No.2だからヤンチャできる。

ヤンチャ新聞

———————————-
No.2だからヤンチャできる。

2000年 KDDI
———————————-
この仕事をしていた頃の佐々木宏さん(現・シンガタ)とのことを思い出した。

当時佐々木さんは、たくさんのクライアント作業を抱えていて外出先から戻ると、待ってましたとばかりに、いろんな営業部長が佐々木さんのうしろを金魚のフンみたいにくっついて歩いていた。みんな佐々木さんの判断を仰ぐために。会議中も他の仕事の電話がじゃんじゃんかかってくる。ボクらの打合せ中、コピーを見てもらっている最中にもケータイにかかってくる。あまりにも中断されるので、ボクは頭に来た。ボクらは時間を調整してこの会議室に集っているのに、なんで他の仕事の電話に邪魔されないといけないんだ、と。ボクはガラス張りのその会議室を出て行った。そして外から佐々木さんのケータイに電話したのだった

「で、佐々木さん。そのコピーでいいですよね。よかったらボク、もう帰りますけど」

佐々木さんはすまなそうに、ガラスの向こうにいる中村を見つけてペコリ。そりゃそうだろ。約束して会っている人より、かかってくる電話を優先するのっておかしいじゃんか。。

それともうひとつ。佐々木さんのディレクションはボクにとっては理解できた。が、何をすればいいのかわからなくなる人もいるだろうとも思う。ハッキリ方向を示すというより、「なんか違うんだよな」「面白くない」「例えば・・・みたいなカンジでさぁ」この例え話でピンとこなかったら佐々木さんのディレクションは難解かもしれない。

あるとき「セ・リーグ vs パ・リーグ、じゃないんだよな。セ・リーグ vs Jリーグ、ってカンジなんだよな」とおっしゃる。ボクは、そっか、そういうことか! と視界が開けたのを覚えている。クリエーティブ・ディレクターにハッキリと「こうしろ!」といわれるより、こういう「イメージ的なディレクション」もボクは悪くないと思う。ただし、これはお互いのセンス(とか審美眼)が近いことが前提だけどね。

今回の欄外コピーは、これでした。
—————————————————————-
◎そういう意味で、ずっと業界第2位も、いいかもしれない。
—————————————————————-

・がんばれNTT。がんばるKDDI。
・No.2だから、ヤンチャできる。
・つまんない広告をする企業は、ほぼ、つまんない。
・「ジョニーって誰よ」


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です