Shutts!」と言いながらゆっくり近づきます。オモチャを取り上げるとき、引っ張るのではなく「Shutts!」と指を立てる。で、ジェットに離させる。自信を持って堂々とやることが大事。

(→字で書くとカンタンだけど、実際にやるのは難しいんだろうなぁ・・・。禎)

飼い主の責任・ジャックラッセル雑種(マンボ)③

マンボシーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVの ザ・カリスマドッグトレーナー、ミランの『犬の里親探します』という番組。その言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。

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物保容されている、問題を起こす犬はなかなか新しいい主がつからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里をトレニングする番
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【今回の主人公】
今回施設から救い出す犬は、甘やかされて育ったジャックラッセルの雑種オス8才・マンボです。問題行動は ①周りの犬に支配的な姿勢をとる ②その態度が攻撃的に見られ ③リードを引っ張る ④とくにメスの前では興奮を抑えられない・・・雑種の小型犬はかわいいものですが、大型犬と同様に『境界』と『制限』を教えることが必要です。
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■クルマのケージに入れられてドッグランにやって来る。
・閉じ込められた犬はよく吠える傾向にある。
・あれほど吠えるのは助けを求めている証拠。最大のケアが必要。
・活発+欲求不満
・リードを引っ張る→とにかくエネルギーを発散したがっている

ドッグランでリードを外してマンボの様子を見る。マンボはせわしなく辺りを見回していた。『一度に何もかもをしたい!という欲求の表れで、ふつうの犬では考えられない行動です。他の犬に会わせて、マンボの支配欲を見てみましょう』

メスの大型犬レダと会わせます。レダは強いメスだからマンボに好き勝手はさせない。マンボはレダのお尻の匂いを嗅ごうとする。レダはお尻を下げて嗅がせることで「これ以上は許さない」と言っている。それでもマンボは引き下がらないので、レダが反撃に出る。レダはマンボを圧倒する。しかし冷静なままだから噛みつきはしない。マンボは動揺している。

マンボの悪いところは2つ。「敬意を知らない」「服従できない」 人に服従し、他の犬に敬意を払うべきだと教える必要がある。

『犬の世界では群れの「調和」がすべてです。「ルール」「境界」「制限」が犬種に関係なく適用される。必要なのは規律を教えるリーダーです』

マンボ公園1 ドッグパークでは小型犬が争いを引き起こすのに

マンボ公園2 大型犬のほうが叱られる

マンボ公園3 興奮しすぎているのが問題です

【リード・散歩について】
クルマのゲートを開けて、ケージから出してリードをつける。リードを持つ。ケージを開けて、待て。従わせる。エサを持って、エサの匂いを嗅がせ、右手・指を立てる。匂いと目線を使う。首を伸ばしてきたらリードをかける。そうすることで、この(立てた)「指」が「エサ」を意味するようになる

(悪い例)エサを取って、マンボが興奮したままの状態で、ケージの柵越しにエサをあげてしまう→× 「興奮すればエサをもらえる」と思わせてしまった。

犬用の道具選びにも注意が必要。マンボは興奮度が高いので「ジェントル・リーダー」というリードを使う。マズルにかかっているリード。跳び上がるような状態で足を下ろさせるのが簡単になる。気を静めるのが目的。服従を教えるにも穏やかに教える

リードを引いて歩くとき、犬が横に歩こうとするのは、ためらっている証拠。「Shuitt!」(シュィッ!という声)と指を鳴らす合図で犬の気分を変える。肩をあげて(胸を張って?)自信を持って歩き始める。あなたが戸惑い気味に横に進むと、マンボは別の方向へ行く。腕の力を抜いて、自分の身体の状態に気を配ればいい。

犬との初対面で人が緊張するのはしかたがない→でも、犬は人間の正直さや愛情を常に測っています。

『犬と歩くとき→迷いのない感じが大切です』

『犬の呼吸が荒いのは、緊張状態だからです』

『リードを持つ手、飼い主が楽しんでいなければ犬に伝わるもの。そういう雰囲気は周囲にも伝染します』

『飼い主は犬を良く知る義務がある。他の犬がどうであれ、飼い犬を制御しましょう』

■尻尾を振ると喜んでいると人は思うが、実際は「近づくと噛むぞ」という合図の場合がある。
■足(キック)を使う。リードで散歩中、よそ見してどこかへ行こうとした瞬間、後ろ足アウトサイドで軽く突っつく(犬の不意をつく)犬を集中させるためには効果的
■緊張や恐怖心を抱いたまま(トレーニングを)終えると、信頼関係を損ねてしまう。「楽しい」「リラックス」でトレーニングを終えるのがいい。

『マンボは血気盛んな犬に見えますが、実際は違います。欲求不満が続いた結果、ストレスが貯まっているのです。しつけを怠って甘やかした飼い主の責任です。何か任務を与えれば、犬は従うのです。すると落ち着くようになるのです』

『マンボのように施設には生きる目的を見失い、欲求不満から問題を起こします』

『尻尾や耳を見れば、落ち着いていることがわかります』

『服従は人間が求めるのではなく、服従を獲得するのは犬の仕事です』

『散歩から帰って家に着いても、すぐにリードは外してはいけない。座らせたいところで外してやる。帰ってすぐ外すのは絶対にいけません』

『好きな犬を飼うのではなく、必要な犬を飼うことが大事です』

言うことを聞かない犬、それは犬がバカなんじゃなく、飼い主がリーダーとして失格なだけなんだな、と思った(禎)

【今日のピンバッジ#10】サン・アド50周年記念ピンバッジ

サンアド50thピンバッジ サン・アドの50周年記念ピンバッジ

コピーライターとして育てていただいた会社サン・アドの50周年記念のピンバッジ。個人情報保護法なんて野暮なものがなかった時代、年末になると総務課から小さな住所録が配られる。そこにはサン・アド全社員の住所と電話番号が記載されていた。年賀状でも書きなさい、という季節だったからか、毎年配られた。その名簿の名前がすごい。佐治敬三さん、開高健さん、山口瞳さん、そして柳原良平さん。今はもう手元には残っていないが住所や電話番号が書いてあった。同じ印刷物に自分の名前と偉大な大先輩の名前が並んでいるだけでありがたかった。その大先輩のおひとり、柳原良平さんが逝去された。直接お話しさせていただく機会はなかったものの、遠くから(近くから)お顔を拝見するだけでうれしかった。ご冥福をお祈りいたします。このピンバッジ、大切にいたします。

サンアド寄せ書き 2008.9.25の寄せ書き

柳原さんで思い出した。サン・アドが丸の内1-1-1パレスビル9Fから引越すとき、『丸の内・名残の一夕』という会が催された。そのとき、柳原さんもいらっしゃっていた。この寄せ書きに自分の名前を書けるというシアワセ。直接言葉をかけていただくことはなかったけれど、同じビルの同じエレベーターの、同じ会社の空気は共有できたのだと思うだけで、うれしい。

緊張は犬に伝わる・グレーハウンド(アミーゴ)②

アミーゴ口輪グレーハウンドのアミーゴは、「口輪」をしないと散歩できないほど攻撃的な犬だった

シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVのザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『犬の里親探します』その中の言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。
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【動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする番組】
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【今回の主人公】
今回施設に保護された、グレイハウンドのオス「アミーゴ」。非常に攻撃的な犬です。子犬を噛むなど手に負えない状況でした.他の犬だけではなく息子を噛んだこともある。相手かまわず襲いかかるので外出時は危険を回避するために「口輪」の着用が必須でした。アミーゴは外に出た瞬間から標的となる犬を探します。そして興奮の極致になり暴れ出します。飼い主はたまらず施設に返しました。受け入れを拒否されれば殺処分だった可能性もありました。
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グレイハウンドは獲物を目で追います。猟犬として優れた視覚を備えています。時速は約65kmで走れます。リードにつながれた状態で他の犬に向かっていくんですよ。これ以上犠牲を出さないためにも直ちにリハビリを開始します。

まずアミーゴが他の犬とどう接するかを見てみましょう。リードを付けた状態の大型犬(ラブラドール系)と会わせる→かなり重症です。標的を定め、胸を張り、首を伸ばし、耳が前に出ている。まさに獲物を襲うグレイハウンド特有の姿です。

アミーゴ逆らえない
■逆らえないと教える
シーザー:『ボクはリードを持つとまず犬の状態を確認します。戦闘体勢のアミーゴに、冷静なまま、負けないことが大切です。手と声でアミーゴをしつけていきます』→相手に飛びかかろうとしているアミーゴに「タッチ」する。(Shitts! シュィッ!という声と4本の指で突っつく(五本指で噛み付くように?)(見えていない方向から?)すると、興奮したアミーゴが我に帰る。耳が前に出たらダメだと教える。そして落ち着かせる。この「制御」がいかに速くできるかが里親選びの基準になります。「絶対に逆らえない」とアミーゴに思わせること。

アミーゴ群れニオイ
■群れの中に入れる
次は群れ(PACK)の中で見てみましょう。アミーゴが攻撃的になる理由がより見えてくるはずです。群れの活用はリハビリには効果的です。問題の深刻度とその解決策は群れが教えてくれます。注意しないと、冷静な犬の群れでも敵だと判断すれば殺してしまう。アミーゴを群れの中に入れると、群れはアミーゴの「不安」を見抜き、「弱い」と判断して、一斉に寄って行きました。群れの全員にニオイを嗅がせるまで、この場を動いてはダメです。そうして「信頼」を勝ち取っていきます。アミーゴもその雰囲気を感じ取った様子です。

『犬を飼っている家を(人間が)訪れても、入り口で犬が離れるまで待つべきです(よそ者である自分のニオイを嗅がせて信頼を得る。人間も同じです)』

犬は危険や縄張りなどを、フェロモンで感じ取ります。ハーネスを外し、リードをそっと外します→『犬は、攻撃的なのではなく、他の犬に興味を持ち、興奮しているだけの場合も多いのです。でもそのとき、リードから緊張が伝わると、興奮が攻撃性に変わり危険な状態を招くことがあります』

アミーゴは群れの中で協力し合っている。一匹も吠えない。吠えたのは最初だけ→
『ふだん手に負えないような態度をとる犬も、群れの中では本性を見せます』

『奇跡だとか、あり得ないという人もいますが、ボク(シーザー)はほとんど何もしていません。冷静な犬の群れに入れただけです』

『ボクの使命は犬に関して人々を教育し、より多くの犬を救うことです。里親との相性の重要性を説いていきたい。アミーゴは強いリーダーを必要としています』

■ジャーマンシェパード(ハービー)と会わせる
(ハービーというのは里親候補の家族が買っている犬で、あまり飼い主がリーダーシップを取れていない様子)

『初対面の犬を見て、耳が下がっていれば、犬も人も安心していいサインです』

■二人目の里親候補セビリオにアミーゴを会わせる
『グレーハウンドという犬種はとても落ち着きがあります。セビリオにも同じ雰囲気があり、アミーゴも信頼したようです』

■アミーゴを散歩させる
『歩き方のお手本を見せましょう。もしあなたが、旅行ガイドとして道を先導するなら、旅行者の前にいないとダメでしょ。犬の散歩も同じで、飼い主が導いてやらないといけない。犬は人の前に立つと力強くなるんです。群れの中の立ち位置は重要です。飼い主がアミーゴに従うと、結果は悲惨なものになります』

→(よく犬に引っ張られて散歩している人を見かける。あれは犬が飼い主をリーダーだと思っていない証拠だ。あれは犬をコントロールできていない。「ヒール!」といって犬を飼い主の横に従える姿が正しいらしい。禎)

『グレーハウンドは軽いので、羽毛のように扱います』

『ゲートの前では勝手に外に出さないように、「Shuitt!」といいながら手を広げてブロックします。「ルール」「限界」「制限」は初対面のときほど重要です』

■グレーハウンドの本能
『グレーハウンドは本能的に小動物(ウサギ)を追います。いま、耳が立っています。感情が読み取れますね。目の前のものに興奮しているといっているのです。体の動きをよく見ることが大事です。知識と準備により余裕と自信が生まれます』

アミーゴうさぎアミーゴ後ろ回し蹴り シーザーさん得意の後ろ回し蹴りの瞬間
ウサギのいる柵の方へ歩く。アミーゴがウサギを見た瞬間に注意する→後ろ足で軽くキックする(後ろ回し蹴り)→アミーゴは驚く。リードに引かれることに犬は慣れているから、「注意」するとき、「ダメ」のサインとしてリードを引いても効果はない。別の方法で指示をする必要がある。

『問題回避のためには一瞬の決断が大切です。躊躇はリードを通じて犬に不安が伝わります』

■街中の散歩でほかの犬に興奮するアミーゴ
『興奮度が高くなるにつれて、動きも大きくなる。犬の精神状態を把握した上で、立ち去るか落ち着かせるかを判断しましょう』

(散歩のさせ方を見て)『セビリオはアミーゴの態度を正さず、終始リードを引っ張って無理矢理歩いていた。そして興奮が増すにつれて大きく動くので、更に強くリードを引っ張っていた。アミーゴは苦しそうだった』

『一番大切なのは冷静さを失わないこと。そうしないと犬の緊張が増します。ここは犬のしつけの基礎といえるところです』

道でほかの犬とすれ違うとき、興奮している→無理に進むと緊張が増すので、一旦来た道を戻って冷静にさせることも大事。

(犬のしつけは「その時」に指示しないと意味がないという。褒めるにしてもNO!にしても、そのことをした瞬間にしなければ意味がない。つまり、犬をよく観察していないといけないし、正しい知識と準備が必要なんだと強く感じた。タイヘンだなぁ・・・禎)

噛むように触る・ジャーマンシェパード(モジョ)①

ミラン1シーザー・ミラン LEADER OF THE PACK

ナショナルジオグラフィックTVの ザ・カリスマドッグトレーナー、シーザー・ミランの『犬の里親探します』という番組。その言葉をメモすることにします。いつか犬と暮らす日のために。
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【動物保護施設に収容されている、問題行動を起こす犬はなかなか新しい飼い主が見つからない。その犬のリハビリをしながら、新しい里親をトレーニングする番組】
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怖いモジョ
【今回の主人公】
今回施設から救い出す犬は、ジャーマンシェパードのオス「モジョ」。生後9週から2才まで飼われて、物を壊すからという理由で飼い主が飼育を放棄。施設に入れられて4ヶ月。思春期までに全くしつけられていない。問題行動は、①吠えて跳び回る ②支配的で攻撃的 ③他のオスと問題を起こす ④お座りもできない ⑤散歩中クルマを見ると反応する・・・モジョはルールを教わったことがない。
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『2才4ヶ月のジャーマンシェパードは成犬の大きさですが、まったくしつけられていないので、中身は子犬と同じです。飼い主はまだ子犬だということを理解しておく必要があります』

『純血種には特長に合うケアが必要です。ジャーマンシェパードは仕事を与えられればエネルギーを発散できます。適度な運動を継続的にさせる必要があり、里親の理解も必要。モジョには散歩だけでなく、何か仕事が必要です』

ドッグランのゲートの中にいるモジョに、カトリンさん(里親候補)が2匹のオスを会わせるとき。ゲートを開けてもモジョは入り口に立ちふさがり、カトリンさんを中に入れようとしない。道を空けようとしない。(モジョはカトリンさんを試している)

【タッチ:Shuitt! シュィッ!】
その時、シーザーは「タッチを」と。両手の指先で犬の脇を突っつく(Shuitt! シュィッ!という声とともに)→シーザーがよくやる手段。犬の注意を向けさせる。集中させるため。

「タッチ」を何度かしたら、道を空けてくれて中に入れた。

『タッチは首にしてはダメ。首は感覚が鈍いから気づかないんです。タッチは背中を触ります。柔らかい部分がいいですよ。後ろ足なら感じますが、首を触っても意味がありません』

平手の指先(両手で)(Shuitt! シュィッ!)という声とともに「タッチ」(突っつく)(指先で噛み付きの再現・犬同士は噛み付かれて学習していくから)

『ゲートなどドアから引き離すためには、首の皮を引っ張ってもいいんです。首輪を引っ張るのはよくない。首が締まるので野獣に変身します』

【毅然とした態度】
『モジョの問題のひとつは散歩の仕方でした。散歩するときは、毅然とした態度で、落ち着いてコントロールする。人間も犬も穏やかな状態がベストです。恐怖心を見せないことが大事なんです』

『社交を学んでいないモジョの前では、毅然とした態度が必要です。大きい犬の場合は特に気をつけます』

『モジョは愛らしい犬ですが、社交を知りません。服従も知らないし、すべてが間違っているのです』

【セバスチャン(里親候補・犬初心者)との初対面のとき】
①しゃがんでください
②近寄って来たら全身の匂いを嗅がせます→信頼させる
③最初から触らない

【従順な状態をつくる】
犬のいるゲートの中に入ってくるなり、シーザーさんはモジョの背中を片手の指を開いて噛むように掴む。ギュッと掴んだまま押さえつけます(両手で背中を)モジョを横たわらせる→この体勢にできることをモジョに示し、優位に立ちます。自分が上だということを触ってわからせます。犬同士でもこうやって調和を築きます。口の代わりに手を使って噛むように(ゆっくり)触ります→マズルも頭も押さえる。モジョは嚙み返せません。これであなたに従順になります。触れることで上下関係を教えます。こうして得た権力は犬の本能に勝ります。モジョのような強い犬種が興奮すると危険なので、従順な状態にしておくほうが安心です。モジョ1押さえます

モジョ2この体勢にできることをモジョに示し

モジョ3口の代わりに手を使って噛むように触ります
(一見乱暴に押さえつけているように見えますが、そうではなくて、マッサージをしてやっているくらいの優しさで押さえつけて行きます)

【去勢】
去勢していない2匹が会えば本能が目覚めます。男性ホルモンがケンカを誘発します。(データ:去勢していない犬は2.6倍人を噛みやすい)

『モジョは去勢していないので、オスに会わせるのは危険です。モジョは強気な態度を見せます。去勢すると攻撃性は弱まります。人間や他の犬と暮らすためには去勢が一番の方法です』

【気づいたこと】
シーザーさんは飼い主のことを「リーダー」と呼んでいた。飼い主は「オーナー」とかではなくその犬の「リーダー」じゃないといけないんだ(禎)

この番組のタイトル、『LEADER OF THE PACK』とは『群れの親分』ってことだ。『PACK』ということばはどうやら『群れ』の意味のようだ(禎)

本は、読むだけじゃダメだ。

ゼロ秒ノート 手書きのBOOK NOTE これをEVERNOTEにも入れていつでも読み返せるようにしています

ボクはあまり本を読まないタイプだと思います。でもそれはイカンと最近(この年齢になって)読むようになりましたから、読むスピードは遅いです。すぐ眠くなります。そんなボクがたまたま出会った本があります。赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』という本です。赤羽雄二さんとは数年前、護国寺の講談社で行われた『ソーシャル・メディア・ウィーク』というセミナーの講演で初めてお話をうかがう機会がありました。その時の講演内容に感銘を受け(その話はまたいつか別の機会に)お名前とお顔をハッキリ記憶していました。

ある日、書店の平積みコーナーに赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』という本を見つけました。「あ、あの赤羽さんだ」と思い、手に取ってページをめくってながめていると、ある一行に目が止まったのです。コピーライターという職業柄、いい言葉には敏感なのかもしれません。で、それは『時間をかければ考えが深まるとは限らない』という一行でした。「時間をかけないといいものはできない」というのは妄想、あるいは錯覚ではないか、と疑ってみる。時間をかければ「会議コスト、人件費(残業代)がかかるだけ」「仕事をした!という気になるだけ」とズバッと斬ってくれていたのです。そうだっ、自分の中でモヤモヤしていたものが霧が晴れて視界がクリアになった瞬間でした。

その本を読み、そのメモをノートにまとめ、なんども見返していたとき、赤羽雄二さんの講座があることを知りました。今日、その講座の第1回目に出席してきました。この赤羽雄二さんの講座はすでに5期目で、いままでの4期までの参加者もフェイスブックの秘密のグループでつながっていて、いまだに盛んな分化会がいくつも行われているそうです。そのつながり、いいですよね。ボクの主宰する『宣伝会議コピーライター養成講座専門コース中村組OB会と同じ主旨だと思いました。まだ1回めですが、とてもワクワクしています。自分に投資して新しい自分のために新しいヒントを得て、それを習慣になるまで繰り返す。

本で読んだ文章はただの文字です。その「文字」を書いた人が目の前にいて、書いた本人の「声」で、深く話を聞くことができれば(さらに直接質問したりできて)、これ以上身体の中に入ってくる方法はないな、と思いました。またレポートしますが、たぶんガッカリしない、メチャメチャ有意義な講座ではないかと、予感しています。(つづく)

第32話 最終回『住宅広告と私』

4窓青空窓の月
床に寝転んで窓を見上げると月が見えることがあるんです。予算を削るとき窓の数を減らそうかと考えていましたが、そこは無理して良かった、と思う窓です

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか Vol.32

私の職業はコピーライターです。広告屋です。広告を見てもらって購買意欲をモリモリさせてもらうのが仕事です。しかし、今回、自分が家を建てようとしたとき、広告なんかほとんど目に入りませんでした。三井ホームの広告もまったく気にしません。住宅メーカーのCMが流れても「何言ってんだか」という感じでした。なぜでしょう・・・。それどころじゃないんですよ、現実は。現実は予算や建築条件や時間との闘い。CMが言おうとしている「いいこと」ばっかりではないんです。住宅メーカーの広告はすべて「ウソ」に見えていたのかもしれません。広告屋として言っておきますが、広告を発信する側は決してそんなつもりはありません。広告で消費者を騙せるなんて思っていません。だから決してウソは言っていないんです。でも、さあ、買うぞ! ローンを払って買うぞ! と「覚悟」を決めた人には広告なんて目に入らないのです。

そんなボクにも、ずっと記憶に残っている住宅のCMがあります。漫才の「いとしこいし」の夢路いとしさんがおじいさん役。壊されていく自分が建てた古い自宅を淋しそうに眺めている。建て替えて新しく2世帯住宅を建てるという話。ヘーベルハウスのCMでした。これを見たのは大学生だったか、とにかく20代で自分が家を建てるなんて思ってもいない頃でした。そのとき「この気持ち、わかるなぁ」「きっとこんな気持ちになるんだろうなぁ」「こんなやさしい目線を持ったCMをつくる住宅メーカーは、きっといい会社なんだろうなぁ」と思った記憶がいまだにあります。20代の男子には「家を建てる」という可能性は低いけれど、いまだに憶えているし、将来もし住宅展示場をみることになったら、ヘーベルハウスは見てみようと思っていました。(実際は木造ではなく方向性が違うと思ったので選択肢には入りませんでしたが、いまだに一企業として好感を持っています)

住宅というある意味一番高額な商品の広告。それは、コンビニに売っている新発売の商品とは違います。CMが面白いから、買ってみよう、という商品ではありません。そして今回の私のように、「家を建てよう」と決意をしてからは、もう広告は見ない。もっと現実的な、「評判」を調べたり、購入した人の「ブログ」を読みまくったりする。つまり、広告が効くのは「買う、ずっと前」さらに言えば、「買うなんて思ってもいない頃」なんだと思うのです。「買うぞ」と覚悟した人にはやることがいっぱいある。将来買えたらいいなぁ、くらいの人の「記憶」に残しておくことが大事なんだと思います。例えば大学生が感動する住宅CM。商品の性能を自慢するのではなく、「家って、こうだと思うんです」という企業の理念に共感すれば記憶に残る。その企業がいい「人柄」に見える。そして「ファン」になる。そして、大人になって家を建てるか、という年齢になったとき、そのメーカーを見てみたい、と思うはずです。住宅メーカーの「早く売りたい」「いま売りたい」「こんどの連休に買わせたい」というCMを見るとうんざりします。そんなCMで買うかよ、と。

私がまだ、免許も持っていなかった学生の頃。MAZDAのRX−7のCMを見た記憶があります。たしか、映画『ブレードランナー』の曲を使ったCMだったと思います。(違ったかもしれないけど) それを見て、「カッコイイなぁ〜」と思った。曲も好きだったし(いまだに好きですが)とにかくカッコ良かった。そのCMのオンエアはとっくに終わっていて、30才になった頃、初めて自分のクルマを買いました。私は、RX−7を買いました。

高額な商品ほど、長く記憶に残すことが大事だと思います。だから、「社長が代わったから」とか「宣伝部長が交代したから」とかいう社内の事情で、広告のトーンを変えないでほしい。お客様には関係ない事情です。お客様は長いレンジでその商品、その企業をみているんです。住宅のような一生に一回買うか買わないかという商品と、コンビニで買って美味しくなかったら二度と買わなければいい商品とは違います。いいコピー、いい音楽、いい商品名は長く使うべきです。広告がコロコロ変わる企業は信用できません。ブランドイメージというものは、積み重なって初めて認められるものだからです。

私は、三井ホームに住んでいます。とても満足しています。でも、他の住宅メーカーの広告も作れると思っています。広告屋はウソつきなんかじゃなく、「いかに客観的にその商品を見れるか」だと思うからです。広告屋がクライアント側に立ち過ぎたり、その商品のファンになり過ぎると恋は盲目状態になります。どこかハスに構えて、いいところ、悪いところを冷静に見られる立場でいたいと思うのです。クライアントは自分の商品が一番だと思っています。広告屋もそのまま行き過ぎるとユーザーが置いてけぼりになってしまう。私は、どんな商品を担当しようと自分の立ち位置は、クライアント側の、一番ユーザー側に近い場所にいてコピーを書くコピーライターでありたいと思っています。

「なぜ私は三井ホームで家を建てたのか」という文章を、広告屋という立場で、施主という立場で、書いてみました。長々と書いてしまいましたが、何かのお役に立てばうれしく思います。参考になる話、反面教師となる話。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

もし、もう一軒、家を建てるとしたら・・・やっぱり三井ホームにしようかな(完)

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか  28・29

いえんご報告書いえんご書類_0001カラー 完成が近づいたとき、足場を外す前に、ぜひお勧めしたいのが「第三者の目」です。

第28話 ざけんなよ三井ホーム
第29話 第三者の目
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なぜ私は三井ホームで家を建てたのか  26・27

柱お札 本格的な工事が始まりました。壁が貼られると見えなくなる柱にお守りのお札を巻き付けます。この家を壊す日まで見えない部分を見ておきます。

第26話 子どもが育っていくカンジ
第27話 見えない部分
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なぜ私は三井ホームで家を建てたのか  24・25

ダイワハウス30d地鎮祭。いよいよ工事のスタートです。今回はその土地の話と、私が今までにコピーライターとして担当した2社の住宅会社(ニッセキハウスとダイワハウス)についての話です。

第24話 地球の一部分
第25話 なんでダイワハウスじゃないんだ?          
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