長友さんを偲んで【稀代】④ Salon書齋


そうやねん、そうやねんw と長友編集長

クリネタ27号 Photo by 木内和美

長友さんを偲んで。クリネタらしいBARを紹介する、稀代(ケッタイ)の記事をご紹介します。長友さんと一緒に取材に行ってまとめた記事です。

稀代(ケッタイ)とは、なんだ?
クリネタおススメの、いい店、おもろい店

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Salon書齋
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「稀代」というこのコーナーを受け持って4回目、どんどんケッタイな店になってきた気がする。場所は神田神保町、古本屋街。地下鉄神保町駅A7出口から徒歩1分。小宮山書店ビル5階。本屋の中にBARがある?古書だけでなく写真や美術品も扱っている、まるで博物館のような、宝探しをしたくなるような、そんなビルの5階にそのBARはある。

小宮山書店ビルは大きなビルなのですぐ見つかった。角を曲がると「ぶらじる」と書いたコーヒー店の暖簾が見える。その脇に緑色のドアのエレベーターはあるのだが、どこにも「Salon書齋」の看板はない・・・。ここのはずなんだけどなぁ・・・。書店のほうが開いていたのでお店で聞いてみることにする。「このビルにBARがあると伺って来たのですが・・・」というと「その階段を上って中2階のエレベーターから5階へどうぞ」と。なんだか秘密の場所に案内される感じだ。(書店の営業時間なら中2階のエレベーターで。書店が閉まる18時半以降は、ビルの横にあった、さっきの「緑のドアのエレベーター」で5階へ。BARの営業時間である17時からは小さな看板がエレベーター外の壁にも掛かります)

父の書斎
5階に降りると小さな表札のような「Salon書齋」の文字。中に入ると重厚なカウンターとスツール。お父さんの書斎にあるようなテーブルと椅子の席。誰かの書斎に案内されたような気分に浸っているといきなり三島由紀夫に睨まれた。写真家細江英公が撮った薔薇刑の三島の顔がドカンと飾ってある。ぐるっと見渡すと「鹿鳴館 三島由紀夫」という直筆、赤で修正の入った原稿用紙、毛筆の手紙などが額装されている。直筆と原稿用紙は三島由紀夫、手紙は夏目漱石が津田青楓に宛てたもの。達筆すぎて内容まで読めなかった。

「Salon書齋」のママ、代表取締役の小宮山笑子(エミコ)さん。笑子さんがまだこどもだった頃、ご自宅のお父様の書斎に各界のお友だちがよく遊びにいらしていたそうで、その場所をここにつくろう、となったそうだ。ロンドンと日本をミックスしたような雰囲気の書斎を再現したお店。そのお父様も毎日お店にいらしてワインを1本あけて帰られる、一番の常連客だ。神保町の古書店という「職業柄」なのか、お客様には作家、漫画家、映画関係、写真家、ミュージシャンもいらっしゃるらしい。考えてみれば「書店」というのはいろんな「作家」の作品が並んでいるわけで、その「作品」をファンが探し求めて出会う場所だ。作家とファンの接点が書店だとすると、この「Salon書齋」もまたそういう接点になっているというのはとても自然なことかもしれない。まぁ、BARという場所はオトナ同士の接点でもあるんだけれど、ここでは博学の先輩たちと若い人たちが出会い、店内のいろんな写真や文書について話してくれたり、そんな交流も生まれる場所だという。有名な人もそうじゃない人も平等なお客様で、エライ人ほどエラそうにしない、有名人を見かけても騒がない、そういうオトナが出会う場所だ。

横道のチラシ
バーカウンターにはマネージャーの森沢敦子(アッちゃん)さん。アッちゃんは学生の頃から神保町界隈が好きでよく古書店を回っていた。シナリオライターを目指していたアッちゃんは、いろんな事情があって挫折。演劇の仕事はあきらめてしまったが、どうせ仕事をするなら好きな神保町がいいなぁと歩いていたら、求人の張り紙を見つけて、この「書齋」で働くようになった。その「求人チラシ」の貼り方が面白い。この「Salon書齋」では何人かアルバイトの女性を雇っているそうだが、その「求人チラシ」は必ずこのビルの「横道に入った場所」に貼ることにしているそうだ。小宮山ビルの表通りではなく横の壁。「このお店には神保町によく来る人に来て欲しいんです。小宮山書店になにか好きなものがあって、それをよく見に来てくれる学生さん。そんな人に求人チラシに気づいてほしいから」このソーシャルメディア、インターネットの時代は便利かもしれないが、ほんとに「こんな人に来て欲しい」というとき、表通りではなく、あえて目立たないところに貼る、というユニークなターゲティング。なんでもかんでも拡散すればいいわけじゃないもんね。アッちゃんもビルの横に貼られたチラシに気づいて来たそうだ。その日のアルバイトはIT担当の女の子。たまたま長友編集長がLINE のiPhoneアプリを間違えて削除してしまい、困っていたところ、その復旧を手伝ってくれた。実は彼女は写真家志望で、小宮山書店によく通っていて、横の壁の張り紙に気づいたひとりだった。この「気づくかどうか」が大事なんじゃないだろうか。

パワースポット神保町
この神保町という街には不思議な力があって、そのパワーに引き寄せられた人がこのBARに集まっているようにも思えてくる。そんな話に感心していたら、「大ママはもうご挨拶しましたっけ?ちょっと待ってくださいね」とアッチャンが電話をかける。「いま、降りてきます。この上にお住まいなんで」大ママ、降臨。緊張しながらお話を伺う。会長、小宮山君子さん。君子さんも神保町生まれ。「すぐそこの錦華小学校でしたのよ」そしてこの神保町でご主人と出会い、この神保町で結ばれ、この神保町に住むことになる。この「Salon書齋」は、神保町という街のパワーに集められた人たちでできているようだ。パワースポットだったりして。

初めてのお客さんへ
いろいろ取材して面白いお話もたくさん聞けたし、お店の裏メニューなども教えていただいたのだが、残念ながらここに書き記すことはできない。いろんな固有名詞もでてくるし。そこは、お店で聞いてください。「クリネタを見ました」といって来店してもらえば、最初は特別サービスがあるかもしれない。もしくは、初めは「クリネタ」で見たとは言わず、こんな「セリフ」をしゃべるのはどうだろう。

【例えば、その1】『入口にある「書齋」という字は、会津八一さんの字ですね。だけど、おかしいなぁ。「書」という文字と「齋」という文字は一連の流れで書いていないように見えるなぁ』→「よくご存知ですね!先代の出身地である新潟出身の歌人、美術史家、書家である会津八一氏の字が好きで「書」と「齋」という文字を組み合わせたそうなんです」となる。

【例えば、その2】『あ、これは三島由紀夫の原稿ですね。これはもしかしたら、女性初の大臣になった中山マサさんについて三島由紀夫が書いたものですね』→「よくご存知ですね!」となる。

【例えば、その3】『この手紙の字は夏目漱石っぽいですね。ああ、画家の津田青楓(つだせいふう)に宛てた手紙ですね。最後の2行に名前が書いてありますね』→「よくご存知ですね!」となる。

みたいな会話から始めるのもいいかもしれない。しかしまあ、そんな面倒なことをせず「クリネタで見て来ました」でいいんですけどね。

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Salon書齋
〒101−0051東京都千代田区神田神保町1−7小宮山書店ビル5F
03−3259−1234
営業時間17:00〜24:00(23:10ラストオーダー)
土日祭日休
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No.27 (2014年秋号)
クリネタ
http://www.crineta.jp

長友さんを偲んで【稀代】①モンド・バー
長友さんを偲んで【稀代】②BAR JADA
長友さんを偲んで
【稀代】③ne & de
長友さんを偲んで【稀代】④ Salon書齋

うれしい書評⑤

Photo by  9代目 長嶺李砂

中村組、身内のエコヒイキ、その2です。

うれしい書評⑤中村組OB編vol.2です。

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9代目 No. 918 長嶺 李砂(編集者)

(前略)実はわたしも講座に通う前は、「コピーライター」って饒舌で、言葉でうまいことをいったり、即座にキラーフレーズを出せるような、ヒョヒョイっと文章を書くセンスのいい人のことだと思っていました。でも、今はそういうもんじゃないぞって思うし、そんな簡単な話じゃないのは、どこの世界でもいっしょなんだなあと思うのです。大ベテランの禎さんもなんだかいっしょみたいです。

この本は、大なり小なり「伝えたい」という気持ちがある人には、そのヒントとなる考え方がたくさん詰まっていると思います。一見、それが仕事と直接的に結びつかないとしても、きっときっと生きていれば、役立つ機会があるはずです。わたしもこの本の思考法をベースに、いつかいつか自分のオリジナルな方法も見つけられたらいいなと思ったりして。というわけで、本の中から特に印象的なフレーズを紹介しますね。

■なぜあなたはコピーを書くのですか?を考える

■買うという行動の、何歩か手前にフォーカスを絞ってみる

■広告なんて誰も見たいと思っていない

■見てもらった後に、どう「思って」もらうのかが大事

■「時代の中の隠れた飢餓」を見つける

■自分の気持ちが動いた時に「学んだ」ことになる

■ちょっとでも騙そうという気持ちがあったらバレてるよ

■クリエイティブを日本語でいうと「工夫」

■必要なのは知識ではなく、知恵(智慧)

(「なぜ、ゴジラの身長は伸びたのか?」より)

■なぜあなたはコピーを書くのですか?を考える

■コピーライターは消費者の最前線にいる

■カタカナ語の最適な日本語言い換えを見つけてみる

■頭で考えるから手が止まる。考えないで、手を止めないで、書き続ける

(「手で考える」より)

■右目(個人的)と左目(客観的)で見る

■「だって、そうじゃん」と言えるかどうか

これから、ちょこちょこ開く本になりそうです。ありがとうございました!

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5代目 No. 505 太田誠(公務員)

敬愛する中村禎さんの著書、『最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法』、読了。想像力を働かせること、(相手を)思い至ること、コピーライターに限らず、誰にとっても大切なこと。出来ている人にとっては、当たり前のことばかりですが、いかに自分が未熟であるか、再認識させられました。

緊張とか、反省とか、色々な感情が渦巻いて、購入から読み始めるまでに時間がかかりましたが、読み出すと一気に読了。ちょっとした気遣いとか、思いやりとか、そういったことが自然とできる人がもっと増えれば、今以上によい社会になるかな、と。ということで、オススメです。皆さん、読んで見てください。
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14代目 No.1414 戸谷早織‪

■建前の言葉にはどこか下心のような不純物が混ざっている。本音の言葉は純粋だから透き通っている。そう思えるのです。(P214 )

‪自分の書くコピーが表面的になりがちなので、この言葉が今の私には刺さりました。全体を通して、コピーの考え方から選び方まで深く掘り下げて丁寧に書いてくださり、ありがとうございます。もっと時間かけて読み直します。

‪ところで話は変わりますが、広告業界ではない同い年の友人が禎さんの本を買っていました。彼女は化粧品メーカーに務めているのですが、言いたいことが沢山あるなかで、どうやって優先順位をつけて選んでいいか、悩んでいたようです。今、わたし禎さんの授業に通ってるんだよ、と自慢しておきました(笑)後日、自分のウォールでも感想書きますね。

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9代目 No. 906 大橋 幸裕‪(アートディレクター)

(前略)禎さんのこの本は、禎さんの手間の数々、試行錯誤、葛藤、苦労などが書かれている。楽な道なんてないんだぜ!って言われているようで厳しくもあるんですがでも、そこに禎さんの誠実さを感じて、そこに禎さんの熱量を感じて、それこそ、悩んでいる人たちへのエールを感じ取れます。生身の。肉声の。すぐそばで。すごく感じます。すごくいい本だと思います。

‪うちの近所の小さな書店に一冊だけありました。一冊かよって思われるかもですが、コピー本、デザイン本がほとんどない書店で、これはミラクルです。足立区の組員活動、お任せください。

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14代目 No.1407 齋藤 亮太‪

■本当は何と言いたかったんだろう?と思いを至らせる
→神父さんの言葉のお話が好きです。コピーだけでなく、生活に役立つことを教えていただきました。ありがとうございます。

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14代目No.1415 浜崎 大祐‪

右目(個人的)と左目(客観的)で見る(P195)
‪→禎さんの話の中でも最も印象に残っているフレーズです。

‪■自分の好きなものが必ずしも正解ではない。

‪企業の言いたいことを書くだけでも、自分がうまいこと説明するだけでもない。他者(消費者)の共感を得なくては意味がない。最も基本的だけど大切なこと。なのに、課題やオリエンを前にすると真っ先に忘れがち…単純なだけに、その落とし穴は奥が深く難しいと思っています。

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14代目 No.1401 青木 美穂‪

第4章は仕事で立ち返る場所だと思って読んでいました。以下の箇所は、日々の姿勢から気をつけることだと思い、印象に残っています。

‪■︎どれだけ相手のことを思い至れるか。その思い至る量で、伝わるかどうかが決まるのです。(P.33)

‪■外見だけを真似るのではなく、そこに至った思いの新しさ、眼差しの優しさ、気づきの深さ、そういうところに「感動」しなければ学んだことにはならないのです。(P.257)

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中村組という身内が「ヨカッタ」と言ってくれるのは、当たり前っちゃあ当たり前なんですが、この本の中の「言葉」が、一人の人間のヒントや勇気になっている、としたら、この本を書いた意義があったということです。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)
うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)

うれしい書評④

コピーライター養成講座中村組のOBたちの顔を思い浮かべながら書いたので、彼らに届いたことは素直にうれしい。本を書くにあたって、そのOBたちに「どういう話が効いたか」や「どの話をもう一度聞きたいか」や「もっと聞きたかったことは?」など、アンケートに答えてもらって助けてもらいました。その中村組のメンバーから感想がポツポツと返ってきた。読書感想文を書くのは大変だろうから、印象に残った一行、あるいは一言を上げてもらおうと思いました。そしてフェイスブックへの自主的な書き込みも、ボクにとってはうれしい書評です。その第1弾を記録しておきます。身内がエコヒイキして書いている、という分を差し引いて読んでください。

うれしい書評④中村組OB編vol.1です。

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Photo by 11代目 町田由美

11代目 No.1126 町田由美(アートディレクター)

敬愛する師匠の中村禎さんの本が出版され、旅前にAmazonの配達員に無理をお願いして届けてもらったので、旅先の読書時間のお供。この本は、コピーライターだけの本じゃない。ときどき、ADなのになんでコピーの勉強してるの?って言われるのだけど、わたしは、ことばでアイデアやデザインを考えるようになってから、アイデアに奥行きや広がりが出てきたし、ことばが好きになりました。誰かに何かを伝える仕事も、大切な誰かときちんと向き合うことも、好きになりました。

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9代目 No. 919 西野入 慎吾(コピーライター)

こんなに本人の声が聞こえてくる本は初めてでした。

■買うという行動の、何歩か手前にフォーカスを絞ってみる

■その数万人が全員、その広告主を嫌いになったかもしれない

■「こんなコピー、全然ダメ」と思われたら、それはもうクビと言われたのと同じこと

■「だって、そうじゃん」と言えるかどうか

■広告は、人の24時間の奪い合いのようなもの

いまの私に響いた中のほんの一部です。金言です。

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8代目 No. 803 岩城一雄(プロダクション・プランナー)

きのうやっと届いた一冊。僕が敬愛するコピーの師匠・中村禎さんが本を出した。紆余曲折を経て30代にしてコピーライターを目指そうとしたとき、誰がスゴい人なのかもわからない中、僕の心を掴んだ禎さんのエピソード。その瞬間「この人から学びたい」と強く思った。その想いひとつで臨んだ講義…(止まらなくなるので以下略)読み始めてまだ数ページ。これから手汗を染み込ませて、アツい講義を追体験するぞ!禎さんヤバいですよ〜やられました!59ページの太字、コレそのまま僕なんですもん。1ページめから禎さんの声で読んでます。

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5代目No. 516 土屋 公平(大学職員)

ちょっとパラパラめくってみると講座で教わった言葉があれこれ出てきて禎さんの声で聞こえてくるよう。うわっ、あれからもうちょうど10年か…!結局コピーライターにはなってないけど、伝える仕事って意味では一緒で、その中でコピー書いたり企画したりするなかでずっと基礎になってる。ちゃんと読んでもっかい見直そうっと。

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8代目 No. 810 島田 寛昭(デザイナー)

同業(デザイナー)の友人知人によく「コピーの講座ってどんなことを勉強するんですか?」と聞かれて話したことの大半は、禎さんの講義で聴いたことです。なので、もしそのような話に興味を持ってくれた人がいるのであれば、ぜひこの本を手に取ってみてください。今自分が(コピーライターではないながらも)食えているのもこの時学んだことが大きいので、きっと誰にとっても仕事や日常で生きるヒントがあると思います。先日デザイナーの友達と飲んだときにした話を挙げさせて頂きます。
‪………
‪◼︎その数万人が全員、その広告主を嫌いになったかもしれない

‪◼︎消費者の先頭に立って広告主に立ち向かうコピーライター

‪◼︎誰かを思ってつくったものが、結局、大勢の心にも届く

‪◼︎学ぶ時には恥をかけ

‪◼︎やはり自分の意志で動いた人のほうが強いのではないか
‪結果、「買って読んでみます!」と言ってくれました(笑)。

あと個人的な話で恐縮ですが、仲畑さんのことを「日本一正直なコピーライター」と書かれていたことに冒頭からグッと来てしまいました。

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‪2代目 No. 207 長岡 理恵‪ (東京の広告会社から滋賀県近江八幡市の農家に嫁ぎーの)
http://www.nagaokafarm.com

いま農作業の合間に読んでます。禎さんが考えて考えて、考えてぬいて書いたのが伝わるので、流し読みできないんです。(読むの遅くてすみません 泣)でもこれだけは言えます。この本は広告に携わる方々だけじゃなくて、農家の私にも必要でした。直売所でもPOPひとつで野菜の売り上げがグンと変わります。高齢の人が多い直売所にはこの切り口、若い人が多い直売所にはこっちの切り口で、とか。あとピザ屋もやっているので、どーいう言葉をかけたら買ってくれるかとか。逆に言葉少なめにしておくかとか。「人を動かす」ことの大変さを直に感じた今だからこそ、講座に通ってた13年前(え?そんなに経つの?笑)を思い出しながら熟読します。

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11代目 No. 1113 合田陽太郎‪

‪■なぜあなたはコピーを書くのですか? を考える
‪→その後の手紙も含め、最近、自分が忘れていたことだったので、頭をぶったたかれました。

‪■まず人間を観察する
→どうやって、コピーを考えていったのか禎さんの頭の中が見れてとても面白く、かつ気づきがありました。

‪■「ひとり」に向けてコピーを書く
→講座でも、一番印象に残っている言葉です。今でもとても大切にしています。

■水性のプロッキーの筆先を潰して、やや太くして書いています
→真似しても禎さんになれないのですが、プロッキーを即潰しました。

‪■会ったこともない人を泣かす仕事
→ぼくのひとつの目標です。

■学ぶとは、自分が感動すること 教えるとは、自分の姿勢を見せること
‪→直接的な言葉ではないですが、好きです。

いっぱい感動がある本をありがとうございます。それにしても惜しげもなく出しすぎではないかと思っているのは、僕だけでしょうか。

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‪11代目 No. 1118 富岡 勇貴‪

■コピーライターは、消費者の最前線にいる。

‪■手で考えるという、やり方。

‪■どうしてあのコピーができたのだろうと考えること。

‪■時代やメディアが新しくてなっても「知らない人に何かを知らせる」「興味のない人に振り向いてもらう」に変わりはない。

‪■コピーライターという立場で、新しいことに取り組めばいい。

‪という姿勢や考え方が、改めて勉強になりました。

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これはもう「広告」ですね。いいことだけ取り上げている。ただ、これらの言葉はウソじゃない。そう思ってくれた人がいるということ。ボクは著者として、このブログを書いています。この本が一人でも多くの人のヒントや勇気になったらいいな、と思って広報活動をしていきます。買ってください、とは言いません。本屋でちょっと立ち読みしてみてください。で、いいじゃない!と思ったら、それはもう。(つづく)

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)
うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)

長友さんを偲んで【稀代】③ne & de

オリーブオイルが肌にいい、と聞くやいなや顔に塗る長友編集長
クリネタ26号 Photo by 木内和美

長友さんを偲んで。クリネタらしいBARを紹介する、稀代(ケッタイ)の記事をご紹介します。長友さんと一緒に取材に行ってまとめた記事です。

稀代(ケッタイ)とは、なんだ?
クリネタおススメの、いい店、おもろい店

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ne&de
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「稀代」というクリネタのこのコーナーは、この店のためにあるようなものだと思った。それほど「ケッタイ」なお店だった。住所と地図を見て「ああ、あの辺ね」すぐわかるわと思って歩いて来た。青山3丁目からキラー通りを国立競技場方向へ。神宮前3丁目の交差点過ぎたすぐ左手。しかし通り過ぎてしまった。あれ?おかしいな。Uターンしてもう一度来た道を戻ろうとしたら、向こうからトコトコやってくる長友編集長が見えた。ああヨカッタ。「このへんですよね?」「うん、たしか、ここよ」とプランターが置かれた黒い手すりの階段をすこし上がった鉄の扉とガラス張りのお店がそこだった。

先に到着していた柴田副編集長が白い木のカウンターで涼しげなグラスを傾けている。「香るハイボールよ」白州ハイボールにミントの葉を浮かべて香るハイボール。「じゃあ、ボクも香るハイボールを」するとお店の女性が店の外へ。さっきの階段のプランターのミントを摘みにいったのだった。青山育ちのミント。

何も知らずに初めて来た人は、たぶんキョトンとするだろう。ボクがそうだったから。カウンターの上にはアリゾナ産ターコイズを使ったアクセサリーが飾られながら商品としてディスプレイされている。ネイティブアメリカンの友だちからお守りとしてターコイズの石をもらったオーナーが、その美しさに魅せられて、このようなアクセサリーをつくるようになったという。カウンターの中はいわゆるBARのようにずらりとお酒のボトルがならんでいるわけではなく、工芸用の工具や革のひもがずらっと並んでいるコーナーがある。細長い店内の奥はなにやら薄暗く怪しい椅子とテーブル。オーナーであり空間デザイナーの堀育代(ほりやすよ)さんがつくる空間。「時の美しさ」をテーマに落ち着きのある優しい空間にしたかったそうだ。ああ、それであの大きなドアが飾ってあったのか。100年以上前にパリで使われていたものだそうだ。そこにも「空間」と「時間」が演出されている。

「このお店は4つのパートでできているんです」と堀さん。「まずお店に入ると、ここがショップ、こっちが工房。で、カウンター席がBARで、奥がデザイン事務所なんです」決して広くはないスペースだけどうまく分類されていて無駄がない。なんだろう、この居心地のいいカンジ。ショップで閉店後スタッフだけで飲み始めてしまったようなあのカンジ。友達の事務所に打合せに行って、そのまま飲み始めてしまうようなあのカンジ。お酒を飲みながら手作りのアクセサリーを見ながら、堀さんの話を聞きながら、「これプレゼントにいいかも」と思いながら飲める店。「人に贈るものを何にしようか悩む時間を、ここで楽しんでいただければ」

堀さんがイタリアに行ったとき、ベネチアで『バーカロ』という食前酒だけを扱っているBARに出会ったそうだ。夕方4時くらいにオープンして食前酒を楽しんでお店は8時には閉めてしまう。それからふつうに食事に行く。そんな文化に出会ったそうだ。「こんなお店あったらいいな」そう思って始めたのがこのne&de(ネーアンディー)だ。ne&deとはnearest(一番近い人)&dearest(一番親しい人)つまり、最愛なる人という意味らしい。

カウンターに気になるメニューがあった。『TODAYSオイルアペタイザー ○燻くんプロシュート500円有機ブタのプロシュート冷燻オリーブオイルがけ(オレイン酸たっぷり)』この手書きのメニューを見た人が10人中8、9人は聞くであろうことを聞いてみた。「冷燻オリーブオイルって何ですか?」すると鮮やかなターコイズブルーのボトルを見せてくれて、「これ、燻製の香り付けがしてあるオリーブオイルなんです。これをピザにかけてもいいし、野菜にかけてもいいし、冷や奴にかけてもイケルんですよ」と。「ふむふむふむ」と全員うなずく。さながら美人教師の話を教室の最前列で聞くオジサンたちのようだ。先生はオリーブオイルのことをいろいろ教えてくれた。

例えばこれはフルムーンという名のオリーブオイル。満月の日に収穫したオリーブだけで抽出したスペイン産のオイル。満月の日は、含まれるオレイン酸が多いのだそうだ。オジサンたちはただただ「へー」とか「ほー」と言うしかなかった。「オリーブオイルというのは畑と瓶詰めする場所が近い方がいいんです」畑で実を摘んで、そこで搾って、そこでボトルに詰めるのが理想なんだそうだ。とにかく空気に触れさせないことが大切だと。そこで二つのボトルを見せてくれた。同じボトルのカタチだけどラベルがちがう。何が違うの?と聞くと「こっちが収穫後4時間でボトリングされたオリーブオイル」「ほほーっ」「そしてこっちが、収穫後すぐに搾って10分でボトリングされたもの」「えええーーっ10分?」そう言われたら、テイスティングしないわけにはいかないでしょう。うまいことできてます。

てなことを勉強していると、ほうれん草を練り込んだ生地で焼かれたピザができあがってきた。生ハムに燻製の香り付けしたオリーブオイルがかかっている。「さながらここはオイルBARですね」と山岡特派員。すると長友編集長が「なに?老いるBAR?」「オイルBARですよ」「老いるはイカンなぁ、老いるは」オイルには敏感な長友編集長であった。

2杯目は白州オンザロック(青山ミント入り)を飲みながら、数種類のオリーブオイルをテイスティング。お酒を飲みながらオイルを飲む。冷燻オリーブオイル、フルムーン、4時間詰め、10分詰め。銀色の小さな計量スプーンで味見。たしかに違う。それぞれ違う。柴田副編集長は「やっぱり燻製オイルがいいな。これいくら?」お買い上げありがとうございます。

このCAFÉ&BARのもうひとつの自慢がこの2年熟成コーヒー。コーヒーを入れてくれるのは並木亜妃さん。「コーヒーを入れるとき滴るしずくが赤くなるんです」「はぁ?赤くなる?」カウンターの男たちが一斉に身を乗り出して覗き込む。ふつうにただコーヒーのしずくがおちているだけじゃん、と思ったそのとき「あ、見えた!」確かに黒い液体の中に赤い、イクラのような粒が一瞬見えた。取材カメラに写ったかどうかは心配だが、たしかに赤い粒が落ちるのが見えた。「手品じゃないですよ。ちゃんと入れ方をレクチャーされたんですから」

「お豆腐&オリーブオイルも試してみます?」と堀さんが用意してくれた木綿豆腐に「トリュフ塩」をふって「冷燻オリーブオイル」をかけて。これはイケル。茶の湯をいただくような器でコーヒーをいただきながら、これまた結構なお手前で。「コーヒーと冷や奴」ケッタイな取り合わせ。なんだか不思議に愛着の湧く語感。「コーヒーと冷や奴」いっそ店の名前にしたらどうだろう、という長友さんの提案でひとしきり盛り上がったが、白州ハイボールと冷や奴のほうがおいしいとボクは思う。

初めてひとりでふらっと入るには敷居と階段が高いのかもしれないが、「クリネタで見たんですけど」といえば、ニッコリ迎えてくれるお店がまた一軒できました。

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渋谷区神宮前2-6-6 秀和外苑レジデンス1F(ne&de 青山ショップ)

■ne&de 青山ショップ
 OPEN:火曜日~土曜日
※(月曜日・日曜日・祝日はお休みになります)
TIME:11:30~20:00
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No.26 (2014年06月27日発売)
クリネタ
http://www.crineta.jp

長友さんを偲んで【稀代】①モンド・バー
長友さんを偲んで【稀代】②BAR JADA
長友さんを偲んで【稀代】③ne & de
長友さんを偲んで【稀代】④ Salon書齋

長友さんを偲んで【稀代】②BAR JADA

クリネタ25号 Photo by 木内和美

稀代(ケッタイ)とは、なんだ?
クリネタおススメの、いい店、おもろい店

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BAR JADA
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地下一階で止まったエレベーターのドアが開くと、そこはBARだった。それはもういきなりBARだった。店はドアを開けて入るモノ、という決まりがあるわけじゃないけれど、ちょっとビックリした。南青山6丁目、骨董通りから根津美術館へ抜ける道を曲がってすぐのビルの地下。BAR JADA(ジャダ)はずっとそこにあった。ずっとあった、というのは、この道は確かに通ったことはあるのだが、このBARには全然気づかなかったから。そしてオープンが1989年というから今年でもう25年になる。ウイスキーでいうとかなりのものだ。

気づかれにくい場所、控えめな看板。オーナーバーテンダーの小澤さんは「そうですね、一見さんはめったにお見えにならないですね」という。「一度お越しになったお客さまのお連れの方がまた別の人といらしたり、その繰り返しでだんだんいろんな方に知っていただけるようになりました」と。一度気に入っていただいたお客さんが別のお客さんを誘い、そのお客さんがまた別のお客さんを連れてくる。まるで、ソーシャルメディアの「いいね!」が拡散して常連さんが増えて行くイマのビジネスモデルだ。しかし、歯が生え替わるようにお店が無くなっては建つ表参道・南青山界隈で、25年もたったひとりでBARをやっている。それはどう見てもすごいことだと思う。その秘密はなんだろう?と探りたくなった。

心地いい緊張感

「く」の字に折れたカウンターに7席だけの小さなBAR。「エレベーターが開いて誰か人の気配は感じるんですが、そのまま黙って上に上がっていくこともよくあるんです。初めて入るBARはお客さまも緊張されるでしょうが、私の方も緊張するんですよ。25年やっていても、それは全然変わらないんです」と小澤さん。たしかにそうかもしれない。狭い店。しかも地下。男気ある風貌の小澤さんだが、どんな人が降りてくるかドアが開くまでわからない。すると一緒に取材をしていた、飲むほうのベテラン長友編集長が『その心地いい緊張感がええのよ。緊張感を愉しむためにBARのカウンターがあるのよ。吉行淳之介も言うてたで。BARの中と外があんまり仲良くなりすぎるのはよくないって』なるほど。さすがBARのベテランである。

お客同士の会話にもある種の緊張感はある。Aというひとりの客とBというバーテンダー。そこにCという別の客。Aとバーテンダー、Cとバーテンダーは知った仲だが、AとCは初対面の客同士だとする。ひとりで飲んでいると、他の客とバーテンダーの会話が耳に入る。なんとなく話が混ざってきて、AとBとCの3人で話すようになる。しかし、お客同士のお互いの深いところまで入り込まないほうがいい。調子にのりすぎないほうがいい。そういう、人との距離感みたいなものをBARで学ぶことがよくあった。

心の中の師匠

「25歳でこの店を始めて、10年くらい経ってからですかねぇ。自分の職業はバーテンダーだと胸を張って言えるようになったのは」やっぱり、10年くらいかかるのか。バーテンダーの小澤さんにとって「師匠」みたいな人はいらっしゃるんですか?と聞いてみた。すると、「心の中にはいます」と即答。ほほう、どんな人なんだろう?「渋谷のJIGGER BARで働いていたとき、教えてくれた先輩がいらっしゃった。その店では接客のマニュアルなどは置かず、基本任せてくれたのですが、そこでの失敗や経験がいまの自分のベースになっています。その方が心の師匠ですかね」バーテンダーコンテストで優勝するとか有名な店で何年働くとか、そういうことではなく、自分の中に「心の師匠」を持ち、自分の仕事に責任を持つ、プライドを持つ。みんなそうして一人前になるんだなぁ。どんな職業も同じかもしれない。

業界用語

「宇多田ヒカルさんが婚約した時スポーツ紙が、お相手の職業を『バーテンダー』と紹介していたんです。うれしくなりましてね。スポーツ紙がちゃんと『バーテンダー』と書いてくれる時代になったかと。昔は『バーテン』とか言われてましたからね」職業名はちゃんとした名前で呼ぶべきですね、とかなんとか話していたら『バーマンとも呼ぶんですよ』と、常連のお客さんが会話に加わってきた。「こちらのTさんは、お仕事でパリやニューヨークのBARをよく回られているんです」と小澤さん。常連のTさんがこんな話をしてくれた。「パリの老舗BARで聞いてみたんですがね。最高のバーマンってなんでしょう?って。そしたらその店のオーナーは、『ひとつのお店で長くバーマンをやっていて、たくさんのお客を持つことだ』と言うんです」あらま、小澤さんのことじゃないですか、最高のバーマン。「お客はバーマンにつくんですよね」とTさん。「客はバーマンにつく」またひとつ、業界用語を覚えた。

シュウマイの冷めない距離

山崎ハイボールをお替りしながら取材を続けていて、お腹がすいてきた。「中華でも、とろか」長友編集長がBARという場所に似つかわしくない発言をした。雀荘に出前、というのはよく聞く話だが、BARに出前、はあまり聞いたことがない。これも南青山で長くお店を構えるもの同士の友情のようなものなのか、すぐ近所にあるチャイニーズレストランDからの出前を取ってくれるという。前菜盛り合わせ、春巻き、シュウマイ、腸詰などなど。助かります。腹ペコでBARに来てしまうことって、けっこうあるんですよね。そんなとき本格中華のお皿を届けてもらえるという老舗BARならではのサービス。まさに「中華が冷めない距離」。ただし、この離れ業をオーダーできるのは、何回か通ってから、なのかもしれない。「一流の店は一流の店から出前をとるのよ」これは長友編集長のお言葉です。

南青山で25年。たったひとりでこのBARをやっているバーマン、小澤さん。怖がらずに一見さんとして行ってみてもいいと思います。「クリネタで見たんですが」と言えばもう一見さんではありませんから。

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BAR JADA

東京都港区南青山6-2-7グレグラン骨董通りビルB1F

03-3797-0561

年中無休18:00~26:00(LO25:30)
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No.25 (2014年03月27日発売)
 クリネタ
http://www.crineta.jp

長友さんを偲んで【稀代】①モンド・バー
長友さんを偲んで【稀代】②BAR JADA
長友さんを偲んで【稀代】③ne & de
長友さんを偲んで【稀代】④ Salon書齋

 

うれしい書評③

Photo by Hotchkiss

電通から独立されたマーケター原正樹さんから、コメント(フェイスブックに書いてくれました)をいただきました。うれしいです!コピーライター以外の人にどう読まれるのか、とても気になっていましたから。「数字の後ろに人がいる」のP124に出てくる「マーケター」は、実は、原さんのことを思って書いたのでした。

うれしい書評③マーケター原さん編です。

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マーケター原 正樹
ずいぶん昔から、そして今も、いろいろな仕事でご一緒しているコピーライターの中村禎さんが、初めて出版された本です。人柄がにじみ出てくる良い本です。何か月も執筆に苦心されているご様子は、フェイスブックを通じて拝見していたので、こんなにあっという間に読んでしまっては申し訳ない、と思いつつ、本当に一気に読んでしまいました。

若いコピーライターの人たちはもちろんですが、そうでない皆さんにも是非とも読んでほしい本です。広告を作る人は、何を考えて、何を大切にして仕事をしているか、について、こんなにわかりやすく書かれた本はない。

私はコピーライターになりそこねて、その周辺でただただ理屈をこねて企画書を書くだけの仕事をしているわけですが、やはり禎さんと同じように、消費者、というか、普通に生きている人たち、広告の受け手のことに「思い至る想像力」を大切に仕事をしていているのだよなあ、と、自分の仕事の意味についても深く考えさせられながら読みました。

そして、本編の合間にはさまる、禎さんが学生からJ.W.トンプソンに入り、初めは営業からスタートし、コピーライターになり、サンアドへ、電通へと会社を移り、定年を前に独立されるまでのエピソードをつづったコラム「コピーライターへの道」が、なんとも言われず、良い。就職や仕事や会社や転職や定年や、そういうことについて悩む若者から定年間近の働く人みんなに読んでほしい。勇気がでます。
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コピーライターではなく、マーケターからの読後コメントがとても貴重で、とてもうれしい。この本は、コピーライターのために書いたものですが、「言葉を選ぶ」ことは、人に何かを伝える仕事をしている人、すべてに共通することだと思うから。読んでくれてありがとうございました。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)
うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)

うれしい書評②

Photo by 8代目 松田孝一

アマゾンの書評欄に書いてくださった方がいらっしゃいました。ありがたいことです。
うれしい書評②アマゾン編です。(3コメント)
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5つ星のうち 4.0
若手コピーライター向け
投稿者 SOR 投稿日 2017/3/6 形式: 単行本

コピーライター界の重鎮中村禎さんが書いた本。中村さんのコピーに対する思いがこの一冊に凝縮されています。内容はさすがコピーライターが書いた本だけあって、とてもわかりやすく、すらすらと読みやすいです。ご本人の声が聞こえてくる、中村さんがそばに居てアドバイスをしてくれるそんな本です。ビジネスマンにも読んでほしいとありますが、1番読んだ方がいいのは、やはり若手コピーライターではないでしょうか。迷える若きコピーライターたちに、これからの道を示してくれる一冊になると思います。ただ、一点気になるのはコラム。あれは必要なのでしょうか。話がわかりにくくなります。
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この手の本はだいたいが、書き方を教えてくれます。
なんとなく書けるようになった気になるんです。
でも、書けるようになればなるほど、どれがいいのかわかんなくなってしまう。

今までの本は足し算、この本は引き算。
多くのアイデアの中から、不要な案を減らし、良いものを見つける方法、
さらにそこから磨き上げる方法が書いてあります。


5つ星のうち 5.0
情報発信する人は必読
投稿者 Kindleのお客様 投稿日 2017/3/13

コピーライター向けの本ではありますが
読み手に伝える言葉を選ぶ必要があるのは
ブログでもツイッターでも同じだと思います。
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 なるほど。ありがとうございます。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)

うれしい書評①


Photo by 8代目 島田寛昭

初めて本というものを書いて、書店に並んだ姿を見て、「売れるのかなぁ」とか「読んだ人、ガッカリしてないかなぁ」と自分の分身のことをドキドキしながら見守っていました。「アマゾンの書評なんかでイジメられないかなぁ」とか、もう怖くて仕方がなかったのですが、うれしい書評も厳しい書評も、すべて読んでくださった方からの「ありがたい書評」なんだと思うと、なんだかスッキリしました。いい意見だけみよう、と思っていたけどそれは違う。フェアじゃない。読んでくれたというだけで、うれしいことです。それをまとめて記録に残すことにします。
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うれしい書評①土井さん編です。

「ビジネスブックマラソン」という有名な書評メルマガに取り上げてもらいました。会ったことのない人の気持ちを動かすのがコピーライターとしてのボクの仕事なのですが、いざ、自分が書いた本について、となるとドキドキです。

ビジネスブックマラソン Vol.4609
【BBM:超人気講師、語る】
『最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法』

こんにちは、土井英司です。

かつて、マーケティングの世界では、「良いコピーを書けば売れる」時代がありました。時代が変わり、今はそこに真実が伴っていないと売れない。いや、SNS時代になって、誰かは真実を知ってしまうから、下手すると言葉が下手でも真実が伴っていれば売れる時代になりました。とはいえ、今でも「良い商品」「良いサービス」が、伝え方が下手なために消えて行くという現実はなくなっていない。やはり経営者・マーケターは「言葉」を学ぶべきなのです。

ということで、本日ご紹介する一冊は、開講60周年を迎える「宣伝会議コピーライター養成講座」専門コースの人気講師が教える、良いコピーを書くための思考法。著者の中村禎(なかむら・ただし)さんは、サン・アドであの仲畑貴志さんから薫陶を受け、その後電通を経て独立した人物。ともすると書く側は、自己欺瞞、自己陶酔に陥ってしまいがちですが、本書では、それを戒めるための考え方が説かれています。オグルヴィやケープルズのような数値を用いた検証がないのが残念ですが、書き手の戒めとして、一読の価値があると思います。さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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■「広告コピーを書く」という作業には、言葉を「出す」ことと「選ぶ」ことの二つの仕事がある

■「いいコピーを書いているコピーライター」は実は、「いいコピーが選べるコピーライター」

■「一番搾り麦汁だけでつくったのでうまいことはわかっていました」とキリンという企業が言うわけです。それに対して消費者代表の緒形拳さんはフムフムと聞いている。で、こう言うのです。「ま、飲んでから、決める」と。この広告主は、「本当にうまいので、飲んでください」と言いたい。でも、そのままストレートに広告しても消費者の心は動かない。だから、出演している有名人に都合のいいことを言ってもらうのではなく、お客さん第1号として出演してもらい、消費者の代表として発言してもらったらどうか、と考えたわけです。この言葉はお茶の間に届きました。「私も飲んでから決めよう」と思ってもらえて、商品を気に入ってもらえて、一番搾りは大ヒットしました

■広告コピーは「商品を売るため」のもの、とざっくりとらえて書くのではなく、その商品の価格、その商品の使用頻度などを考えて、買うという行動の、何歩か手前にフォーカスを絞ってみるのです

■地図を見ながら歩いている人は、早く目的地に着いて安心したいはずです。だから、余計な文章を読ませることはムダであり、迷惑でさえあります

■一つ、メモした言葉をご紹介します。作詞家の阿久悠さんの言葉。
阿久悠さんにはご自分でつくった「作詞憲法15条」というのがある
そうです。その中の一つ「ヒット曲とは?」という項目。
「歌は時代とのキャッチボール。その時代の中の隠れた飢餓に命中
することがヒットではなかろうか」

■広告コピーを学ぶには、人の気持ちを想像する力が不可欠

■いい質問を思いつくことも、コピーライターにとって必要な能力

■「どう思われるか、調査しなければわからないような製品なんかつ
くるな」(本田宗一郎)

■「タクシー」→「不満」でどんなことが思い浮かぶか
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仕事がら、良い言葉はそうでない言葉の少なくとも10倍反響があることを知っていますが、本書ではそんな言葉をどうひねり出すか、著者の体験に基づく方法論が示されています。

眞木準さんが「きょ年の服じゃ恋もできない。」を思いついたのは、いつも黒い服を着ていたからじゃないか、という著者の推測が、じつに愉快でした。

大ヒットを生み出した言葉のほとんどは、地道な対話や試行錯誤から生まれてくるもの。本書は、その真実を伝えてくれる、じつに誠実な一冊です。ぜひチェックしてみてください。
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ホッ・・・。褒めていただきました。

うれしい書評①(メルマガ土井さん編)
うれしい書評②(アマゾン編)
うれしい書評③(マーケター原さん編)
うれしい書評④(中村組OB編vol.1)
うれしい書評⑤(中村組OB編vol.2)
うれしい書評⑥(TCC会報家田さん編)
うれしい書評⑦(コピーライター以外編)

うれしい書評⑧(コピーライター編)
うれしい書評⑨(信用組合月刊誌編)

我が子を見守る親の気持ち


なんと1位!?おそらく瞬間風速でしょうが、1位はうれしいです。記念に写真をアップします。汐留の文教堂書店さんですから、電通のみなさんやプロダクションのみなさんにお買い上げ頂いたのでしょう。ありがとうございます!社会に出た子を見守っている親の気持ちです。(宣伝会議の営業さんが写真を撮って送ってくれました。2017年3月6日現在)

実は昨日、恐る恐る地元の書店に行ってみたら、一冊も置いてなかったんです。トホホ。だからもう、これからは本は、文教堂書店で買おうと思います。

『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』

コピーライターのために書いた本ですが、コピーのテクニックの本ではないと思っています。コピーライターだけでなく、デザイナーやマーケターや営業や、人に何かを伝える仕事、広告屋としての思考法です。いろんな職業の人にも関係ある話だと思っています。

「世の中のあらゆる仕事はクリエイティブであり、
 言葉はすべて広告コピーの要素を持っている」

と思うからです。

コピーライター以外の方から「あれ、役に立ったよ」と言われたら、うれしいです。

http://amzn.to/2iiybou

【目次】
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第1章 広告コピーってなんでしょう?
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・企業の言いたいことを言うだけが、広告コピーじゃないよ
・売ることだけが目的か?
・広告なんて誰も見たいと思っていない
・文字の地図を書く、という課題
・本命コピーとおまけのコピー
・仲畑さんのコピーチェック
・コピーが書ける(=選べる)人になる
・隠れた飢餓に命中させる
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第2章 広告コピーを学ぶということは?
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・学ぶとは自分が感動すること
・学ぶ時には恥をかけ
・「そんなことで騙されませんよ」
・ダイアモンド鑑定士の育て方
・ワインの違いがわかる人
・コピーを判断する目盛り
・コピーライターに向いていない人
・想像力を鍛えるために
・現場検証の刑事になる
・どんな職業もクリエィティブだ
・なぜゴジラの身長は伸びたのか?
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第3章 さあコピーを書くぞ、の前に
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・なぜあなたはコピーを書くのですか?を考える
・コピーライターはお医者さん
・コピーライターは消費者の最前線にいる
・異論を歓迎する。脳ミソ混ぜる。
・先入観は持ち込み禁止
・オリエンで仕入れる
・数字の後ろに「人」がいる
・まず人間を観察する
・「ひとり」に向けてコピーを書く
・カタカナ語禁止→それ日本語いうと?
・制約は発明の父
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第4章 コピーを書く時、の話
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・頂点を高くするために底辺を広げる
・書いたコピーをヒントに次のコピーを書く
・ダーウィンの進化論のような図
・手で考える
・売り場に行ってみよう
・いいコピーが書ける場所
・飽きる、という進歩
・ 心をつかむボディコピー
・原寸大で考える
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第5章 コピーを書いた後の話
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・右目(個人的)と左目(客観的)で見る
・評論家みたいになるな
・仲畑チェックを自己分析
・どっちの声が聞こえるか(◎か×か)
・自分のコピーに意地悪なツッコミを
・ツッコミ方の具体例
・コピーを外まで持って行く
・コピーをターゲットに貼りつける
・クライアントの経営者として選んでみる
・遠くに置いてコピーを眺める
・置き去りチェック法
・コピーの熱が冷めるのを待つ
・耳ざわりのいい言葉
・「だって、そうじゃん」と言えるかどうか
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第6章 思い至ること
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・「なぜ?」を考える
・どうしてあのコピーができたのだろう1
・どうしてあのコピーができたのだろう2
・ SKAT.で審査の練習をする
・人の振り見て・・・
・相手の立場に立ってみる
・もしもコピーライターが飲食店の店長だったら
・留め石という想像力
・神父さんの言葉
・中村禎の座右の銘
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第7章 これからのコピーライターへ
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・コピーは変わる。コピーは変わらない。
・コピーライターとしての軸足
・コピーライターの未来は
・会ったこともない人を泣かす仕事
・転局組はなぜ強いか
・よろこぶのはまだ早い
・コピーライターは不足している
・チカラを出せ
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おわりに
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・独り立つコピーライターとして
・一冊の本に残すこと
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そのほか、コラム『コピーライターへの道 ―中村禎の場合― 』全6話収録
コラム1■なぜ養成講座に通ったのか
コラム2■作戦A
コラム3■作戦B
コラム4■サン・アドに入社できた本当の理由
コラム5■サン・アドから電通へ
コラム6■馴染めない日々からの脱出
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